こんにちは、「教員からの転職」をテーマに発信をしている元中学教員のさとる(@SatoruTeacher)といいます。
教員からの転職体験談をご紹介する大好評シリーズ第4弾!
今回は20代の元高校教員の女性、あすみさん(仮名)からいただいた体験談です。
*身元バレを防ぐため、匿名希望とのことです
念願の高校教員になったものの、過酷な労働環境のため体を壊して休職。
その後、転職活動をへて民間企業へ転職。
現在は専門の物理や理系分野を活かして活躍されています。
もくじ
教員からの転職!高校の教師から民間企業へ
教員を志望した理由
高校の物理の先生がきっかけです。
授業がとても楽しく,物理が大好きになりました。
私も,その先生のように,物理の楽しさを伝えたいと思い,教員を志望しました。
理系の大学を卒業したのち,高校の理科教員になりました。
教員時代の思い出
生徒たちと一緒に過ごした日々です。
大きな行事から日常の些細なやりとりまで,全てが思い出です。
楽しいこともあれば,私の力不足で失敗してしまったこともあります。
あの生徒にもっと違った接し方をしていたら…,と今でも思うことがあります。
転職しようと思った理由
過酷な労働環境から体調を崩すことが何度かあったのですが,ついに学校に行けなくなり,休職したことがきっかけです。
休職するまでは,いつも仕事に追われ,転職を真剣に考える心の余裕がありませんでした。
教員をずっと続けていけるのか,体調を崩しながら続けることに意味はあるのか,周りに迷惑をかけるのではないか,など,休んだことで,ゆっくり考えることができました。
ゆっくり考えた結果,このまま体調を崩しながら教員を続けるのは,私から教わる生徒のためにも,私と一緒に働く先生のためにも,良くない…
そして何より自分のために,良くないと思い,転職を考えました。
転職活動での良かったこと,苦労話など
転職活動で良かったこと
良かったことは,視野が広がったことです。
転職活動をしたことで,教員以外の職業の労働環境を知り,教員の労働環境がいかに過酷だったか分かりました。
体調を崩して学校に行けなくなったことを,自分に問題があるとずっと考えていました。
視野が広がったことで,自分を責める気持ちが減り,前向きに考えられました。
転職活動で苦労したこと
苦労したことは,今までは教員になるという夢があって,それに向かって努力してきたため,それがなくなり,どうしていいか分からなくなったことです。
ずっと教員を目指していたので,自分の中心となっていた部分がなくなった感覚でした。
現在の会社へ
今の会社に決めた理由
私が転職で大事にしていたことが
・専門である物理や理系分野を,活かせる仕事
・新しいものがどんどん入っている世の中で,需要がある仕事
この2つでした。今の会社は,どちらも当てはまっていると感じたので,決めました。
実際に民間企業で働いてみて
先生やっていた時は必死にせかせか動いても、「ホント気が利かないwポンコツw」と言われていたのに、
今の会社では、 気を利かせて動こうとしたら、「女性にやらせるのは申し訳ないので」、と断られて、ビックリしてしまいました。
私という人間は、そこまで大きく変わっていないのに、 環境によって本当に生きやすさが違うと感じました。
使用した転職エージェントや転職サイトなど
転職サイトは,たくさん登録していました。(5つくらい)
その中でも,特に良かったものについて書きます。
リクルートエージェント
求人の検索機能が充実していて,良かったと思います。
大手企業の求人もたくさんありました。
UZUZ(ウズキャリ)
転職エージェントさんがとにかく丁寧でした。最終的に決めた会社も,UZUZ(ウズキャリ)から紹介してもらった求人です。
・20時間におよぶ就活サポート
・ブラック企業を求人から排除
・既卒者を採用する優良企業が多数
紹介してもらった求人のほとんどが、残業時間が20 h以下のものばかりでした。(あくまでも求人票の記載の時間ですが。)
また、過去にUZUZを通して採用された人がいる求人が多く、エージェントさんの話だと、過去に採用された人の話からも、過酷な労働環境でないとのことでした。
エージェントさんとの面談は約60分を2回行われ、転職について詳しく相談することができました。
また、面接対策も行ってもらい、1社面接を受けに行くごとに、1回模擬面接をしてくれました。
エージェントさんとLINEでやりとりを行うことができ、気軽な相談が可能です。
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おすすめの本
「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」
著者:北野唯我
転職で実際に参考にした本です。
転職初心者の心得が物語形式でわかりやすく書かれています。
転職を志す教員へひとこと
教員を辞めたら,どうやって生きていけばいいのか分からない,と感じていたときもありました。
でも,教員を辞めても,ちゃんと生きていけます。
教員以外の道もたくさんありますよ。