「教員を辞めて起業したいけど、何からはじめたらいいの?」
「教員から実際に起業している人はいるの?」
今回は、そんな声にお答えする記事を書きました。
現在はブログやコンサルティングで副業もしています。
Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワーさんは4,500人以上!
おかげさまでたくさんの人とつながることができて嬉しいです。
教員での働き方に限界を感じている。
思い切って起業してみようかな、そう考えている人も多いと思います。
結論、教員が起業するなら、配偶者などの収入を確保しつつ起業するか、一度ベンチャー企業に就職してビジネススキルを身につけてからの起業がオススメです。
実際、起業のハードルはまだまだ高く、失敗する事例も数多くあるからです。
・教員からの起業にはどんな業種があるのか?
・失敗しないための注意点
・おすすめの起業方法
・実際に教員から起業した人をご紹介
教員から起業を考えているあなたへ。
急がば回れ、という言葉もあります。
お金をもらって仕事をしつつ、少数精鋭で実践的に幅広いスキルを身につけてから、自分のやりたい事業で起業するのもアリですよ。
\ITやベンチャーの求人も多数/
もくじ
教員からの起業、どんな業種があるのか?
教員からの起業は、やはり教育系の事業が多いです。
教員という専門性を充分に活かすことができます。
また、元々学校現場で疑問に思ってきたけど、従来の教育システムでは解決できない。
だから、起業するというマインドを持つ人も多いようです。
やはり子どもや教育が好きだから、教員になったという人がほとんどですからね。
<業種の具体例>
- 学習塾
- 料理教室
- 放課後等デイサービス
- 教育ICT支援
- カウンセリング、コーチング など
教員から起業すると、成功確率はどれくらいなのか?
起業してからの、会社の生存年数は、1年で40%、5年で15%、10年で6%と言われています。
つまり、100の会社が生まれると、10年後に事業を継続している確率は、わずか6%。
ただし、会社を作る数には法律上制限はないので、ひとつの事業が上手くいかなくても、修正して別の事業を立ち上げるという手もあります。
こうすれば、打席に立つ数が増えるので、成功確率はもっと上がります。
また、収入が不安、という方は後述する方法で収入を確保したり、ビジネスモデルを学んだあとで成功率を高めてから起業するという方法もあります。
教員から起業する方法、思い立ったらすぐ起業
まず必要なのは情熱
思い立ったらすぐ起業、という選択肢ももちろんアリです。
自分の考えたサービスで、世の中をもっとよくしたい!
教育分野のマイノリティーを自分の事業で救いたい。
起業する際に最初に必要なのは、「情熱」と語る経営者も多いです。
起業する際の失敗パターン
起業する際の主な失敗パターンは以下の通りです。
特に公務員以外の仕事をはじめて行う人や有力なツテがない人は事前リサーチが甘く、1年以内に事業をたたんでしまうパターンもあるようです。
- 事業計画がしっかりしていない
- 集客方法が甘い
- 資金の調達が上手くいかない
- 競合他者の分析が甘い など
教員から起業する方法、収入を確保しつつ起業
配偶者が公務員なら起業しやすい
配偶者や家族が公務員、もしくは安定した収入が見込める会社員であれば、起業のハードルは下がります。
毎月の給与収入でなんとか食べていくことができるからです。
もし、パートナーが働いている、理解を得られそうであれば、じっくりと相談の上起業へと舵をとってみるのもよいでしょう。
副業から始めてみる
今の仕事を確保しつつ、自分のやりたい事業にチャレンジする方法もあります。
(今のところ、起業する予定はありませんが)
ただし、注意点としては
・公務員の副業は許可が必要(認められない場合も多い)
・本業をやりながらなので、体力的にきつい
というポイントもあります。
教員から起業する方法、起業セミナーで学んでから起業
起業したいサラリーマンが増えている
「会社に依存しない生き方を探る」
「自分らしく、社会の問題点を解決し、収入を得る」
こんな起業セミナーも大都市では毎週のようにさかんに開催されています。
怪しいセミナーに要注意
ただし、注意点としては世の中には怪しいセミナーも多数存在するということです。
初回は無料とうたっておきながら、高額の商材を売りつけたり。
セミナーで仲良くなった人が実はサギ師やネズミ講の勧誘だった、というパターンもあります。
日本政策金融公庫や、各都道府県ごとの中小企業支援センターが行っているセミナーは、公共団体が行っているので、比較的安心できるといえるでしょう。
教員から起業する方法、ベンチャーに就職してから起業
起業のこと、どれくらい知ってますか?
起業するにあたって、あなたは以下の方法についてきちんと回答できますか?
- 事業計画書の作り方
- 銀行融資や資金調達の仕方
- 損益計算書や貸借対照表など決算書の作成方法
- 集客の仕方
「全部大丈夫! 任せておいて!」
という人は以下の記事は読む必要はありません(笑)
今すぐ起業へレッツゴーです!
お金をもらいながら学べる
不安というあなた、なんと、上記をお金をもらいながら学ぶ方法があります。
ベンチャー起業へ就職して、ビジネスモデルを学んだあとに起業する方法です。
ベンチャー起業は従業員一桁から数十人という会社が多く、ひとりひとりが任せられる仕事の量は多岐にわたります。
学校でも、大規模校の方が校務分掌が細分化されており、小規模校の方が幅広い分掌を受け持つのに似ていますよね。
ベンチャーに入社後、起業した人はたくさん
極端な話、あなたがやりたい事業に近いベンチャーに潜り込んで、数年でビジネスの回し方を学んで独立することもできます。
ベンチャーに入社後、自分で起業した人の例はいくらでもあります。
この方法ですと、
もし、自分はやっぱり起業に向いてないなと思っても、社員という身分は保たれるので安心。
また、ベンチャーで実績を上げれば、次の転職先も決まりやすいというメリットもあります。
\ITやベンチャーの求人も多数/
教員から起業した人の例
ツイッターで募集したところ、以下の方々のご紹介をいただきました。
教員から起業した人が実際に存在していることは、とても勇気づけられます。
自分のやりたいことに打ち込んでいる姿は、輝いておられますね。
料理サロン経営、井上さゆりさん
小学校の教諭から、2021年に料理サロンを起業。
料理教室やオンラインサロンでの健康によい食や時短料理の情報提供、会員同士の交流促進などをなさっています。
コロナ禍で食の安全や健康に関するニーズはますます高まっているので、ますます成長しそうな分野ですね。
ホームページがとにかくオシャレなので、必見です。
放課後等デイサービス、いろはさん
特別支援学校の教員から、放課後等デイサービスを起業。
夢は農業できるフリースクールと地産地消のカレー屋さん、そして宝石屋さんにみたいなお菓子屋さんをつくること。
地域に密着した運営で、保護者からの信頼を得ておられます。