転職のコツ

教員からの転職、親に相談せずに転職活動した僕の話~無理に打ち明ける必要なし

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「教員から思い切って転職したいけど、親や親戚はなんていうだろうか…」

こんにちは、「教員からホワイト企業への転職に成功」した、元中学教員のさとる(@SatoruTeacher)といいます。

教員をやめて違う道も考えてみたいけど、親や周囲に反対されている。

あるいは、親にいうべきか迷っている。そんな人も多いかと思っています。

今でこそ、「教員からの転職」をテーマにTwitterで2600人以上の方にフォローいただいて少し調子にのっている僕ですが、

実は、親に黙って教員をやめました。

・親に言わなくてもなんとかなる

・親世代の価値観と現代の価値観はまるで違う

・やったことある人に相談しよう

親に黙って転職活動してもなんとかなるよ、とそんな実例をお伝えします。

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教員からの転職、親に言うべきか黙っておくべきか

親に転職を告げるべきか? メリットとデメリットを整理しておきましょう。

親に退職・転職のことを告げるメリット
応援してくれる可能性がある
金銭面での援助をもらえる可能性がある

親に退職・転職を告げるデメリット
・近しい関係の人が反対に回るとなかなかつらい
的はずれな口出しをしてくる可能性がある

親に黙ってるメリット
自分のペースで転職活動できる

親に黙っているデメリット
・後ろめたい気持ちになる
・事実が発覚したあと関係が悪くなる場合も

では、なぜ僕が教員をやめたことを親に黙っていたのか、黙っていた結果どうなったか体験談を交えてお話します。

・教員・公務員一家の僕の家系

・父親にそれとなく相談するも全否定

・妻の実家は割と寛容

→それなら、だまって転職活動しちゃおう!

教員・公務員一家の僕の家系

僕の父親は教員で、母親も元小学校の教員でした。

ちなみに妹も市役所勤務、親戚では叔父さんも某県庁、叔母さんも準公務員です。

さとる
さとる
いやぁ、あらためて書くと公務員多いですね(笑)
退職したかった主な理由

・月100時間以上の長時間労働
・土日も部活や残務などで休みがない
・ワンオペ育児で家庭がすでに崩壊しかかっている

実家に帰った時に父親に上記のことをこぼすと

「俺たちの時はもっと働いていた」

「今はしんどいかもしれんが、自分の子どももいつか大きくなるし、それまでの辛抱だ」

「教員にはやりがいがある、教員やめてどうするんだ?、他に仕事なんてない」

そりゃあ、いってることは正論かもしれませんが、僕がしんどいのは今なんですよ、と。

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妻との家族会議で教員をやめることを決定

妻は味方だった!

僕の妻は民間企業で勤務しています。

当時3歳の長男をかかえ、平日は夜遅く帰宅、土日もほとんど家にいない僕に対して

完全にワンオペ育児でした。

妻の意見は
「年収は多少下がってもいい、もっと余裕のある職場に転職して欲しい」

僕の健康のことも気にかけてくれていたようです。

そして妻の家系は自営業の人や、どうやって生活してるのかよくわからない芸術家の人とかもいて。わりと寛容だったんですよね。

実の両親でなくても、味方はいる

次に妻の実家にいった時も、妻を交えてそれとなくお義父さんに話をしてみると。

「景気もいいから仕事なんていくらでもあるやろ」

「体を壊してまでやるような仕事ではない」

なんや、この差は……。

さとる
さとる
まって、実の父親より優しくないか?

教員からの転職を両親に打ち明けるべきか?

「教師をやめるなんて考えられん!」という僕の父親と、そもそも自分の意見というものがあまりない母親。

僕ら夫婦が出した結論は

「思い切って黙っていよう」

「親に発覚しないうちに数ヶ月で転職を決める」

でした。ちなみに教員やめてから転職活動してます。

教員からの転職、両親に黙っているとどうなるか?

父親にだけ黙っていて母親には伝えるという選択肢もあったのですが。

母親の性格上、僕が「公務員やめる」なんていったらおそらく不安になる。

黙っていられない→父親にいう

というのが予想できたので、両親に黙っていました。

僕の実家は自宅から車で1時間くらいのところにあるのですが、元々忙しくて数ヶ月に一回くらいしか顔を出してなかったんですよね。

妹も離れたところで暮らしているので、まあバレへんやろと。

転職活動中は結構あせる

当初、ハローワークの求人のショボさに絶望したり、転職サイト経由で書類選考にのぞんでもなかなか通過せず、最初の一ヶ月はかなりあせっていました。

両親に告げないというのは上記のようなデメリットもあります。

その後、転職エージェントを利用したり、書類作成のコツや面接でも場馴れしてきて、ようやく事態が好転していきます。

父親との関係は悪くなる

すったもんだの末、ようやく就職先が決まり、さすがに両親に黙っているわけにもいかなくなりました。

直接本人から聞いたわけではありませんが、父親は僕が教員をやめたことを人づてに聞いていたようです。

その後、転職後1年くらいで、長女が生まれたりして顔を合わせる機会も多くなり、両親との関係は徐々に修復していきました。

両親に転職のことを黙っているのは関係が悪くなる可能性がありますが、時間が経てば解決してくれる、という考え方もあります。

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家族には色んな形があっていい

「家族は何よりも大切にすべきものだ」

「家族には何でも打ち明けるべき」

果たして100%そうだと言い切れるでしょうか?

もちろん、仲が良くて、家に帰るとホッと安らげるようなそんな家庭がいいに決まってます。

殺人事件の加害者のうち、約40%は三親等以内の親族というデータもあります。

家族は近しい関係であると同時に、一度こじらせるととてもやっかいです。

教員やめたことを親に告げる義務はない

転職することを親に言えと法律で定められてるわけではありません。

双方よかれと思ってやっていることが、すれ違いを生むこともあります。

結果的に、両親には申し訳ないと思いますが、僕は親に内緒で教員から転職活動して正解だったと思っています。

同居の場合はなんとかして仲間をふやそう

親と同居の場合は、なかなか隠しにくいですよね。

一昔前のリストラされた父親のように、毎日出勤するフリをして時間をつぶすのも難しいですし。

やめたい理由を大げさにいう、倒れたフリも有効かと。

なんとかして、仲間を増やしましょう。

親世代の価値観は当てにならない

僕たちの親の世代(今の60歳~70歳くらい)は終身雇用が当たり前で、給料は毎年昇給するものでした。

特に、公務員や大企業に勤めれば一生安泰で、退職したあとも退職金や年金が約束されていました。

いまや令和の時代、一生安泰なんて職業はすでに日本からなくなっていることに多くの人が気づいています。

時代の変化についていけない業界はどんどん衰退していってます。

親も子どものことを思って、「公務員をやめるなんてもったいない」と言ってくれるのかもしれませんが、果たしてそれが正解とは限らない。

一度体を壊してしまえば、一生病気と付き合っていかなければならない。

そんな教員・元教員の姿も僕は何人も見てきました。

自分の子どもが挑戦する時は、応援できるような親でありたい、そう思います。

転職を100%勧めるわけではない

僕はどちらかというと「そんなにイヤなら、転職しちゃえよ」派なのですが

転職すれば全て解決! というわけではないと思っています。

心が体がつらくてもう働けないというのがあれば、しかるべき医療機関を受診して休職という選択肢もあります。

休職してから、新しい道を見つけて転職した人もいます。

再度、教職に復帰された方もいます。

教員免許を更新していれば、講師として戻るということもできます。

この記事を読んでいただいた方が理想の働き方ができるように、願いを込めまして本稿をしめさせていただきます。

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