「教員を退職した人は、その後どんな生活を送っているの?」
「辞めたあとって、きちんと仕事って見つかるの?」
「安定した公務員の収入を捨てても大丈夫なの?」
そんな声にお応えするお話をさせていただきます。
現在は企業の採用面接や新人教育も担当しています。
「教師からの転職」をテーマに発信しつづけた結果、
Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワーさんは4,500人以上!
おかげさまでたくさんの人とつながることができて嬉しいです。
確かに、教員を退職することを考えると不安でいっぱいになりますよね。
でも大丈夫、僕をはじめとして、教員を辞めて楽しく暮らしている人がこんなにもたくさんいるのですから。
・僕が安定している公立教員を辞めた理由
・苦労のすえ、今の勤務先の内定をゲット
・公務員と民間との違いにはじめは戸惑う
・今では、教員から転職してよかったと100%言い切れる
・他にもいる!教員から退職した人のその後の暮らしをご紹介
この記事を最後まで読んでいただければ、あなたも教員を辞めたあとの生活をリアルに想像することができます。
そして、きっと前に進む勇気がわいてきますよ!
●教員を辞めたいと思うあなたへ
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もくじ
教員から退職したらその後はどんな生活?
僕が安定している公務員を辞めた理由
僕が中学教員を辞めた理由は大きく3点です。
・平日は朝7時からノンストップ労働、休日は部活指導や残務で月100時間以上の残業、もう限界
・ワンオペ育児で頑張っている妻やほとんど一緒に過ごせてない長男のためにも、もっと自由な時間が欲しかった
・「1ヶ月ぶりにようやく休めるわ」という管理職を見ていると、ずっと教員を続けるのは不可能と判断
詳しくは、こちらの記事に載せています。
教員は在職中に転職活動した方がよい
とにかく忙しすぎて、在職中に新しい仕事を見つけるのは不可能と悟った僕。
妻とも相談のうえ、退職してから再就職先を探すことにしました。
無職のまま転職活動することは、かなりのプレッシャーが伴います。
できれば、教員を続けながら転職活動することをおすすめします。
苦難の末、なんとか就職先が決まる
「元教員」「公務員」「30歳以上」
という肩書は、残念ながら転職市場でもあまり良い評価をされず、お祈りメールの毎日でした。
ハローワークや転職サイトなどを使ってもなかなかうまくいかず。
転職エージェントという支援サービスを使うことで、ようやく活動が軌道に乗りはじめました。
教員を辞めてから約3ヶ月、なんとか現在勤めている中規模メーカーの営業職に内定を得ました。
教員から退職したその後のお話、仕事編
最初は公務員と民間との違いに戸惑う
大学生の時に就職活動も経験していなかった僕にとっては、民間企業で働くことは戸惑いの連続でした。
・そもそも名刺交換のやり方すらわからない
・自分の電話の対応の仕方があっているのかわからない
・取引先に行っても、専門用語が多すぎて顧客が何を言っているのかわからない
民間企業の利点もある
とはいえ、民間企業ならではの利点もあります。
きちんと残業代が支給される
最初にいただいた給与明細の「時間外労働手当」という項目に、きちんと数字が入っていた時は衝撃的でした!
教員時代はどれだけ働いても、給与は固定でした。
これが……もしや、大学時代の友人たちがよく言っていた「残業代」というやつでは。
都市伝説ではない! ほんとうに存在していたんだ!
民間は良くも悪くもシビア
コスト意識の違いもあります。
今の会社では「時間もコストのうち」という感覚があるので、ダラダラ残業をしていると怒られます。
成果が数字でわかるので、きちんとパフォーマンスを発揮していないと指導が入ります。
その代わり、結果を出しているとちゃんと褒めてもらえます。
元公務員の僕でも、昇進して部下を持つことができました。
今では、ワークライフバランスが取れたおおむね幸せな生活を送っています。
僕は教員を辞めて良かったと100%言い切れます!
課長に「さとるくんちょっと…」
って呼ばれて何かやらかしたかな…
もしや、ついにTwitterがバレたのかなと思ってたら↓
昇進が決定しました!㊗️
「民間で本当にやってけるんですか?」
と退職時に校長にイヤミを言われた僕に
10月から3人の部下ができます元教員でも、やれば出来るんや!
— さとる@教師からの転職 (@SatoruTeacher) August 30, 2019
教員から退職してその後得たもの
僕の中で、教員から退職して得たものは大きく3つあります。
民間企業でもやっていけるという自信
退職する前は「公務員を辞めても民間企業できちんと働けるのだろうか?」
という不安でいっぱいでした。
教員時代に培ったプレゼン能力や、折衝力、顧客との会話からニーズを引き出す力などは、民間企業でも活かすことができます。
もちろん、若ければ若いほど適応能力は高いので、もし教員から転職を考えている人は早めに動くことをおすすめします。
圧倒的に自由な時間
僕の場合、月100時間以上の超時間労働、土日も出勤という生活から。
残業は月10時間程度、土日は基本休み、と生活が一変しました。
圧倒的に自由な時間が生まれました。
余暇時間は家族と過ごしたり、本を読んだり、自分の好きな勉強をしたりと充実しています。
年収は100万円減りましたが、自由な時間は代えがたいものです。
実践的なスキル
民間企業で実績をあげていくことで、今後もし会社が潰れたとしてもなんとかやっていけるだろ、と実践的なスキルが身についています。
・契約をとったり、ニーズを引き出す営業のスキル
・ホームページ運営などのマーケティングスキル
・部下のマネジメント方法 など
現在では、副業でもWebライターとして月10万円以上の売上を安定して上げています。
ライターという仕事に興味がある方は、こちらの記事もご参照ください。
他にもいる!教員から退職してその後の生活を満喫している人たち
他にも、教員から転職してその後の生活を充実させている方は、たくさんいらっしゃいます。
実際に知り合った方を何名かご紹介させていただきます。
教員から大手企業へ、めぐさん
東京都の公立小学校教員だっためぐさん(@mgmg05311)。
28歳の時に、大手企業の営業サポート職へと転職。新しい仕事に奮闘しつつ、ワークライフバランスが取れた毎日を送ってらっしゃいます。
すでに一緒に暮らしているご主人と無事に結婚式も挙げられました!
おめでとうございます。
教員からエンジニアへ、だいすさん
元小学校の先生、学年主任まで勤め上げた実力派。
30歳を過ぎてから未経験のエンジニアへの転職を果たした、だいすさん(@dice_motosensei)
今は教育×IT(EdTech:エドテック)の現場で活躍しながら、ご自身でも勉強を続けてらっしゃいます。
こうして、自分の好きな勉強をする時間が取れるのも、教員から転職したメリットですよね。
体育教員からプログラマーへ、しらかわさん
25歳の時に体育教員から転職した、しらかわさん(@shirakawa_1995)
本人いわく、大学はFラン、スポーツの実績以外に目立った特技はない、プログラミングなんて触ったことがない。
からの、IT業界の将来性に惹かれて転職を決意。
今では田舎での生活を満喫しつつ、リモートワークで仕事に励んでらっしゃいます。