教員生活

高校教師をやめたい7つの理由と乗り越え方、100人以上の先生達からのホンネ

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「高校の教員をやめたい」

「正直、やってらんないよ」

「乗り越えられるような、いい方法ないかなあ?」

そんなあなたに向けた記事を書きました。

さとる
さとる
こんにちは、31歳の時に中学教員から機械メーカーへ転職したさとるといいます。

現在は企業の採用面接新人教育も担当しています。

「教師からの転職」をテーマに発信しつづけた結果、
Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワーさんは4,500人以上!

おかげさまでたくさんの人とつながることができて嬉しいです。

僕は「教師からの転職」をテーマに発信しているからか、Twitterでたくさんの先生たちからDMの相談をいただきます。

その中でも、高校の先生が辞めたい理由で特徴的なのが、以下の7つ。

  • 仕事量が多い
  • 部活動
  • 生徒との関係
  • 保護者対応
  • 人間関係
  • 校務分掌の多さ
  • 将来性のなさ
さとる
さとる
やはり悩んでいる人は、たくさんいるんですね。

乗り越え方としては、主に3つを提唱しています。

辞めたい!と思ったら

・働き方改革を進める

・どうしても無理な場合は休職する

・転職活動をする

特に転職活動については、僕は全ての教員が一度は転職活動した方がいいと心から思っています!

・学校生活以外の広い視野
・時間を捻出するため業務の効率化もできます
・在職中に活動すればノーリスクです

この記事を最後までお読みいただければ、あなたの心のモヤモヤが晴れて理想の生活へと一歩を踏み出すことができますよ。

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高校教師を辞めたい、仕事量が多い

1日あたり3時間以上の残業

高校の教師は毎日仕事量が多く、常に時間に追われています。

ベネッセ総合研究所の調査によると、2016年時点の高校教師の平均在校時間は1日「11時間33分」。

2010年と比べて17分増えており、勤務時間は年々増加傾向にあります。

社会人の1日あたりの実働時間を平均8時間とすると、1日あたり、3時間以上の長時間労働をしていることになります。

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若手教員はさらに大変

年齢層別にみると、若手教員の方がベテラン教員に比べ、学校にいる時間が1時間以上長いです。

さとる
さとる
特に負担となる運動部の顧問は、若手が担うことが多いですからね。

経験年数によっても差があるとはいえ、いずれにせよ長時間労働であることに変わりありません。

忙しすぎて寝る暇もない高校の先生たち

また、高校教師の平均睡眠時間は「5時間55分」となっています。

さとる
さとる
平均、ですから上記よりもっと眠れていない先生たちもいるわけですね。

必要な睡眠時間は人によって差があるとは思いますが、この睡眠時間は多くの人にとって短いのではないでしょうか。

授業の準備も満足にできない

そして、高校教師の悩みでとても多くあげられるのが、「教育行政が学校現場の状況を把握していない」との悲痛な叫び。

「ただでさえパンパンなカリキュラムに、これ以上新しいことを組み込めるわけがない」などといった事情で、学校側も頭を抱えています。

また、「教材準備の時間が十分に取れない」 などの、やらなければいけない仕事量に対して時間が足りないといったストレスも多いですよね。

教師の仕事の中で根幹となるのが「授業」。

その準備が満足にできないことは確かに辛いですよね。

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高校教師を辞めたい理由、部活動

未経験部活の顧問になる場合も

ほとんどの高校教師が、何かしらの部活動を担当しています。

担当する部活は、必ずしも自分の希望通りではありません。

自分が経験したことのない部活の指導を任されることもあります。

さとる
さとる
僕も初任の時は未経験の運動部の顧問になり、とてもキツかったです。

平日は多忙な上に土日も部活動の指導があり、気がつけば休みなしで何十連勤していたという教師もいます。

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勝って喜ぶ生徒、心の中で泣いている先生

学校行事や部活動を含め、土日の出勤が「ほとんど毎週」だと答えた高校教師の割合は50%以上で、半数以上を占めています。

もし生徒が大会で勝ち上がっていくと、翌週の土日も引率しなければいけなくなります。

そのため、勝ったにもかかわらず、実は心の中で泣いている先生も

部活動手当は雀の涙

部活動で休日出勤すると、一日2,000~3,000円ほどの手当てが出ますが、「これでは完全に割に合わない」と感じている教師も多いでしょう。

また、平日は通常通り学校があるので、代休を取得することもできません。

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高校教師を辞めたい理由、生徒との関係

そもそも授業が成り立たない場合も

高校生は年齢的に非常に多感な時期。

そのような高校生を相手に指導や教育を行う事は、気苦労が絶えません。

特に偏差値が低い高校だと、そもそも授業が成り立たないところから課題だったりします。

「生徒の学習意欲が低い」、「義務教育段階の学習内容が定着していない生徒が多い」と感じている高校教師は多いです。

進学校でもイジメはある

生徒も一人ひとり個性があり、さまざまな考え方や感性をもっているので、中には不登校になる生徒もおり、その対応が必要です。

また、担当クラスで「イジメ」が 起きることもありますよね。

「進学校だとイジメはないだろう」と思われがちですが、そうでない学校と比べて、表面化しにくい、「陰湿なイジメ」が起きている可能性があります。

イジメまでとはいかなくても、「勉強ができる人のカーストが高い」、「マウントのとりあい」などがしばしばありますよね。

たとえ勉強の成績が良かったとしても、課題が多い、授業時間が長いなどでストレスを抱えている生徒が多いことなどが影響しているのではないでしょうか。

高校教師を辞めたい理由、保護者対応

モンスターペアレントとの遭遇

高校教師は、生徒だけではなく、その親である保護者も相手に仕事をしています。

生徒に何か問題や心配事がある場合はもちろん保護者の協力も必要になります。

自分の子どもの問題を認めなかったり、ひどい場合は教師に責任転嫁して、威圧的な態度で接してくることもあります。

俗にいう、モンスターペアレント。

どこの学校でも1度は遭遇しますよね。

学校に過剰な期待をする保護者等

また、「そのようなことまで対応できるわけがない」と思うようなことを言ってくる、学校に過度な期待をもっている保護者もいます。

もちろん保護者からの意見は、すべてが理不尽なクレームというわけではなく、中には正当な要望もあります。

保護者とコミュニケーションが必要な際に、自分は連絡ができるタイミングだったとしても保護者が忙しいといったケースはよくあります。

そのようなときは、先方の都合に合わせないといけないので、夜に対応せざるを得ないこともあります。

このように誠実に対応したとしても、その分の残業代が支給されるわけではないので、心身ともに疲弊する大きな要因となっています。

高校教師を辞めたい理由、人間関係

職員室は戦場

人間関係の悩みに関しては、生徒はもちろんですが、実はそれ以上に教師同士の人間関係がかなり複雑です。

同じ科目の教師同士や、同学年教師の集まり、校務分掌などで、複数人の教師と一緒に協力して仕事をすることも多いです。

教師といっても、それぞれ「理想の教師像」や抱えている家庭事情はさまざまですし、ベテランもいれば新人もいて、立場はバラバラ。

職場の人間関係が合わないと悲惨

教師に限らず多くの社会人が、人間関係に関して頭を抱えていますが、こと学校においては、人間同士の付き合いが大きなウエイトを占める職場であるため、人間関係が合わないと悲惨です。

仕事量が膨大なので、経験が浅いうちは特に、周囲の同僚の助けを借りたい場面が多いはずです。

「仕事・性格の相性が合う人が1人でもいたらどんなに楽か……。」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。

一緒に働くメンバー次第で、「去年は忙しかったけど、今年は比較的マシだった。」なんてこともよくある話でしょう。

高校教師を辞めたい理由、校務分掌

授業に集中したいのに

授業や部活動以外にもさまざまな仕事があり、代表的なのが「校務分掌」です。

何を任されるかにもよりますが、これが結構大変です。

具体的な校務分掌の種類に関しては、私立高校か公立高校か、また地域(都会か地方・田舎か)によってもかなり違っています。

どこでも大体あるのが、「教務」、「進路指導」、「生徒指導」です。

書ききれないくらいある校務分掌

例えば生徒指導(生活指導と呼ばれる場合もある)であれば、

・校内や敷地内の見回り

・いじめや不登校の生徒対応

・万引きした生徒をお店に引き取りに行く

・地域住民からのクレーム対応

・地域の祭りの見回りに駆り出される

などといった業務があります。

校内の巡回(お手洗いなど)に関しては、落ち着いている学校と、大変な学校とでは頻度が違うこともあります。

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膨大な業務量の原因になっている

教師は一人ひとりがもっている仕事量が膨大なので、教師間で複数の仕事をもちあって助け合っていますが、その中で「いじめや不登校の生徒対応」は生徒指導担当が任されていることが多いです。

もちろんこれは担任の先生の役割も大きいです。

特に初任者等経験が浅い教師は、校務分掌に関して右も左もわからないことが多く、慣れることが大変かもしれません。

会議の中でベテランの教師がどのような意見を言っているのかをしっかりと聞き、考え方や向き合い方を知ると良いのではないでしょうか。

高校教師を辞めたい理由、将来性のなさ

将来に不安を抱える教員は多い

高校教師の多くは、将来のことでいくつかの不安を抱えています。

・ずっと長時間労働が続くのではないか

・民間転職でアピールできるポイントが少ない

・少子化や自治体財政の悪化で予算が減るのでは

といったようなことです。

長時間労働に関しては、若いうちは踏ん張りがきくかもしれませんが、年齢を重ねていくにつれ体力的に厳しくなるので不安ですよね。

教員からの民間転職は大変

また、長時間労働は、それ単体の問題ではなく、他の悩みとセットとなることで、より深刻化しています。

たとえば、「日々多くの仕事をこなしているが、かと言って、場所を変えても生かせるスキルが身についている実感がない」などです。

世間ではしばしば、「教師は世間知らず」と揶揄されています。

悲しいことに、教師から民間企業への転職がそれなりに難しいことは事実です。

世知辛い世の中ですね。

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高校教師のやりがい

それでは、少し話題を変えて高校教員ならではのやりがいについて見ていきます。

さとる
さとる
初心に帰ることで、あなたのモヤモヤも晴れるかもしれませんよ。

生徒の人生の転換期に携われる

生徒の何気ないひとことが嬉しい

高校教師ならではの大きな魅力は、生徒の人生に関わる仕事ができるという点でしょう。

高校卒業後の進路は、「就職」あるいは 「大学・専門学校受験」などであり、こういった人生の重要な局面に携わることができます。

社会に出てからも教師に会いに来てくれる元教え子は多く、卒業式を終えたら縁が切れるわけではありません。

「先生のおかげで希望の大学にいけました」
「受験では失敗したけれど、先生の勧めで受けた第二志望の学校で自分のやりたいことを見つけることができました」

と言ってくれる生徒もいます。

教師も人間ですので、生徒がこのようなことを伝えてくれた時はやはり嬉しいです。

教員を目指してくれる教え子も

他にも、「先生に出会って教師に興味をもったので、教師を目指して頑張っています」 なんて言われたらめちゃめちゃ嬉しいですよね。

自分の日頃の教育やささいな行いが、生徒の人生に大きく影響していることを実感するでしょう。

若い感性にふれることができる

一般的には、社会に出た途端に周りの人の年齢は同級生かそれ以上になることが多いため、若者と接する機会が減ります。

ですが、高校教師は毎日生徒と一緒に過ごすので、刺激があり、日々感じることや考えさせられることがたくさんあります。

よって、生徒だけではなく、生徒とともに自分自身も成長していることを感じる場面も多いのではないのでしょうか。

また、若い世代で流行っているファッションや芸能人、音楽などをすぐ知ることができるなど、若者と生活をともにすることで、いつまでも気持ちを若く保つことができます。

さとる
さとる
その影響か、高校教師は見た目が若々しい先生が多いですよね。

給与は安定している

公立高校と私立高校で待遇の違いはあると思いますが、勤務先が倒産するようなことはほとんどなく、一般的に信用のある職業として見てもらえることが多いです。

住宅や車のローン、クレジットカードの審査も問題なくおりるので、心配する必要がありません。

さとる
さとる
ちなみに僕は教員を辞めたら、カードの審査に見事に落ちました……
教員をやめる前にやっておくこと、クレジットカードをつくっておこうこんにちは、「教員からの転職」をテーマに発信をしている元中学教員のさとる(@SatoruTeacher)です。 この前、何気なくこ...

給料は毎年昇格するので安定していますし、福利厚生もしっかりしているため、安定して長く働きやすい職業です。

また、あまり周りからの評価を気にする必要がありません。

採用試験に受かっていない非常勤や期限付き教師であったとしても、「採用試験は難しいから数年かかっても仕方ない」と思われたり、教師を目指していること自体好印象をもってもらいやすかったりするためです。

高校教師をどうしても辞めたいなら転職活動してみよう

高校の教員の辞めたいと思う理由7選とやりがい3つについて、見ていきました。

このサイトは、

「教員から転職したい人が次のステージで輝けるように」

「教員を続けたい人が、悩みが晴れて活き活きと働けるように」

と僕が願いながら作っているサイトです。

・長時間労働やストレスでもう限界
・教員という仕事の将来性が不安
・他の世界も経験してみたい

そんなあなたは、転職を考えてみるのもアリです。

転職活動といっても、辞表を叩きつけて退路を絶ってひたする突き進む必要もありません。

今の仕事を続けながら活動すれば、よい転職先が見つからなかった時も日常に戻れるのでノーリスク

教員以外の世界も覗いてみたいあなたは、まずは一歩踏み出してみるのもアリですよ。

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