過酷な環境の中で、自分はもう教員を続けられない、やめたい……。
そんな先生たちのホンネ。SNS等を通して痛いほどつたわってきます。
「ハードな要求をしてくる保護者との対応に、メンタルはもう限界」
「日曜日のサザエさんをみていると胸が苦しくなる……教員、やめようかな」
「休職中で同僚と顔をあわすのがツラい。なるべく管理職と面談せずにやめたい」
やめるという意思を管理職に伝えるのは、かなりの労力を使うもの。
伝える前から全身から汗が出てくる。勇気を出していえたと思ったら今後は数時間にわたり校長室に軟禁。引きとめを受けるという……
現在は企業の採用面接や新人教育も担当しています。
退職交渉は僕も経験がありますが、ほんと一世一大の大勝負!
ハンパないストレスが体にふりかかります。
「がんばったけどもう限界、一刻も早くやめたい」
「人手不足で現場はギリギリ……管理職の引きとめを受けそうで不安」
教員をやめたいけど、なかなか言い出せないというあなた。
2018年頃からテレビ報道等でも話題の「退職代行」というサービスをご存知ですか?
料金2万円~5万円ほどで、あなたにかわって勤務先へ退職の意思を伝え、スムーズな退職手続きをサポートしてくれます。
最近急速にのびており、すでに累計2,500人以上の退職を実現している退職代行会社もあります。
ただし、教員ならではの利用する際の注意点もありますので、必ずお読みくださいね。
・退職代行を利用する際の流れ
・退職代行に関してよくある質問
・教員が利用する際の注意点
・教員が使うメリットとデメリット
・実際に代行会社に問い合わせてみた
・教員におすすめの退職代行一覧
もうムリ……限界……というあなた、退職代行サービスで人生やり直すのも一つの方法ですよ。
実際に退職代行を使って小学校教諭をやめた方の体験談はコチラ↓
おすすめ退職代行一覧
退職代行SARABA | ●業界大手、労働組合の運営で安心 ●メール、LINEなどほぼ24時間対応 |
●弁護士法人が運営 ●未払い賃金の回収にも対応 | |
女性の退職代行「わたしNEXT」 | ●女性のサポートに特化した退職代行 ●月3,300円(1年)の分割払いもOK |
もくじ
教員が退職代行を使っても大丈夫! 退職代行とは
退職代行の業界大手「SARABA(サラバ)」を例にとって、サービスの流れをご紹介します。
退職代行のステップ1 相談
・即日対応して欲しい
・勤務先と連絡を取りたくない
・離職票を自宅へ送ってもらいたい
など、実際にサービスを利用するにあたり不安に思っていることがメール、LINE、電話などを通じて無料で相談できます。
退職代行のステップ2 代金の振込み
実際に利用すると決まった際は、代行費用を銀行振込みします。
銀行口座への振込の他、クレジットカード払いにも対応している会社が多いです。
※振込した際のご利用明細をなどを写真をとってメールやLINEに添付して会社へ送ると、よりスムーズに対応可能とのこと
*退職代行「SARABA」では正社員・契約社員、アルバイト共に24,000円(税込み)の一律固定料金となっています。(2023年3月現在)
退職代行のステップ3 代行
代行会社が利用者のかわりに、退職に必要な連絡を代行します。
退職代行「SARABA」では退職が完了するまで、電話・メール・LINEにて回数無制限で対応していただけます。
無事に退職できたあとは、すぐに再就職先を探すもよし、しばらくゆっくりするもよし。
人生の新たなステージへと飛び出しましょう!
退職代行を教員が利用する上でよくある質問
退職代行を教員が利用する上で、よくある質問が退職代行SARABA公式サイトに掲載されていたので抜粋してご紹介します。
検討する際の参考にしてみてください。
本当に退職できますか?
数千件のご相談に対応させていただきましたが、退職できなかったケースというのは今までに一件もありません。そもそも、誰にでも退職する権利があります。
会社から訴えられませんか?
「訴えるぞ」と脅してくる会社もありますが、裁判をするコストを踏まえると、会社側にとって割に合いません。
また、実際に訴えられたケースは一度もありません。
会社から本人に連絡は来ませんか?
ご本人には連絡しないようにお伝えいたしますので、ほとんどの会社はそのように対応していただけます。
ただし、我々(代行会社)に強制力が無いため、会社が本人へ連絡してしまうケースがまれにあります。
保険証などの会社への返却物はどうすればいいですか?
ご本人から会社あてに郵送していただきます。最後の出勤日に会社に置いてくるとその手間もはぶけます。
離職票などの書類はもらえますか?
離職票や雇用保険被保険者証などの必要書類は、会社からご本人あてに郵送していただけるようお伝えいたします。
教員が退職代行について気になる点
きちんと辞めることができるか?
まずは、きちんと辞めることができるかという点。
のちほど退職代行の方からも回答いただいてますが、教員の利用実績もあります。
最近では大手企業や公務員の人事職も退職代行というサービスを知っていて、「ああ、そこまでされたらもう戻ってくることはないんだな」とあっさり退職に応じてくれるケースが多いとのことです。
教員の場合、休職してそのままやめちゃうというパターンも結構ありますからね。
前任校で僕も何人か見てきました。
中にはあまりのツラさに音信不通でバックレる教員もいました。(ヘタをすると懲戒事例)
それに比べると退職代行という他人の手を介してでもきちんと意思を伝えているので、かなりマシかなという気がします。
きちんと退職扱いになりますので、退職金や失業給付金も受け取りできますからね。
教育委員会等から訴えられることはないか?
役所というのは訴えられることはたくさんありますが、自分から訴訟を起こすのは避ける傾向にあります。
表沙汰にしたくないってヤツですね。
とくに「昭和かよ!」ってくらい体質が古い教育界ならなおさら。
在職中なら人事権をチラつかせて言うことを聞かせようとするかもしれませんが、そもそもコチラは退職したいので、効果がありません(汗
わざわざ恥をさらすようなものなので、向こうから訴えられるというリスクはまずないと思います。
教員でも退職代行は使える、法律上の解説
退職代行は法律上問題がない制度なのでしょうか?
業界大手退職代行EXITについて
現役の弁護士さんが回答している記事があったのでご紹介しておきます。
回答:神尾尊礼(かみおたかひろ)弁護士
東京大学法科大学院卒 弁護士法人ルミナス代表
質問.「退職代行サービス」は法律的に問題ないサービスなのでしょうか? 「非弁行為」にあたってしまう可能性も考えられませんか?
※非弁行為とは、弁護士法72条に定められた「弁護士でない者が報酬を得る目的で代理や仲裁、和解などを禁止する」ことに反する行為。
神尾:サービス内容を確認しましたが、このサービスは法律的に問題ないと思います。なぜかというと、退職者の意思を会社にそのまま伝えることは、非弁行為にあたらないからです。
たとえば「退職願を代わりに書く」「損害賠償や給与の未払いについて交渉する」などといった「人が考えた上での行為」は弁護士以外が行ってしまうとアウトです。
一方、「依頼主の希望をそのまま会社に伝える」「返却が必要な貸与品の確認を行う」など「伝達役になる行為」は非弁行為にあたりません。
「退職代行サービス」は、うかがう限り、「伝達役」の範囲内とお見受けしますので、法律的に問題はないでしょう。顧問弁護士から指導を受けて業務範囲の適正化に努めているともうかがっています。
現役の弁護士の方も法律的に問題ないと結論づけていますね。
退職の意志をそのまま勤務先に伝える、など単なる伝達役の行為は法的に問題ないと考えられています。
また、どうしても不安な人は弁護士事務所が監修していたり、実際に弁護士事務所そのものが運営している退職代行サービスもありますので、そちらを利用するとよいでしょう。
\弁護士事務所の退職代行サービス/
教員が退職代行を使うメリット
すぐに退職できる
退職代行を使う一番のメリットがコレですね。
料金の振込みが確認でき次第、即日で勤務先への対応に動いてくれる会社もあります。
もう出勤することがつらい、どうしても勤務先に行かずに退職したい、という方にはとても頼もしいサービスです。
イヤな同僚に合わずにすむ
そもそも、仕事がイヤになる理由の約半分は人間関係に由来すると言われています。
人間関係が理由で病んでしまった場合は、なるべく顔を合わせたくないですよね。
「なんだ!?辞めるのか? 逃げ出すのか?」
「残された私たちの迷惑を考えたことがあるんですか?」
「期中でやめるなんて子どもがかわいそう……人間性を疑いますよね」
上記は全て、過去に僕が職員室で実際に聞いた同僚たちからの生の声です(涙
そんな心無い声を浴びせられる可能性も一気になくなります。
引きとめにも合わずにすむ
実際に僕も退職を管理職に切り出したときに猛烈な引き留めに合いました。
最初は、
「部活動が負担なら土日の練習を減らしてもいい(ただし保護者との交渉は自分でやれ)」
「生徒指導も負担なら校務分掌を見直してもいい(僕の分掌を引き受ける人はもっと可愛そうだと思いますが…)」
管理職も退職者があまりにも多いと自分の評定に影響するのでしょうか?
引き止めたいのか単にその場をしのぎたいだけなのか、よくわからない対応をされて、僕はますます心のライフラインが削られていきました。
そして、僕の退職の意思が固いことを知ると、
「教員やめて仕事なんてあるんですか?」
「小さい子どももいるのに何を考えているんだ?」
そんな引き留めにも合わず、すんなりと退職できるのもメリットですよね。
退職代行を教員が使うデメリット
元の職場との人間関係は絶たれる
退職代行を使うと一気にスパッと教員を辞めることになります。
学校というのは非常に保守的な考えの人が(特に年配の先生に)多いので、「よくわからない退職代行なんぞを使いおって」と見下されて、今後の人生で関わってくれない可能性もあります。
一度転職すると、よっぽど仲良かった人以外とはお付き合いはなくなりますので、そんなに気にすることでもないような気がしますが。
良い出会いは、人間関係を断捨離したあとに訪れるとも言いますし。
費用がかかる
退職代行には料金が発生します。
おおむね20,000円~50,000円程度。
これは高い!という人もいれば、むしろイヤな思いをせずに辞められるのでこれくらいは妥当とネット上でも賛否両論あります。
個人的には、イヤな同僚に合わなくて済んだり、引き留めで軟禁されることも、腫れ物に触るような扱いをされることもなくなるので、数万円でそれがなくなるならアリかなと思っています。
退職代行SARABA に問い合わせてみた
教員が実際に退職代行を利用した実績はあるのか?
もし利用するとすればどんな点に気をつければいいのか?
実際に退職代行会社「SARABA」に問い合わせて聞いてみました。
学校の教員が退職代行を利用した実績はありますか?
はい、学校教師の方の事例が過去にございます。
うつ病等での休職期間中でもやめられますか?
はい、休職中でも、もちろん可能です。
教員が退職代行を利用するのに気をつけるべき点はありますか?
・自治体ごとの対応(退職届などの郵送)が必要
・最終的には任命者が命令して晴れて退職となる
・引き継ぎ書は最低限用意しておいた方がベター
公務員の場合、退職にあたっては、国・各地方自治体毎の方法(規定の退職書類の提出など)に従っていただくことになります。
またお客様の退職に関する連絡を代行させていただきますが、最終的に任命権者(教育長など)の退職の命令をもって、公務員の退職が成立します。
したがって必ず退職ができるという保証はできかねますのでご理解・ご了承のほどお願い致します。
※とはいえ、今までどの自治体の方も最終的に退職を認めていただいておりますので、当社が連絡を代行した限りにおいて、退職できなかったケースはありません。
これは教職の方に限った話ではありませんが、トラブル回避のため引継ぎは最低限行っていただくことをお勧めいたしております。
教員が退職代行を利用できるか実際に問い合わせてみて
といっても退職代行を利用すると非対面での引継ぎが主になると思います。
実際に僕も前任者が辞めてしまって、急遽メールやデータのみで引継ぎをしたことがあります。
前任者から受け継いだファイルやデータ等があれば、万が一のためにきちんと保管しておいた方がよいですね。
・もう無理、今すぐに仕事を辞めたい
・退職交渉がつらすぎる
・費用が掛かってもいいから、誰かにお願いしたい
退職代行サービス一覧
それでは最後に、教員におすすめの退職代行サービスをご紹介しておきます。
退職代行サービスは、料金・実績・退職後の転職支援、弁護士との顧問契約の有無などを比較して選びましょう。
信頼できる業者を選ぶのがいちばんです!
さらに詳しい比較記事は、こちらをご参照ください。
SARABA
業界大手の退職代行会社です。
労働組合が運営する退職代行ですので、勤務先と交渉しても法律違反にはならず安心です。
24時間、電話またはメールにてあなたの悩みに寄り添います。
料金も業界安値で正社員・非正規雇用共に税込み24,000円
万が一退職できなかった場合は、100%返金保障つきです。
\業界大手、素早い対応/
料金 24,000円(税込み)
支払い方法 クレジッドカード
電話、メール、LINEでの相談に対応
実際に退職代行SARABAを使って教員を辞めた方が体験談を語ってくれました↓
弁護士法人みやびの退職代行サービス
東京の弁護士法人みやびが行っている退職代行サービス。
実際の法律事務所が行っている業務なので、未払い残業代などの請求も代わりに行ってもらえます。(得られた金額の20%が報酬として引かれる)
弁護士事務所に頼んで安心。
法律的なことも相談したいという方にオススメです。
料金 54,000円(税込み)
*オプションで未払給与、残業代等の請求(得られた金額の20%が報酬となる)
電話、メール、LINE
または事務所へ来訪(東京都中央区銀座)
\法律の専門家だから安心!/
女性の退職代行「わたしNEXT」
女性の退職代行に特化したサービスなら「わたしNEXT」。
「上司や周りとの人間関係がもう限界」
「辞めると言い出しづらい」
また、実質分割払いもできるので、まとまったお金のない方でも大丈夫。
毎月3,300円(税別、1年間)の定額サービスを申し込めば、すぐに退職できます。
料金:29,800円(税込み)
電話、メール、LINEに対応
月3,300円(1年間)の定額サービスあり
\女性の悩みに寄り添った退職サービス/