「教員からの転職を考えているけど、そもそも転職エージェントってなに?」
「転職サイトと何がちがうの?」
転職初心者は何からはじめたらいいのかわからなーい!
今回は悩めるあなたの頼れる味方、転職エージェントという制度をご紹介します。
転職エージェントとは
人材紹介サービスのひとつ。 転職希望者が抱える様々な悩みを解決し、その求職者にとって最適な転職をサポート。
転職希望者それぞれに、専門のスタッフがついて対応してくれます。
基本的に、サービスは無料。(求人企業がエージェント会社に料金を支払うため)
転職は人生を左右する一大イベント。
転職エージェントをうまく利用することができれば、理想の転職にぐっと近づきますよ!
・転職サイトと転職エージェントの違い
・転職エージェントがおすすめな理由
・エージェントを利用する上での注意点
◆僕が実際に使ってみた転職エージェントの一覧
●業界の知識が豊富 ●給与・労働時間など、企業との交渉力がある | |
●初めての転職でもしっかりサポート ●職務経歴書の添削や面接対策が手厚い | |
●大手企業の求人が豊富 ●平日夜や土曜など時間の融通が効き連絡が取りやすい |
もくじ
教員からの転職、転職エージェントがおすすめな理由
転職サイトと転職エージェントのちがい
「転職サイト」はネット上の求人を自分で調べて応募する。
「転職エージェント」は企業と転職希望者との間に入って求人を紹介してくれる。
という違いがあります。
表にすると以下の通りです。
転職サイト | 転職エージェント | |
応募 | 自分で自由に応募 | エージェント経由 |
転職アドバイス | なし | あり |
経歴書等の添削 | なし | あり |
面接対策 | なし | あり |
日程調整 | 自分で | エージェントが調整 |
企業との条件交渉 | なし | あり |
非公開の求人 | なし | あり |
絶対に転職エージェントがおすすめです!
というわけではなく、自分のスタイルによって使い分けましょう。
またどちらも登録したからといって必ず転職しなければならないわけではありませんのでご安心を。
世の中のトレンドや自分の市場価値をはかるために登録している人もたくさんいます。
両方登録しておくのももちろんアリです。(僕もそうしてました)
転職サイトが向いている人
・とりあえず気軽に募集している求人を見たい
・自分のペースで活動したい
・転職活動に慣れている上級者
転職エージェントが向いている人
・そもそも転職すべきか?自分に何が向いているか?などカウンセリングを受けたい
・職務経歴書の添削や面接対策をしてほしい
・非公開求人に興味がある
教員が転職エージェントを利用すべき5つの理由
・自分に合う業種や職種をアドバイスしてくれる
・内定への近道!面接対策もある
・スケジュール調整や労働条件の折衝もおまかせ
・通常の転職サイトには載らない非公開求人がある
・なんとサービスは無料!
自分に合う業種や職種をアドバイスしてくれる
教師というのは、色んなことを生徒に教えるわりには非常にせまい世界の中で生きています。
しかも拘束時間が長すぎて、世の中の動きに目を向ける余裕がない。
転職と言っても様々な転職先があります。
教師からの代表的な転職先でも、塾講師、介護、事務職、営業、プログラマー、公務員行政職……などなど。
営業職や事務職は、ほとんど全ての会社にあります。ほんと世の中には様々な会社があります。
そして、聞いたことない会社でも、優良な会社はたくさんあります。
我々消費者が知っているのは、最終的にモノを売る会社。
テレビでCMをしている、お菓子や飲料を売っている会社が代表例ですね。
それに比べて企業から企業へ部品や製品を売る会社もたくさん存在します。
名前が知られてなくても、高い技術を持っていたり、生活に役立つ基板部品を作っていたりと隠れた優良企業もあります。
転職エージェント(一般的にキャリアスタッフと呼ばれます)は転職のプロ。実に色んな業界や企業の情報を持っています。
・リクナビNEXTでの業界分類の一例
IT・通信系
メーカー系(電気・電子・機械系)
メーカー系(素材・医薬品他)
商社系(電気・電子・機械系)
商社系(総合商社・素材・医薬品他)
流通・小売系
サービス系
専門コンサル系
マスコミ系
金融・保険系
不動産・建設系
こうして見ると実に様々な業界がありますよね。
こうした様々な業界について、各企業の状況や今後の成長性など専門的なアドバイスをいただけるのが、転職エージェントの強みです。
面接対策もしてくれる
面接対策といえば、大学の教授がやってくれた教採試験の模擬面接くらいしか経験のなかった僕にとっては非常に新鮮でした。
「志望動機は○○な感じで簡潔にまとめましょう」
「1分間で自己PRができるようにしてください」
「自分の長所と短所はきちんと分析できてますか? 短所も『これ、よく考えると良い点でもあるよね』と聞こえるように上手く言い換えて言うといいですよ」
と、そんな感じでダメ出しも含めてアドバイスをいただいてました。
ま業種や企業ごとに「こんな質問が聞かれる可能性がありますよ」と言われ、実際の面接でそのとおりの質問が来た時は「すげえ」ってなりました。
さすがは、転職業界のプロですよね!
スケジュール調整や給与面の折衝もしてくれる
実際に面接のステージに進んでいくと意外と苦労するのが、企業との面接日程の調整。
在職中に転職活動している人は、特に休暇と面接日程を合わせるのが大変。
そちらも転職エージェントが調整してくれます。
また、給与面などの労働条件の確認・折衝も代わりに行ってくれます。
実際の面接のシーンで「毎月の給与はボーナスはいくらですか?」とはなかなか聞きづらいですよね。
そんなことも変わりに聞いてくれるので、安心です。
転職サイトに載らない非公開の求人がある
転職希望者と1対1のやり取りで転職活動を進めていく転職エージェント会社には、非公開求人があります。
企業が非公開求人を出す主な理由
・ライバル会社に人を採用していると知られたくない
・新規事業の立ち上げのため
・なるべく採用に手間をかけずに、マッチする人材を探したい
非公開求人は一般の転職サイトには掲載されてないので、面接の通過率が高かったり、給与面の待遇がいい場合が多いです。
たとえば業界大手のリクルートエージェントの場合、公開求人は約27,000件、非公開求人はなんと10万件以上!
非公開求人にチャレンジできるのも、転職エージェントならではですね。
サービスはすべて無料
至れり尽くせりな感じの転職エージェントですが、上記のサービスはすべて無料。
転職希望者が就職が決まると、転職エージェント会社は採用した企業側から料金がもらえる仕組みになっています。
もちろん、キャリアスタッフさんに丸投げするのではなく、転職エージェント会社を使い倒してやる!くらいの感覚で、主体的に動いていくことが大切です。
だって転職の主役は、あなたですからね!
教員が転職エージェントを利用する際に気をつける点
実際に転職エージェントと面談・あるいは電話するのが基本
転職エージェントのオフィスは基本的に大都市が中心となります。
例えば、リクルートエージェントなら、全国16拠点。dodaなら10拠点というように主要都市が中心となります。
僕も京都の自宅から大阪のオフィスまで電車で一時間ほどかけて通っていました。
そのため、オフィスにいく時間や交通費などが必要になってきます。
電話やSkypeなど面談・相談もできますがやはり時間と労力が少しかかります。
エージェントによって知識や経験の差がある
エージェントも人間です。残念ながら教師にも当たり外れがあるように(失礼!)、エージェントの知識や力量にも個人差があります。
またエージェントによって得意な業界、あまり詳しくない業界がある場合も。
自分の希望と異なる場合は、下記の方法で担当者の変更をお願いすることもできます。
担当者の変更も可能
登録すると、転職希望者に対して担当者が一人ついてくれます。
「〇〇業界に興味を持っているので、詳しい担当者から意見を聴きたい」
「現在の担当の〇〇さんとは、少々認識のズレがあるようで可能であれば他の方ともお話してみたい」
上記のようなメールを送って担当者を変更してもらうこともできますし、サクっと別の転職エージェント会社を利用してしまうのも手です。
複数の転職エージェントに登録しておく
エージェント会社の社風や求人情報の違いもありますので、やはり転職活動をするなら複数のエージェント会社に登録しておくべきです!
あまり多すぎると、エージェントと面談するだけで疲れてしまいますので、3つくらいの会社を併用するとよいと思います。
僕は調子に乗って5つ登録したら、面接が進むにつれて後発のエージェントまで手が回らなくなってしましました(汗
パ○ナさん、あの時は塩対応してしまってごめんなさい。
教師が転職するなら おすすめの転職エージェント
やはり、転職回数が少なく民間企業の情報に詳しくない教員が転職するなら、転職エージェントを積極的に利用していきましょう。
そこで、親身になってサポートしてくれるおすすめの転職エージェントをご紹介します。
リクルートエージェント
ご存知リクルートが運営する転職エージェントサイト。
転職支援実績数はNo.1。転職を志すならまずは登録しておいて損はないエージェントです。
リクルートエージェントでは一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人を取り揃えています。
また定期的に無料の「面接力向上セミナー」等を開催しており、転職に関する様々なノウハウを学ぶことができます。
実際に利用してみたり、周りの口コミを見ての感想ですが、業界の知識が豊富で企業との交渉力があるエージェントが多いなという印象を受けます。
転職初心者も安心して利用できますね。
\転職支援実績数No1/
マイナビエージェント
業界大手「マイナビグループ」の人材紹介サービス。
特に20~30代の転職サポートに強く、大手ならではの人事&採用担当との太いパイプに定評があります。
応募書類の準備から面接対策まで、親身になって転職をサポートしてくれます。
個人的な感想ですが、エージェントの方もあまりガツガツしてなくて、転職初心者でも安心して面談することができました。
\転職初心者を親身にサポート/
doda
転職マガジン時代から運営歴30年という老舗サイト。
求人情報の検索機能が特に充実しています。
特に「転職人気企業ランキング」で大手の求人をまとめて見ることができるのは便利です。
また、こんな所がほんとに自分をスカウトしてくれるの?
という超大手企業から求人紹介メールが来ることもあります。
dodaは転職サイトとエージェントとしての機能2つを兼ね備えています。
最初は求人を見るだけの転職サイトとして登録しておいて、エージェントサービスを利用することも可能。
まずは自分で求人を探してみたいという方も、1人での転職活動は不安を感じるという方も自分に合った求人を見つけることができます。
\あなたに合った求人がきっと見つかる/
実際に僕がdodaを使ってみた体験談はコチラ↓
教員からの転職 転職エージェントを使いこなそう
大手転職エージェントの特徴まとめ
●業界の知識が豊富 ●給与・労働時間など、企業との交渉力がある | |
●初めての転職でもしっかりサポート ●職務経歴書の添削や面接対策が手厚い | |
●大手企業の求人が豊富 ●平日夜や土曜など時間の融通が効き連絡が取りやすい |
まずは、上記3つの転職エージェントを登録しておけば、かなりの量の求人を網羅できるはずです。
教員からの転職は不安がつきもの。転職のプロである転職エージェントに味方になってもらい、ぜひとも新しい人生を拓いていきましょう!
それぞれの転職エージェントについてさらに詳しい解説や口コミをまとめてます。
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