教員から転職を考えているあなた。
「次の職場もブラックだったらどうしよう…」
「ブラック企業を見分ける方法はないの?」
確かに、心身の健康を求めて転職したのに、次の職場もブラックだったら目も当てられないですよね。
時間と体力がかなり削られますし、転職活動に費やしたお金と時間もムダになってしまいます。
また、再度転職するとなると「短期で会社をやめた人、民間になじめなかった人」とみなされる可能性が高く、極力ブラック企業には近づきたくない!
こんにちは、「教員からホワイト企業への転職に成功」した、元中学教員のさとる(@SatoruTeacher)といいます。
次の会社もブラックだったらどうしよう…と転職する前は僕もかなりビビっていました。
自分なりに転職活動を通じて得た、ブラック企業の見分け方を伝授いたします。
ちなみにこの記事では
・過労死ラインを超える長時間労働
・未払い残業代など、法令等が守られてない
・パワハラ、セクハラが横行している
をブラック企業と定義いたします。
・常に募集している
・やたらとやりがいをPRしてくる
・ブラックかどうかは業界によっても決まる
転職が初めての人も、この記事を読めばブラック企業の見極め方ができるようになりますよ。
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もくじ
ブラック企業の特徴、常に募集している
常に募集している会社、そこはブラックの可能性が高いです。
・人がなかなか定着しない
・業界で「ブラック」だと知れ渡っているため誰も応募しない
僕もハローワークでこんな出来事がありました。
・未経験者歓迎
・月額給与25万円~30万円+賞与年2回
・住宅リフォームのルートセールス
ハローワークの担当者に聞いてみると、
「そこ、ノルマがキツくてなかなか人が定着しないみたいで、ずっと募集しているんですよね」
常に人を募集していたり、企業の規模のわりに募集人員が多かったりする企業はあやしいですね。
ブラック企業の特徴その2、やたらと「やりがい」をPRしてくる
仕事でクタクタになって帰ってきて、転職サイトをぼっーとみていると
・若いうちから責任ある仕事で成長できる!
・少数精鋭!アットホームな会社です
・やりがいある仕事であなたの夢を実現しましょう
そんな企業紹介をしているところもあります。
もちろん、転職サイトの情報欄は企業をPRする場所なので基本ネガティブなことは書かないのですが、
上記に共通することは、「ふんわりとした抽象的な表現が多すぎる」
「具体的な事業内容、仕事の内容がわいてこない」
こんな会社はキツイ仕事内容を隠している可能性があります。
きちんとした会社なら、業界でのシェアやどんな製品を作っているか、どんな強みがあるかなどをもっと具体的に述べてくれるはずです。
やたらと「やりがい」などキラキラしているワードをPRしてくる企業には気をつけましょう
ブラック企業の特徴その3、業界である程度決まる
その企業がブラックかどうかは、所属している業界である程度決まります。
業界によって、利益率の高い業界、そして低い業界があるからです。
利益率の低い業界ですと、限界まで人件費を削りますので給料が安く、拘束時間が長くなり、その結果社内の雰囲気もギスギスしやすくなります。
参入障壁
他の会社がその業界へ新規参入するのに、どれくらい壁があるか?
新しくその業界で事業を立ち上げるのがどれくらい難しいか?
これを「参入障壁」(さんにゅうしょうへき)といいます。
・大規模な設備投資や研究費用が必要
・事業を営むのに公的な認可が必要
「自分ががんばったらその事業できそうかな?」と考えてみるのもいいでしょう。
参入障壁が高い(つまり既得権益が守られやすくホワイトになりやすい)業界は
電気・ガスなどのインフラ、鉄道、医薬品、飲料、化学、機械などが挙げられます。
参入障壁が低い(つまりブラックになりやすい)業界は
スーパー、衣類などの小売、飲食、建設、などがあります。
個人向けか法人向けか?
個人向けのビジネスと法人(会社や官公庁)向けのビジネスに分けられます。
NTTなどのように両方やっている会社もあります。
法人向けのほうが売上の単価が高いので、利益がでやすく。
個人向けの方が単価が低いので、利益がでにくくなります。
実際に自分の目で確かめる
ネットの口コミ等を利用する
インターネットの口コミを100%信じていはいけませんが、「火のないところに煙は立たない」とはよくいったもの。
複数の口コミで「帰宅時間が遅い」「土日も拘束される」などの書き込みがある場合は、転職先を選ぶのに慎重になったほうが良さそうです。
例えば、「転職会議」というサイトは匿名で企業・法人の口コミを投稿・閲覧することができます。
実際の会社の生の情報を知ることができて大変便利です。
同じ業界で働いている人が身近にいないか聞いてみる
また、その会社や業界で働いてなくても出入りしている人、(法人営業の人や銀行員など)が知り合いにいれば、外からみた客観的なアドバイスをもらえる場合もあります。
僕も実際、法人営業をしているため、約30件ほどの取引先を担当しています。
色んな会社を見ているので、企業を見る目が養われたかなと思っています。
面接や会社訪問などで見極める
実際に書類選考を通過して面接にいくと、面接官=つまり実際にその会社で働いている人とであうことになります。
・職場が整理整頓されてない
・疲れた顔の社員が多い
・社員のマナーや服装が悪い
上記のような会社は要注意です。
「実際にこの会社で働いたら、どんな生活が待っているんだろう?」
娘の結婚相手を品定めするくらいの気持ちで、じっくり観察しておきましょう。
面接官に逆質問をしてみるのも効果的です。できれば事前に質問内容を用意しておくといいいです。
ブラック企業をなるべく避けるには
企業が人を採用するにもコストがかかります。具体的には、
ハローワーク<転職サイト<転職エージェント
の順で採用コストがかかります。
ハローワークは掲載無料ですし、転職サイトは月額数十万円ほどの利用料、転職エージェントは採用者の年収の約30%の負担が会社側としては必要です。
逆にいうと、採用コストを負担できる企業は、採用資金に余裕があり、結果的に会社全体に余裕がある企業ともいえます。
また、転職エージェントを利用すれば、エージェントに給与・仕事内容・離職率・実際にどんな仕事内容かを聞くことができます。
ブラック企業はもうイヤだ! というあなた、転職エージェントに相談してみるのも一つの方法ですよ。
*エージェントにもノルマがあるので、「明らかに自分に合わないやろ…」という求人を推して来た場合は、担当を変えてもらうか見切りをつけて別のエージェントに登録した方がいいでしょう。
ブラック企業の特徴や見るべきポイントをしっかりと抑えて、教員からの転職活動を成功させてください!