
こんにちは、約3年前に中学校の教員をやめて民間企業に転職した、さとるといいます。
Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワー数はおかげさまで3,000人以上!
「教員をやめたいけど、いま一歩踏み出せない…」
「教員をやめたいけど、何からはじめていいかわからない」
「教員をやめたいけど、我慢して働いている」
こんな教員の方々のお悩みが少しでもラクになるような記事を書きました。
教員ってほんと多忙ですよね。
人間関係のストレスなどで、休職したり退職に追い込まれたりする人も非常に多い。
僕も小さい頃から学校の先生になるが夢で…
でも、現実は校務分掌や保護者の対応、よくわからん研究授業の準備……などなど。
そして中学で一番時間が取られるのが、部活!
学校の激務に疲れている人、まだまだいるんじゃないかな。
・教育困難校での指導、保護者対応や部活指導でひたすら働く
・管理職をみていると将来に希望がもてない…
・帰宅すればワンオペ育児の妻と毎日ケンカ
ほんとにツラかったら、やめてもいいんだよ。
大丈夫、辞めてもなんとかなるよ!
そう、声に出していいたい!
僕は31歳の時に教員を退職して、転職活動をしました。
もちろん民間企業で働いたことがない公立教員にとっては、きびしいこともありましたが、ようやくホワイト企業への内定をゲット!
教員をやめたあとの生活

・月残業10時間以内
・毎日19時までに帰宅して家族と夕食を囲む日々
・土日出勤なし、ストレスは教員時代の約3分の1に
独身の方でしたら、自分の趣味に打ち込める時間や、友人や恋人との時間、スキルアップにあてることもできます。
家族との時間、そして本を読んだりブログを書いたりと自由な時間。
転職して、ようやく人間らしい当たり前の生活を手に入れました。

もくじ
教員を辞めたいあなたへ贈る3つの方法
教員をやめたいあなたには3つの選択肢があります。
順番にご紹介していきます。
その1、このまま教員を続ける
悩んだすえ、教員を続けるという選択肢ももちろんアリです。
当ブログでは教員の方が仕事の生産性やマインドを高めるためのオススメ本をご紹介しています。
その2、すぐに転職活動をする
転職活動は年齢が若ければ若いほうがいい。
20代なら、未経験者歓迎の求人もたくさんあります。
また、30歳以降で転職を成功させるコツについても紹介しています。


その3、スキルアップをして自分の価値を高める
コツコツと勉強をするのが得意な教員の方はITスキルとの相性がバツグン。
実際にプログラミングなどを身につけて転職や年収アップに成功された方もいらっしゃいますよ。

教員を辞めた元先生たちの体験談
当サイトに寄稿いただいた、10人の先生たちの体験談をまとめています。
希望をもって教師になったものの、さまざまな葛藤を抱え転職を決意。中には休職をしていた先生もいます。
現在ではみなさん次のステージでいきいきと活躍されています。
また、僕の体験談を読んでいただける方は、このまま下の方へ読み進めてください↓
教員やめたい→実際やめた そんな僕の生い立ちを簡単に

両親が共に教員、という家庭で育った僕
1985年生まれ。
生まれも育ちも京都府です。
中学の教員をしていた父親と、元小学校教師で専業主婦だった母親との間にうまれました。妹が一人います。
教員を目指した理由は、小さいころから教員にあこがれていた!
とまではいかなくて……
父親が教師をやっていたのもあり、一番身近な仕事といえば教員。自分も学校の先生になる!とそんな思いを抱きながら育ちました。
実際に親も学校の先生って人多いですよね。
最近では親御さんも「教師だけは、やめとけ!」というそうですね(汗
ドラマ(GTO)にあこがれて教員になった
本格的に「先生になりたい!」と思ったのは、中学生の時にドラマでやっていた「GTO」。
反町隆史さんと松嶋菜々子さんが出てたあのドラマです。
カッコいい! 面白い! 僕もあんな風に生徒との距離が近い、型破りな先生になりたい!
中学・高校と退屈な授業ってたくさんあるじゃないですか。
それでも「学校って面白い!」と感じてくれる生徒が少しでも増えたらいいなって。
あとは「公務員だから安定してるし…」というよこしまな心もあったこともここで白状いたします。
両親からも「公務員はオイシイぞ」みたいな洗脳もありましたね。
教採試験の面接では
「尊敬する父親の姿にあこがれて、やりがいを感じて」とかホント当たりさわりのないことを言ってました。
*ちなみに初めて教壇に立ってから9年後、親にだまって教員やめました↓

教員やめたい…高校・中学の社会科免許を取得

勉強は人よりちょっとだけ得意、くらいのレベルだったので大したことないのですが、何個か受けたうちの京都の私立大学へ進学。
歴史が好きだったので、社会の先生になろうと思って中学社会科と高校地理・歴史・公民の免許を取得しました。
教育実習……つらかったっす。必死で授業の準備をして、担当の先生から指導案の練り直しを何回も言い渡されていました。
夜中の2時3時まで準備をしていた記憶があります。
3週間で5キロやせました(TOT)
教員やめたい…講師→初任へ

教員やめたい、新卒講師時代
僕が教員採用試験を受けたのは2007年。
当時の京都府の倍率は中学校全体で約5倍、社会科の採用でいうと10倍以上はありました。
周囲も「一発で受かるのは無理だから、まずは講師からだよね」みたいな空気がありました。
僕もご多分にもれず、無事に落ちて講師登録をして、京都郊外の某中学校に講師として配属。
最初に戸惑ったのは、授業以外に仕事がめちゃめちゃ多い!
生徒とのやり取り以外に作成すべき書類が山のようにある。
担任持ってなかったけど、ついていくので精一杯。
初年度から部活の顧問。バレー部の副顧問だったのですが……
「若い先生に経験をつませないと」というよくわからん理由で、土日の練習や遠征などはほとんど付き添ってました。
教員やめたい、初任時代
2年目からは担任を持つことになりました(最初は中2)。
学級経営とはなんぞや。そんなこともわからん若造をよくも生徒たちは受け入れてくれたなと今でも思います。
不登校の生徒の家へ定期的に訪問したり、3年目では担任した生徒の卒業式に立ち会ったり、中学高校と自分が続けていた剣道部の顧問になって、生徒と一緒に稽古で汗を流したり。
毎日ヘトヘトだったけど、充実感もあった。
若かったから、勢いでなんとかやっていけた。
そんな感じです。

教員やめたい!保護者対応や人間関係がツラい…荒れた校区へ

教員は辛い、辞めたいという気持ちを抑えながら
それまでも生徒が万引きしてスーパーに謝りに行くとか、ひきこもりの生徒の家に訪問しても効果なしとか、色々な経験をさせてもらったのですが、初任地はまだ平和だった。
それを僕は次の勤務校で思い知ることになります。
教員6年目に赴任した先はいわゆる教育困難校でした。
生徒が警察に補導されて呼び出し、を何回も経験。
そして、問題を起こす生徒の親は怖い、一筋縄ではいかない。

教員はストレスが多い、辞めたい
保護者対応に生徒指導、もちろんテストの採点や授業準備などやるべきことはたくさんあります。
どの先生も膨大な量の仕事を抱えていて、管理職に相談するもやんわりと「最終的にお前がなんとかしろ」と言われ……
それでも、独身時代・そして子どもがいなかった時はなんとかやれていました。
教員やめたい…結婚後ついに学校での仕事が詰む
そんな中、うれしいこともありました。
友達の紹介で知り合った妻と結婚。
そして、妊娠・出産。
妻の育休復帰後、なんとか早く帰って家事をこなしたい→できない、せめて週末くらいは→部活指導や残務でそれすらままならない。
とうとう仕事が回らなくなりました。
妻と毎晩のように口論、家庭は崩壊

当時の我が家は、家は散らかり放題。食器は流しから出してそのまま洗って利用。食事もインスタントやレトルト・スーパーの惣菜、など。
くたくたになって家に帰ると、フルタイムで働きながらのワンオペ育児の妻が待ち構えています。
お互い初めての育児で、仕事と家庭の両立にものすごいストレスを抱え(というか僕はほぼ家事をしてませんが…)毎晩のように口論してましたね。
そして泣き叫んでいる長男。
こんなんじゃ家庭教育にいいわけないですよね。
「教師の子どもは意外とグレる人が多い」
そんな言葉も頭をよぎっていました。
教員をやめるのが決定的となったできごと
息子が2歳の時だったと思います。
保育園の発表会、僕は普段通り部活指導に行っていました。
僕はそれが当たり前だと思ってました。
長男の出産にすら立ち会えてません。
ふつうに教壇に立って授業をしていました。
帰宅後、妻に泣かれました。
「他人の子どもと自分の子ども、どっちが大事なの?」
妻も限界でした。
夢に見てた幸せな家庭とは、ほど遠い現実。
僕はこうやって、一生息子の成長を見ず、妻との語らいもなく生きていくのだろうか?
僕の中で、何かが音を立てて崩れていった、そんな瞬間でした。
他にもあった教員を辞めたい理由
教員は疲れたので辞めたい
勤務校では僕ら教員も過酷な労働環境でしたが、管理職はもっとヒサンでした。
「あー、1ヶ月ぶりにちゃんと休めるわ」
なんて管理職の自虐ネタを聞いていると、自分の10年後、20年後のビジョンが全く見えませんでした。
たしかに教育の現場はやりがいもあるけど、僕はこのまま余裕もなく押しつぶされるように教師としての日々を送っていくのだろうか…
30歳過ぎてからの転職はきびしいって言うし、動くなら早いほうがいいのでは…
そんな考えが頭をよぎりました。
教員を辞めたい!そして転職
上記の家庭での1件以来、教員の仕事には身が入らない日々でした。
部活指導も土日はなるべく休みにし、他の先生にまかせるようになりました(さすがに大会は引率してましたが)保護者からクレームも来てましたね。
もはや、教師という仕事は僕の中で魅力的なものではなくなっていきました。
妻も、僕のしんどそうな姿を見かねてか
「ホンマにしんどかったら、やめてもいいんよ。しばらくは私の稼ぎでなんとかなるやろうし」
そんな言葉をかけてくれました。
ほんとうに今でも妻にはとても感謝してます。

教員辞めたい→仕事を探す
教員を辞めたい、30代での決断
教師やめよう! 転職しよう!
そう思っても……
公務員ってつぶしが効かないって聞くし、どうなるんだろ……
という不安がありました。
ネットで色々と情報を調べていくうちに、転職サイトや転職エージェントという制度があることを知りました。(恥ずかしながら大学生の時に就職活動をしたことがなかったもので)
結局、僕は2017年の3月で9年間におよぶ教師生活にピリオドを打ちました。
教員やめた→転職活動!
その後、職業訓練でMOS(マイクロソフトの資格)の講座を受講しながら、転職活動を開始。
転職エージェントの方と何回も面談させていただき、エントリーシートや職務経歴書の書き方から面接でのテクニックなど色々と教えていただきました。
「転職の面接突破法」みたいな本も自分で買って研究。
世はアベノミクスの好景気にわいていて、教員として文字通り死ぬ思いで9年間やってきたのがありがたくも評価されました。
20社ほど受けたうち2つ内定をいただき、その中で現在の中堅メーカーに就職を決めています。

教員やめた→Twitterでの発信をはじめました
現在はメーカーで営業(外回り)をしています。
製品や部品を車に積んで取引先を回るルートセールスが主です。ノルマもあるんですが、日々ルートセールスやっていたらだいたい達成できます。
たまに達成できないと上司との面談が入りますが、きっつい保護者を相手にすることを考えたら楽勝です(失礼)
正直、年収や福利厚生は下がりました(汗
それでも教師だった時に比べて、会社の周りの人もあくせく働いてなくておおむね優しくしてくれます。
毎日だいたい6時に退社。7時には家に帰って家族と夕食を囲み、5歳の長男と今年生まれた長女とお風呂に入って、長男とその日保育園であったことをお話しながら寝かしつけ。
「働き方改革」で世の中のサラリーマンはすでに体験していたのかもしれない。当たり前の生活。そんな幸せを手にしつつあります。
教員をやめたいあなたのためのブログ!

教員が向いていないので辞めたい、そんなあなたへ
このブログは「教員をやめたい、でも何からはじめたらいいのかわからない」
そんなあなたのためのブログです。
教師の転職、面接でのコツ、働き方などについて発信していきます。
以下、よく読まれている記事を簡単にご紹介させていただきます。
教員をやめたい、年度途中でも退職してOK?
もちろん、3月末で退職するのがいちばんなのですが。
そうは言ってられない事情もありますよね。
自治体にもよりますが、制度上は「原則1ヶ月前までに伝えればOK」としている所が多いです。
立つ鳥あとをにごす形になってしまうかもしれませんが、一番大事なのは、あなたの人生ですからね。

教員を辞めたい、小学校の先生の転職体験談
教員をやめて別のステージで活躍されている元小学校の先生の体験談を寄稿いただいてます。
鈴木直子さん
TwitterとInstagram合わせてフォロワー1万人超え!
現在は、発達障害の子どもを支えるLITALICOという株式会社で活躍されておられます。

栗野泰成さん
小学校の講師から青年海外協力隊へ、そのあとコンサルティング会社で活躍されておられます。
体験談では学校だけではない、広い世界を語ってくださっています。

特別支援学校の教員を辞めたい
国立大学を卒業して、小学校と特別支援学校の教員を経験。
しかし28歳の時に、同僚からパワハラを受けて極度のストレスのため休職。
その後一発奮起して転職活動、2020年2月についに第一志望の会社の内定を決めたあいさんの体験談です。

教員からの転職を成功させるには
転職エージェントが成功への近道
「転職活動といっても何からはじめていいのかわからない」
「特別なスキルもないし、転職なんてできるんだろうか?」
そんな悩めるあなたのために「転職エージェント」というサービスを少しだけご紹介します。

転職エージェントとは
・人材紹介サービスのひとつ。 転職希望者が抱える様々な悩みを解決し、その求職者にとって最適な転職をサポート。
・転職希望者それぞれに、専門のスタッフがついて対応してくれます。
・基本的に、サービスは無料。
もうひとつ、転職サイトを使って自分で求人を見つけて応募するやり方がありますが
・そもそも転職すべきなのか?
・職務経歴書の作成
・企業への応募、日程調整、年収などの条件交渉
上記のことをすべて自分でやっていかないといけません。
転職がはじめての教員にはかなりハードルが高いですよね(涙
そんな転職初心者の教員にオススメなサービスを2つご紹介しておきます。
登録・相談は無料! 電話やSkypeなどの相談にも対応しています。
また、登録しても転職を強制されるわけではないのでご安心を!
エージェントに相談した結果、自分のやりたいことが明確になって教員をつづけるという選択肢ももちろんアリです。
リクルートエージェント

転職をしたことがない人も、「リクルート」という名前は聞いたことがあると思います。
転職支援実績数はNo1! 転職を考えるならまずは登録しておいて損はないエージェント。
リクルートエージェントでは一般公開している求人の他、20万件以上の非公開求人を取りそろえています。
また定期的に無料の「面接力向上セミナー」等を開催しており、転職に関する様々なノウハウを学ぶことができます。
実際に利用してみたり、周りの口コミを見ての感想ですが、業界の知識が豊富で企業との交渉力があるエージェントが多いなという印象を受けます。
・業界最大手、転職支援数No1
・登録者だけが応募できる非公開求人が20万件以上
・業界の知識が豊かで企業との交渉力のあるエージェントが多い
\業界最大手ならではのサポートが手厚い/
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そんなあなたに一度見ていただきたいのがウズキャリというサービス。
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