このあいだ、すげえ人に会ってきました!
しかも飲み会で3時間くらい隣に座って話を聞けました!
紛れもなく、教育界に革命をもたらす方です。
しかも、フツーに小学校で教えている先生。坂本良晶先生、通称さる先生(@saruesteacher)
龍谷大学法学部出身の36歳。
Twitterやブログで「教育の生産性」について発信しながら、現在も京都府の小学校教諭として活躍されています。
今日はその方をご紹介します。
❶教育の生産性改革とは?
『教師の勤務時間を減らしつつ、子どもの正の変化を増やして行こう』
このWIN-WINな考えが『教育の生産性改革』です。#watcha pic.twitter.com/4VcXsgYnZe
*この記事は現役銀行員ブロガーうたのん様(@utano_bank)より寄稿いただいたものです。
もくじ
さる先生(坂本良晶さん)ってどんな人?
小学校の先生なのに定時退勤
国営ブラック企業、と言われる学校現場。
参考 Yahooニュース『公立小学校で33.5%、公立中学校では60%以上の教師が過労死ラインの労働時間』
それなのに、さる先生はほぼ毎日定時退勤。
もちろん、サボっているわけではありません。
あらゆる知恵を絞って、仕事を効率化しているのです。
さる先生のブログ(2019年2月現在では非公開になっている)で以前タイムカードを掲載しておられましたが……
つーか、毎日5時退勤やんけ!!
えっ!!(二度見、三度見)
すっごー!!
ただもんじゃねーな、この人。
というわけで、7月29日に会いに行きました!
まあ、始業時間が早いから、トータルの労働時間で見たら僕の方が少ないな(←謎のライバル心 笑)
さる先生(坂本良晶さん)の必殺ワザ!丸つけ界王拳!
我々のイメージでは、テストの丸つけって、授業中に生徒がやったものを、職員室に持って帰るなり、あるいは家に持って帰ってやるものだと思うんですよ。
それを
テスト実施→丸つけ→返却 まで45分間でやりとげる。
すごい……感心しました。
この手法は間違いなく、他の業界でも使えます。
基本、仕事って手を止めずになるべくその場で打ち返した方が、効率がいいですもんね。
テストの45分。
その時間のテストを、その時間のうちに採点する。
返して、直しまでさせる。満点の子は教え手に回ってもらう。
今学期、これを本気でやり出したら、もう圧倒的になってきた。
仕事を早く終わらせながら、子どもの学びのアウトプットを最大化。
これぞ生産性向上。#教育の生産性 pic.twitter.com/2xCY4jjGyH
さる先生に聞いてみた「Watcha(ワッチャ)って何?」
Watchaとは教育イベントの問題児。
誰が主催してもいいし、教員以外の人が参加してもいい。
Twitterを中心に拡散・募集されるゲリラ的な教育イベント。
今やお堅い先生の講演会より、Watchaの方が人が集まるらしい。
あーでも実際飲み会の場にもいらっしゃいましたが……
「さる先生すごい!」
「さる先生みたいになりたい(目がハート)」
って先生や教師の卵が、佃煮ができるくらいたくさんいます。
なんと、モテモテですね(笑)
でも、それが目的じゃないんですよね。
教育の生産性 という考え方が当たり前になる。
中心人物がいなくても、やっていける。
Watchaは傘連判状(からかされんばんじょう)だと飲み会の席でおっしゃってました。
首謀者はいない。みんな平等。そしてゲリラ的に巻き起こる活動。
さる先生(坂本良晶さん)に実際に質問してみた
さる先生がTwitterやブログで発信するようになったキッカケは?
以前Yahoo知恵袋で、学校の働き方改革に関する質問に対して
『いや、定時退勤できますよ』
とさらりとコメントしました。
すると…
「学校の教員が定時で退勤なんてできるわけない」
「お前、ほんとは教員じゃないだろ!?」
と、大炎上!!(笑)
ウッキー、くやしい! と思ってその悔しさバネに発信しようと思ったのが始まりです。
さる先生の今後の夢・野望など
破壊、そして創造!
いったん既存の教育システムの枠組みを壊す!
そして新しい理念をもとに、持続可能な教育システムを創り出します。
僕たちはその橋頭堡(前線基地)となるべく、今まさに分水嶺(岐路、勝負どころ)に立っていると思います。
☑︎組織と個の共鳴
組織が個を信じ、個が組織を信じる。
信用を媒介として組織と個が温かく繋がれば、無駄な仕事を消し去ることが出来るし、働く人の幸福感も満たされる。
Patagoniaは地球環境を大切にするというMissionの下、あらゆるリスクテイクをし成功させてきた。
学校はどうだろう。 pic.twitter.com/x7ScYw6Cxo
さる先生(坂本良晶さん)に実際に会ってみて
教育は国家百年の計。
日本に住む以上、未来の日本を創り出す「教育」に無関心ではいられない。
全ての日本人が一度は体験している、「教育」
それを真剣に変えようと確固たるビジョンを持った、サムライがいる。
間違いなく、このムーブメントは乾いた草原についた火種のように、日本を巻き込んでいくとことでしょう!
教師という枠を超えて、保護者、地域、そして官僚や政治を巻き込んで。
あと、「敵対勢力の暗殺に気をつけてください」って忠告しときました(笑)
さる先生のツイッター(フォロワー1万人超え!)
なんかそろそろ著書を出版されるとかされないとか。
楽しみにしています!
発信力すごい、図もうまいし、ほんと気付きがたくさんある。
おかげでブログ記事やツイートをたくさん貼りまくってしまいました(笑)
さる先生、今後のご活躍を心より祈念しております。
ミスチルファンという共通点もありますし、
一緒に定時に帰りましょーね。
追記 さる先生の『全部やろうはバカやろう』ついに出版!
\ 全部やろうはバカやろう/
おかげさまで、かなり良い感じの初動になりました。ありがとうございました。
Amazon全体ランキングで40位台に入ったり、新着ランキングでスマブラの攻略本と競ったりしつつ、今は落ち着きました。
お手元に届いた時にまたツイートしていただければ幸いです😄#全バカ pic.twitter.com/oOo8IhbTG2
2019年3月6日 ついにさる先生の著書「全部やろうはバカやろう」出版!
感想記事もアップしましたよ!
この本が長時間労働に苦しむ先生を救い、良い教育を作っていく。
そしてそれが子どもたちに還元される。
教育の生産性をめぐる戦いはまだ始まったばかりです!
さらに追記、さる先生の著書第2弾「ミッションドリブン」発売!
2019年11月、さる先生の2作目となる著書が発売されました!
回転寿司チェーンで売上トップだった転職教師の僕が、Twitterで「学校のブラックな働き方」を変えていく話。
前作のテーマは学校の先生向けの「教育の生産性の実践」。
今回はさる先生の今まで生きてきた道のりを踏まえての
・生産性を上げた、そのあとのお話
・ミッション(使命)とは何か?
が大きなテーマになっています。
紹介記事を書いていますので、合わせてご覧ください!