
こんにちは、「教員からの転職」をテーマに発信をしている元中学校教員のさとるといいます。
今回は、元女性教員の転職体験談ということであにえさん(@Aniert)に質問に答えていただきました。
関東在住の20代の女性の方です。
写真もお借りしました。
浴衣がよくお似合いの和風美人ですね!
ちなみにドラクエシリーズが大好きらしく、ツイッターではスライムのアイコンでつぶやいてらっしゃいます。
SE→教師へ転職→再びSEへという経歴をお持ちの方。
特に女性の方や、SE(システムエンジニア)への転職に興味のある方にぜひお読みいただければと思います。
もくじ
教員からの転職、20代女性の場合
それではさっそくあにえさんからいただいたご回答をご紹介します。
教員になろうと思ったキッカケ
中学時代の恩師に憧れて志望しました。
当初、教員採用試験には落ちて一度は夢をあきらめ、技術や専門知識をつけたいと思い民間企業でSEとして働いていました。
配属先のプロジェクトは毎年障害が発生し、常にデスマーチでした(涙)
「どうせ残業するなら本当にやりたかったことで残業したい!」
と学生の頃からの夢を叶えるため臨時的任用教員に転職しました。
教員時代の思い出
教育困難校だったこともあり、毎日が戦争でした…トラブルには事欠きませんでしたね(笑)
印象に残っているのは、通常級の総合の授業を支援級の子の付き添いとして来ていた私が代わりに進めたことです。
私は副担任でも何でもなかったのですが、担任が来なかったので仕方なく…。
ちなみに、担任は階段の踊り場で生徒指導(キレて怒鳴る)を行っていました。
SE時代にはかろうじて貰えた残業代すら出ず、休みも月に1日程度でした。
一番やりたかった授業と授業準備にはほとんど時間を割くことができませんでした。挙句、専門外の仕事(担当外の教科、校務分掌、部活動など)ばかりのしかかってきました。
気づけば、7時出社22時退社、休暇月1日、平均残業100時間というめちゃくちゃな環境で働いていました。
その結果、私は身体と心を壊しました。
転職しようと思ったキッカケ
うつ病と診断され休職した時です。
教員から転職!SE(システムエンジニア)へ
転職活動で印象に残ったこと
良かったこと
教員の労働環境の異常さを再認識できたことです。
民間経験者でも、朱に交われば何とやら、気づけば私もすっかり異常な労働環境に慣れっこになっていました。
幸い私は、体がサインを出してくれたおかげで強制離脱できました。
今もあの環境にいたら…と思うと、ぞっとします。
苦労したこと
とにかく暑かったことです。夏に転職活動を行ったので、スーツが暑くてしょうがなかったです。
今の企業へ就職を決めた理由
前々職での経験を生かしつつ、新しい知識を身につけることができると思ったからです。
週休完全2日制、夏季休暇5日間、冬期休暇5日間、福利厚生が充実しており、資格手当や教育制度が手厚いのも魅力的でした。
使用した転職エージェントとそれぞれの印象
doda
メインで使っていました。求人数の多さは一番だと感じました。
リクルートエージェント
職務経歴書の添削用に使っていました。 文章の添削を丁寧に行ってくれるのでありがたかったです。
type
サブで使っていたので、正直印象は薄いです。 エージェントサービスは利用せず、登録して非公開求人だけちょこちょこ見ていました。
教員からの転職へ目指す方へひとこと
自分の成果を数字で客観的に示せるように準備しておきましょう。 転職に迷っているなら、今のうちに「自分のキャリアの棚卸し」をしておきましょう。
あにえさんの書いたnoteおすすめ記事をご紹介
あにえさんは「note.mu」で意欲的な記事をたくさん書かれています。
心理学系や認知行動療法についても非常に造詣が深い方です。
まさに才女ですねー。
何者にもならない
あにえさんの仕事観。
あにえさんの幼少期の頃のお話や、最初に民間企業に就職したエピソード。
そして教員として奮闘して、現在の考えに至るまでの記録が綴られています。
キャリアに悩む教員の方に特にオススメです。
「逃げてもいいんだよ」のその先へ
逃げるは恥だが役に立つ。
「逃げる」は立派な戦略です。逃げ時を見誤ったら一気に全滅します。
「一旦撤退して、体制を整える」と考えてみてはどうでしょう。
そんな優しくも力強い言葉が綴られています。
ついつい頑張ってしまってツラい思いをしてしまう。そんな人へオススメな記事です。
京都、うまいごはんと甘味処
大学生の頃は夏休みに必ず京都へ行っていた京都マニアことあにえさんが、京都のお手頃なご飯やさんと甘味処を紹介しちゃうよ!!!
いやー、関東の人なのにめちゃくちゃ詳しいですね。
ここに載っているお店を巡るだけで、京都観光がさらに楽しめる。
そんな記事に仕上がっています。
手軽に京都を楽しみたい人には痒い所に手が届く記事です。
ちなみに僕のオススメをTweetしたら、バッチリ掲載していただいちゃいました!
教員からの転職、女性の場合
あにえさん、快く掲載許可をいたただきありがとうございました!
自分なりの世の中に通用する武器と、幸せのカタチを求めて突き進むあにえさんの姿に記事を書いていて僕もとても励まされました。
そしてうつ病と診断されても再就職できることは、非常に勇気づけられました。
8月からの再就職先でも活躍を祈念しております!
また当ブログでは元教員の方々の転職体験談を募集しております。
悩んでいる教員の方を勇気づけたい!
自分の思いを発信したい!
などなど
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