教員生活

50代で教員を辞めたいあなたへ、知識と経験があれば色々選択肢があります!

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「もう50代。ずっと教員をやってきたけど、辞めたい」

「教員の仕事が気力体力ともにつらくなってきた」

「辞めると今の生活は大丈夫だろうか」

長年続けてきた教師の仕事を辞めたいあなたのために、この記事を書きました。

さとる
さとる
こんにちは、31歳の時に中学教員から機械メーカーへ転職したさとるといいます。

現在は企業の採用面接新人教育も担当しています。

「教師からの転職」をテーマに発信しつづけた結果、
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おかげさまでたくさんの人とつながることができて嬉しいです。

50代の教員は、経験や知識があるだけに退職を引き止められがち。

「もったいない」「ここまでやってきたのに」とさんざん言われますよね。

ですが、体がしんどく、毎日ぐったり。

神経も擦切らせて働く。

そこまで必死でがんばらないといけないのでしょうか。

相手の考えを押し付けられて身動きがとれないなら、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?

教員を辞めるにあたっては、これまでがんばってきたからこそ、実は様々な選択肢があります。

さとる
さとる
人生100年といわれる時代。
まだまだ半分あるんです。

自分らしい生き方へシフトチェンジしてもよい時期です。

ただ、お金の面も気になりますよね。

安定的な収入がなくなっても、今の生活を続けられるのか。

またどうすればいいのか。

この記事では、50代教員の働き方と資産についても触れています。

この記事のポイント

・50代教員が辞めたい理由
・教員を辞めたいと思ったときにできること
・辞めたいときは情報収集と準備が大切
・資産管理は、専門家に相談する方法もある

最後までお読みいただければ、よりよい選択や今後の準備ができますよ。

教員 辞めたい
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50代の教員が辞めたい理由

まずは、あなたが仕事をやめようかと考えている理由をきちんと明確化しておきましょう。

50代の教員が「もう仕事を辞めようかな」と思う理由は主に以下の3点に集約されます。

  1. 日々の仕事で感じる体力の衰え
  2. 新しいことを覚えるのが大変
  3. 責任が重すぎる

あなたの考えに近いものも、きっとあるはず。

順番に解説していきます。

日々の仕事で体力の限界を感じる

年齢による体力の衰えは誰にでもあることです。

・立ちっぱなしの授業は足腰にくる

・土日の部活動で休む時間がない

相次ぐ行事や特別活動の準備でヘトヘト

こういったことに、心当たりはありませんか?

50代になると筋力の低下で、体を動かす仕事はつらくなります。

また、体力を回復させる機能も低下するといわれています。

しっかり寝たはずなのに、翌朝疲れがとれない、ということも。

そのような状態で、毎日子供たちと同じエネルギーで接しなければいけません。

元気いっぱいの子どもたちと行動を共にするのは大変ですよね。

教員の仕事は体力勝負

民間企業のオフィス勤務であれば、ゆっくりと席に座って仕事ができます。

しかし、教員の仕事は体を動かす仕事ばかり。

50代になっても若いころと同じ、気力体力で乗り切らなければなりません。

これまでできていたはずなのに、と焦る気持ちもあるでしょう。

ただ、体力の限界を超えた仕事は、将来的に体の不調につながります。

無理は禁物です。

新しい仕事を覚えるのが大変

学校でもIT化の流れが止まりません。

GIGAスクール構想やICT教育など、新しいものがどんどん取り入れられています。

それ自体は悪いものではないし、否定するつもりはない。

だけど、覚えるのに必死。

若い先生たちがサクサク取り入れているのを見ると、肩身が狭くなる。

50代になると、覚えようと思ってもなかなか記憶に定着しづらいと感じることはありませんか?

どんなことでもイチから新しいことを覚えるのは、大変ですよね。

正直、今までの仕事内容の方がやりやすい

本音をいうと、

・正直これまでの黒板とチョークの授業がやりやすい

・プリントを配って説明をするほうが慣れている

という方も多いのではないでしょうか。

新学習指導要領や、大学共通テストの変更に合わせて、指導内容にも変化がありました。

これまで試行錯誤して磨き上げてきた授業スタイルが再現しづらくなりました。

だけど、何年も教員をやってきたので、できない、わからないは言いづらい。

勉強熱心な先生だからこそ、努力でなんとかしようとがんばる方も多いはず。

学校内での責任が重すぎる

年齢が上がっていくとともに任される仕事の責任感の大きくなっていきます。

50代になると、管理職になっている先生も多いと思います。

校長、教頭はもちろんのこと、主幹や主任でも業務量が多すぎるという声をよく耳にします。

僕が勤務していた学校の教頭先生は、土日も学校にきて本当に忙しそうでした。

激務で心身ともにすり減らしている姿を見て

「昇進しても大変だな、自分はここまでできない」と感じていました。

経験がある分、責任が重くなる

校務分掌の責任者なども重たいですよね。

校外とのやり取りが多い分掌だと机の上は、書類や資料、ポスターでいっぱいなんてことも。

また、教員経験が長いベテランということで、保護者からのプレッシャーもあります。

ちょっと緩やかに働こうとすると「ハズレの担任」呼ばわりされるので、常に全力疾走。

授業だけではなく、生活面でも完璧な先生像を求められますよね。

校内だけではなく日常生活全般で、常に気を張っている感があります。

50代の教員が辞めたいと思った時は

では、実際に辞めたいと思った時はどんな行動をとればよいのでしょうか。

20代のように、次の収入のアテもないまま退職届を叩きつけるわけにもいきません。

きちんと準備をして、戦略的に次のステージへと向かいましょう。

有効な方法は主に以下の3つです。

  1. 早期退職制度を利用する
  2. コネなどをフル活用して転職
  3. 思い切ってセミリタイア

順番に解説してきます。

早期退職制度を利用する

教員には、定年前に退職する「早期退職制度」があります。

勧奨退職や早期勧奨退職などと呼ぶ自治体もあります。

地方公務員の退職等状況調査によると、このような早期退職制度による退職は年間で11,521人

意外と多くの人が利用しています。

*参考 総務省 令和元年度地方公務員の退職状況等調査

ただし、定年まで勤めた場合と比べると、今後の給与はもらえなくなるので注意が必要です。

それでも、自治体によっては、早期退職の場合は退職金を上乗せしてくれる制度もあります。

教員 退職 手続き
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さとる
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退職金、受け取れる年金額は加入の共済組合などで確認できます。

受け取る金額が把握できれば、この制度を利用した方が良いのか、退職後の生活設計をどうするか判断する材料になります。

また、早期退職制度が適用される条件や手続きは各自治体によって異なります。

退職を申し出るタイミングによって、受け取れる退職金の額などが違うため、所属の自治体の制度をしっかり調べましょう。

制度の利用にあたっては、退職日の属する前年度に勧奨を受けるなどの条件もあります。

1年以上前から余裕をもって準備をしておくと良いでしょう。

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コネなどをフル活用して転職

教員を辞めてしまっても、今まで積み重ねてきた経験や知識は消えてしまうわけではありません。

これらを活かして、転職をするという選択肢もあります。

長年教育業界にたずさわっていえれば、同じ業界の人脈も広がっているはず。

教育業界は経験者が歓迎される風潮です。

教育現場での知り合いや関係者を通じて、同じ業界に転職するケースが多くあります。

例えば、

  • 塾講師
  • 出版社の教材制作
  • 教育系メディアの記事執筆や編集

など。

まったく畑違いのIT業界やマーケティング業界でも、開発中の教育ツールに現場教員の知見が欲しいといったケースもあります。

さとる
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別業種でも、「人に教える」職種はニーズが多いです。
  • 民間企業の人材開発
  • 社会福祉系の生涯教育
  • 外国人労働者が多い企業の日本語教師

これらも、教員のスキルを活かせる仕事です。

学ぶ姿勢の強い教員は、資格取得も向いています。

難関資格を取ってセカンドキャリアとして、新しい仕事を始めるのも良いですね。

50代の教員の転職戦略については、こちらの記事に詳しく書いてあります。
ぜひ、参考にしてみてください!

教員 50代 転職
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思い切ってセミリタイアする

セミリタイアとは「適度に働き、残りは自分のための時間を過ごすこと」です。

・体力の衰えで、手抜きの授業や仕事をするのは自分のプライドが許さない

・これからは若い先生たちが中心の時代、第一線から潔くよく身を引きたい

とはいっても、

・まだ社会に貢献したい気持ちもある!

それなら、仕事をしながら自分のために時間を使って有意義に過ごす方法もあります。

教員はワークライフバランスが取りづらい仕事です。

長年ふんばってきたのであれば、もう少しライフの比重を増やすのも良いのではないでしょうか。

  • 非常勤講師として働く
  • 週3日ほどの勤務をする

これも立派な働き方です。

ただし、収入面では不安定になります。

さとる
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セミリタイアには、お金の知識が不可欠です。

セカンドライフでかかる費用、もらえる退職金や年金の額、どれくらい貯蓄があれば乗り切れるかなどは、十分な下調べが必要となってきます。

実行に移す前に、情報収集や、日ごろの収入支出を把握する、資産運用や管理の知識を広げるなど準備をしておきましょう。

きちんと知識を得て備えれば、セミリタイアという選択肢も可能です。

50代の教員が辞めたいなら十分な準備を

辞めたいと思ったときの選択肢はさまざま

ここまで、辞めたいと感じたときにできることとして

  1. 早期退職
  2. 転職
  3. セミリタイア

を挙げました。

ご紹介したように、「辞める」と一口に言っても選択肢は意外と色々あるものです。

どれが良いかは、ひとりひとりの抱える事情や価値観によって変わってきます。

自分の気持ちや今の状況と向き合って、一番しっくりくるものを選べるようにしましょう。

いずれの選択肢に対しても言えることですが、行動を起こす前にしっかりと下調べすることが大切です。

それぞれに準備が必要だったり、適切なタイミングがあったりします。

期間に余裕をもって進めれば、焦ることなく最良の選択ができます。

そのためにも、気になった今、少しずつでも情報取集を行うと良いです。

やはり一番のネックはお金

教員を辞めるにあたって一番心配なのはお金の問題です。

毎月の定期的な収入は減ってしまいます。

しかし、50代は親の介護費用や子どもの教育費、住宅ローンの返済など、固定費の支出を多く抱えています。

まだまだお金がかかる時期ですよね。

年金受給までこれらの費用と生活資金を確保できるのか、検討する必要があります。

かつては安定していると言われた、教員の退職金も年々減少しています。

もはや退職金だけで預金で悠々自適の生活、というのは難しくなってきています。

いくら切り詰めようとも、将来的に、自身の医療費や自宅のリフォーム代などの大きな支出も想定されます。

ただ、なんとなく老後が怖いから無理して働く、お金が心配だからつらくても続ける
で良いのでしょうか。

漠然としたお金の不安は、具体化し、対策をすることで解決できます。

50代以降は「自身の資産を管理する」という意識が大切です。

転職退職前に資産相談すると安心

資産管理は、

・今後の収入を見える化する

・将来を想定しながら設計を行う

ことが必要です。

しかし、忙しい毎日の中すべてを自分でするのは大変です。

書籍やネットの情報も各種ありますが、必要な金額や手をつけるべきことはひとりひとり異なります。

何より、自身の資産を客観的に分析するのは難しいです。

そこで、資産管理は専門家と行う方法もあります。

今は個人の資産管理とアドバイスを行うサービスも充実しています。

これらは資産家や企業オーナなどではなくても、一般の人が気軽に相談できるものもあります。

相談費用、管理費用が低額なものもそろっていますよ。

資産というと銀行や証券会社の窓口が思い当たります。

ですが、こういった資産管理をより専門的に行うサービスに相談してみるのもいいですね。

お金に関する見通しが立てられれば、自由な選択ができます。

漠然とした不安を取り除き、自分らしい働き方、生き方を設計してみましょう。

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