「毎日帰宅が22時…、ブラック労働はもう限界」
「仕事とプライベートのバランスがとれる、ホワイト企業で働きたい」
「どうやったら、伸びている業界や労働条件のよい会社がわかるの?」
こんにちは、「教員からホワイト企業への転職に成功」した、元中学教員のさとる(@SatoruTeacher)です!
初めて転職する場合は、どのように企業を見極めたらいいのかまったくわからないですよね。
そこで今回は、市販されている「就職四季報」を使ってホワイト企業を探す方法をお伝えします。
「就職四季報」とは、日本の主な企業約5000社のデータが載っている本で、就活をする学生さんをはじめ、転職組にとっても必須のアイテムです。
就職四季報には「総合版」以外にも、「女子版」「優良・中堅企業版」のラインナップがあり、目的に応じて好みのものを揃えるといいです。
・3年後の離職率
・平均勤続年数
・年休取得日数
この記事を読めば、ワークライフバランスがとれていて、長い期間勤めることができるホワイト企業を探す方法がわかりますよ。
教員からの脱出!この数字に注目
3年後離職率
その会社に入社して3年以内に辞めている人がどれくらいいるかを示す数値です。
もちろん、離職率が高い方がブラック、低い方がホワイト企業です。
大卒の若者は3年以内に3割はやめると言われていますが、
実際に、2016年3月に大学を卒業した新規就職者は、32.0%が3年以内に離職したというデータが厚生労働省より出ています。
ということは、やはり平均は30%。
働きやすさを重視するならできれば20%以下の会社を探したいですね。
平均勤続年数
平均勤続年数とは、全社員の勤続年数の平均を表した数字です。
勤続年数が長いということはそれだけ長く勤められる。
・利益率が高い
・仕事がキツくない
・年収がそれなりになる
上記のような労働条件のよい会社が中心となります。
ただし、女性の多い会社や創立されたばかりの会社はどうしても平均勤続年数が低くなってしまうので注意が必要です。
有給取得日数の平均
有給休暇は、法律で定められた労働者の権利です。
しかし、実際に取得できないと意味がありません。
教員でブラック労働に苦しんだあなたならよくわかるはず!
最近は大手でも月一回は年休取得しましょうと呼びかけている企業もあります。
ちなみに僕がいる会社も年間平均12日以上は取得できています。
様々な会社と比較しながら、働きやすい業界・会社を探していきましょう!
他にも、平均残業時間や年収、過去3期の営業利益など、就職四季報には役立つ情報がいっぱい!
業界研究を進めていく人には、必携のアイテムとも言えます。
教員からの脱出!NA(ノーアンサー)に注意
先ほど挙げた3つの数字は就職四季報に載っている数字です。
実は会社によっては項目が「NA(ノーアンサー=回答なし)」としている会社もあります。
回答なしということは、それだけ数値が悪い可能性が高いです。
数値がよかったら、人手不足のこのご時世、会社をアピールするために積極的に開示したがりますからね。
上記の離職率、平均勤続年数、年休取得日数などがNAの企業は要注意です。
結局どこの業界がホワイトなのよ?
各自で就職四季報を買って読んでください! といいたいところですが(笑)一応抜粋しておきます。
◆ホワイトな業界
化学、IT・通信、インフラ、医薬品、飲料 など
◆ブラックな業界
小売、宿泊、アミューズメント、金融、不動産、建設 など
ホワイト業界の中でも、電気・ガスなどのインフラや医薬品は新卒や難関大学出身者でないと入社しにくいのですが、化学メーカーやITは中途採用でも入社しやすくオススメです。
基礎知識を手に入れたら、実際に求人を見てみよう
たとえば、業界最大手の転職サイト「リクナビNEXT」なら約27,000件の求人を閲覧することができます。
〇〇業界特集、〇〇県限定、などの特集もあり、気分転換に求人を眺めているだけでも楽しいです。
さらに行動したい人は、転職エージェントを使ってみる。
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具体的に行きたい業界が決まっている人は、「〇〇業界の求人を紹介してほしい」と転職エージェントに申し出ることで、活動をスムーズに進めることができます。
もちろん、話だけ聞いてみて実際は転職しないという選択肢をとることもできます。まずは情報を得ることから始めてみましょう。