教員生活

教員を辞めるなんてもったいない!それでもあなたは転職しますか?

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「教員を辞めるのはもったいない! なんて言われたけど実際どうなんだろう?」

「教職から離れることを考えている、踏ん切りがつかない」

さとる
さとる
こんにちは、31歳の時に中学教員から機械メーカーの営業職へ転職したさとるといいます。

Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワーさんは3,000人以上。
おかげさまでたくさんの人とつながることができて嬉しいです。

親や周り人たちに「やめるなんてもったいない」と言われている。

それでも、教職から離れることも気になる。

結論は、どっちがいいか悩み抜いて自分で決めてもらいたい。
なのですが、

せっかくなら、進むのか残るのか検討する材料があったほうがいいですよね。

ということで、教員をやめちゃった僕があえて語る
教員を辞めるのはもったいない……かもよ

この記事のまとめ

・教員の給与水準は高い

・雇用も安定している

・退職金や年金も手厚い

・学校の先生のやりがいを味わえるのはこの職業だけ

・「これからの時代の働き方」についてきちんと考えてみよう

教員からの転職を考えている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

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教員を辞めるのはもったいない、給与水準は高い

当サイトで独自にアンケートを実施。

教員からの転職で年収はどうなりましたか?

  • 増えた 1人
  • 変わらず 2人
  • 減った 7人

というわけで、教員やめて他の仕事について年収が減ったという人の方が多いです。

もちろん世の中お金だけが全てではありませんが、生活していくうえで必要なのもまた事実。

僕も教員時代550万円だった年収が450万円にダウンしました。

中には200万円近く減ったという人もいます。

教員の給与水準は世間様に比べてまだまだ高いですからね。

教員をやめるのはもったいない、雇用は安定している

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とくに公立校において、正規教諭の雇用というのはきわめて安定しています。

コロナ禍による、民間の派遣切りや従業員の雇い止めなんてものもありません。

会社が倒産しちゃったので、明日から無職!なんてこともありません。

ただその分、長時間労働や過酷な職場環境で体を壊すというリスクは常につきまといます。

年間5,000人の先生が病気による休職をしていると言われており、心身の不調を自覚しながらもなんとか職場に通っている先生はその数倍はいることでしょう。

僕のTwitterのDMにもほぼ毎日のように、全国の先生たちからの涙が出るようなツラい現状が寄せられています。

また、あくまでも雇用が安定しているのは「正規」教諭のお話。

講師非常勤職員の場合は、原則1年毎の有期雇用ですので、「来年度は更新しません」なんてこともありえます。

正規教諭ならば、病気休暇の期間も手厚いですが、講師で病休に入るとそのまま退職というケースも。

「安定」という言葉の本当の意味についてはよく考える必要がありそうです。

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教員を辞めるのはもったいない、退職金の多さ

京都府で中学の先生を38年間勤めて定年退職した場合の退職金は、およそ2,400万円だそうです。

(実際に2019年春に定年退職した先生にこっそりと聞きました)

定年退職をする教員は全体の何割?

では、定年まで勤め上げる教員は全体のうちどれくらいいらっしゃるんでしょう?

実は、思ったより少ないんです。

定年退職27,412人(63.7%)
普通退職(自己都合や諭旨免職など)9,490人(22.1%)
勧奨退職3,802人(8.8%)
早期退職制度へ応募1,743人(4.1%)

平成30年度地方公務員の退職状況等調査(総務省)より

無事に定年まで勤め上げる教員は、全体の約6割

残りの方は、定年を待たずして退職しています。

ちなみに勧奨退職とは耳慣れない言葉ですが、病気加齢などを理由に定年になる前にやめることで、自治体ごとに規定があります。

あなたが定年まで教員を続ける可能性は、思ったより少ない。

人生100年時代、いつか教員をやめたあとのキャリアについても深く考える必要がありそうです。

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教員を辞めるのはもったいない、学校の先生という仕事

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学校の先生という仕事ができるのは、公立私立の教員だけです。

児童・生徒が集まって、授業し、生活指導を行い、成長を見守る。

その仕事は教員の独占業務です。

フリースクール、不登校の生徒のための支援をするNPOなどもありますが、まだまだ日本では一般的ではなく、そして給与水準や待遇もあまり高いものとは言い切れません。

ブラック労働なのは骨身にしみてわかっているけど、それでも教員を続けている。

そんな先生達が多いのも「やりがい」があるからだと思います。

  • 生徒の1年間の成長を間近でみることができる
  • 「勉強がわかった!」「学校が楽しい」などの反応がダイレクトに伝わる
  • 何より、こどもと関わるのが好き

上記すべてを満たす職業というのは、公立私立校の教員以外ほとんどないのが現状です。

「辞めたいけど、やりがいがあるしどうしよう…」という方は、一度上記のように自分の考える「仕事のやりがい」とはなんなのか、因数分解してみることをオススメします。

教員を辞めるのはもったいない、と周りの人に言われたら

親や家族、同僚に「教師を辞めるなんてもったいない」と言われて迷っている。

そんな相談もよくいただきます。

特に年配の方からのアドバイスですと、

  • 公務員としての安定
  • 恵まれた給与水準
  • 他に仕事なんてあるのか

などが理由になります。

「働き方」に対する価値観はこの10年間でかなり変わってきているのですが、コロナウィルスのおかげで、我々の働き方に対する考え方はさらに変化していくことでしょう。

  • 給料よりも自由な時間
  • もっと自分に合う環境で挑戦したい
  • 本当の安定など存在するのか?

そう思う人達は増え続けています。

現に、当サイトにも10人以上の元先生たちの転職体験談が寄せられています。

学校という枠を飛び出して、次のステージで時には不安になりながらも輝いている人達はたくさんいます。

教員をやめるなんてとんでもない?

あるいは

教員をやめるのも選択肢のうちのひとつ?

あなたの考えをお聞かせください。

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