「教員を辞めたら本当に幸せになれるんだろうか?」
「教員をやめて転職したあとって、いったいどんな生活を送っているの?」
そんなお悩みをお持ちの方へ向けた記事を書きました。
おかげさまでTwitterのフォロワー数が5,000人を突破!
いつもいいね・RTありがとうございます
実は僕も教員から転職するまでは不安でいっぱいでした。
もちろん教員から民間企業への転職はむずかしい面もありますが、ワークライフバランスが整った企業もたくさんあります。
戦略しだいで、ホワイト企業への転職も可能です!
僕の場合、
<教員時代>
・朝は7時に学校到着、夜は早くて20時帰宅
・休憩時間はもちろんなし、給食は流し込んで給食指導や生活ノートの点検
・土日もほぼ部活か、持ち帰り仕事
<民間へ転職した現在>
・8時過ぎに出勤
・昼休憩はがっつり1時間、外食もOK
・土日は仕事なし、家族や自分の自由な時間
年収は約100万円減りましたが、それでも妻と家計をやりくりし、楽しく生活できています。
教員を辞めて約5年が経過した今でも悔いはないですし、現在の方が断然幸せです。
この記事を読めば、教員からホワイト企業へ転職したあとの暮らしがリアルにイメージできますよ。
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もくじ
教員辞めたら幸せです!僕の1日
出社時間は教員時代に比べると、かなりゆっくり
自宅から会社までの通勤時間は1時間弱かかるので、7時20分くらいに家を出ます。
現在は妻も正社員として働いているため、僕が週3回長女を保育園へ送っていってます。
出社は8時30分まで。8時20分くらいにユルく出社しています。
ちなみに教員時代は8時15分からが定時でしたが、7時には出勤していました。
教員時代 | 現在 | |
起床 | 5:10 | 6:30 |
家を出る時間 | 6:10 | 7:20 |
保育園の送り | なにそれ美味しいの? | 可能 |
出勤 | 7:00 | 8:20ころ |
午前中の仕事内容 | 朝からモーレツに働く! | ミーティング、メールチェックなどスロースタート |
朝の朝礼、ミーティングなど
8:30から部門内で朝礼があります。
その後、8:40くらいから所属するチーム(いちおう僕が係長です)のミーティングがはじまります。
主に通達事項や注意点、メンバーがその日一日どんなことをするかなどを報告し合います。
うちの会社は毎日朝礼やミーティングをするという昭和チックな香りがする会社なのですが、ユルいのでよしとしています。
メールチェック、見積書や納品物の確認
ミーティングが終わり9時くらいからメールチェック。
取引先からのメールが入っている場合はその対応。
たまーに、緊急の案件がきてザワついたりしますが(せいぜい1ヶ月に数回程度)、基本ルーティーン仕事が多くて平和です。
その後は本日訪問する予定の取引先への見積書などをチェックし、納品する品物を営業車に積み込みます。
あんまり詳しく書くと業界がバレちゃってアレなので……このへんで。
教員やめたら幸せですよ!いざ外回りへ
取引先を営業車で回る
おおむね10時くらいから、取引先を営業車で回ります。
多い日は1日100キロ以上走ることもあります。
高速道路を使うこともありますね。
僕は車の運転が好きなので苦にならないですが、運転がニガテだとキツイかもしれません。
取引先で何をしゃべっているの?
・依頼された商品を納める(一番多い)
・雑談(笑)
・商品の提案など
売上ノルマはあるがそれほど厳しくはない
いちおう、売上ノルマがあります。
が、ふつうに取引先を回っているだけで8割方達成できます。
残りの約2割は取引先の製品や問題点を解決しつつ提案するか、できないと上司との面談が入りますが、そこまでキツくありません。
ぶっちゃけ、教育困難校の保護者対応に比べると100倍マシです。
やってますアピールで割となんとかなりますので(おい)
教員辞めたあとの幸せの時、昼休憩は1時間!
昼食は、外回りの合間に食べます。
今となっては当たり前になっているのですが、昼休憩は1時間がっつり取れます。
妻が週2回ほどお弁当を作ってくれるので、それをいただくか。
あとは外食ランチを楽しみます。
僕はラーメンが好きなので、ネットでお店を検索しつつ新規開拓するのも楽しいですね。
おかげさまで、京都郊外のラーメン事情にだいぶ詳しくなりました(笑)
教員時代 | 現在 | |
昼休憩 | ない(涙) | がっつり1時間 |
昼食 | 給食は飲み物 5分でかき込む | 愛妻弁当を食べるか ランチのお店を開拓 |
教員やめたその後!帰社そして事務作業
そんな感じでランチを交えつつ取引先をまわり、だいたい15時ころに帰社します。
そのあとは主に事務作業。
・日報の作成
・生産部門との調整
・取引先から依頼された見積書の作成、契約書の準備
・チームの進捗確認 など
機械メーカーの生産部門はけっこう職人気質の人が多いので最初は大変でしたが、人間関係が作れればあとは意外とラクだったりします。
この道ひとすじ30年、みたいなベテランの人の話を聞くのは楽しいです。
もちろん、働き方がホワイトなうちの会社でも残業はあります
10月 10時間
11月 8時間
12月 11時間そして、働いた分はきちんと残業代が支給されます
繰り返します
_人人人人人人人人人人人人_
> きちんと残業代が出ます<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄わかります? この違い?
文科省さん?— さとる@教師からの転職 (@SatoruTeacher) January 4, 2020
教員やめたあとの幸せな瞬間!6時には退社して家族と夕食
家族と一緒に夕飯を食べるのは僕の悲願だった
というわけで夕方6時には退社、通勤に約1時間弱かかるので(合間にTwitterをします 笑)
7時には帰宅して家族と夕食を囲みます。
最大の幸せです!
この時のために転職したといっても過言ではありません。
教員を辞めてやっと子育てに関わることができた
妻の作ってくれた温かい料理を楽しみつつ、長男からその日小学校であったことを聞く。
3歳の長女にご飯をあげる。
そのあとは、長男と将棋をしたり花札をして少し遊んで。
2人のこどもと一緒にお風呂に入って、こどもを寝かしつける。
そのあとも持ち帰り仕事なんてありません!
教員やめて自由な時間が増えた
妻とたわいもない話をしたり(最近ではブログをダメ出しされたり、Instagramの投稿を手伝ってもらったりしています)
あとはTwitterで遊んだり、ブログを書いたり、YouTubeを楽しんだり。
やっと手に入れた自由な時間を楽しんでいます。
2022年現在では、Webライターとしての副業で月10万円以上を安定して稼いでいます。
ライターというお仕事に興味ある方は、こちらの記事もご参照ください。
教員やめたら幸せですか?
まとめると、
・自由な時間が増えた
・ストレスが減った
・子育てに関わることが増えた
と僕にとってはいいことずくめです。
一方で、教員を辞めたデメリットとしては
・年収が減った
・社会的信用度(ローンの審査の通りやすさ)は減少
・教員時代のことを思い出すと懐かしくなる
ことが挙げられます。
年収が減ったこと
僕の場合、31歳の時に教員から民間企業へ転職して、年収は約100万円減りました。
月に約5万円、ボーナスは10万円ほどの減少となります。
けっこう痛いかな……と思いきや、実際に暮らしてみると
・スマホ代や生命保険などの固定費を見直しして、家計支出を削減
・部活動の交通費や雑費などの自腹が減る
・飲み会やストレスによる無駄遣いが減る
などの理由で、実は以前と変わらない生活を送っています。
むしろ、健康にもお財布にも優しい生活をすることができます。
参考記事)教員からの転職で年収が減っても生活水準は変わらないカラクリ
社会的信用度は減る
公立校の教員(公務員)のローンの審査の通りやすさは、大手大企業の社員と並んで最強クラスです。
上記を上回る条件で転職できる人はほとんどいないでしょう。
転職することで勤続年数もリセットされます。(一般的に一つの勤務先に長く勤めている方が信用度が高いとされている)
転職すると年収が下がる場合もほとんど。こればっかりはどうしようもありません。
住宅や車のローン、クレジットカードなどの利用予定がある人は、教員でいる間に契約しておいた方がよいでしょう。
教員時代のことを思い出すと懐かしくなる
子どもの頃からの夢だった教員という仕事。
やり切ったという思いもありますが、今でも懐かしくそして少しさびしくなる時があります。
やりがいと、自由な時間・生活、どちらを取るかは多くの人が悩まれるところだと思います。
僕は2021年現在、企業の新人教育も担当しています。
自分が関わった人材が、企業で一人前の社会人として成長してくれる姿は、教員時代にも似た感動を与えてくれます。
教員をやめても、教育に携わることはできるのです。
いちおう、今の勤務先への不満もあるよ
このままだと教員をディスって終わってしまうので、いちおう今の勤務先で「うーん、ちょっと…」と思うことも述べておきます。
・毎日ミーティングがある
・やたらと紙の書類が多い
・上司の決済や指示をあおがないといけない場面が多い
(個人の決済権はあまりない)
・ぶっちゃけ慣れるとそこまで刺激はない
とまあ、不満がないわけでもないのですが
毎日ジェットコースターの先頭にくくりつけられているような刺激(というかストレス)に満ちた中学教員とは大違いですね。
まとめ、教員辞めたら幸福度が高まりました!
教員を辞めたことに後悔はない
色々と書かせていただきましたが、僕は教員を辞めて後悔はありません。
むしろ、人生において幸福度が高まり、家族との時間を取り戻し、健康的な生活を送ることができています。
使い古された言葉ですが、一度しかない人生です。
人生2周目の人はいません。
一度しかない人生だから
今の生活、本当にあなたが望んだ姿ですか?
教員じゃなくても、教育に関わることはできます。
教員免許さえ更新しておけば、経験をつんで講師として戻るという選択肢もあります。
自分の人生で大事にしたいことがあるのなら、転職にチャレンジしてみるのも、僕はアリだと思います。
転職活動のハードルは年々下がっている
転職といっても、日本全体として終身雇用が終わりを告げ、現在はかなり敷居が低くなって来ています。
仕事を続けながら転職活動することもできます。
転職サイトに登録する、気になる求人を見てみる、だけでも立派な転職活動です。
上手くいかなかったら、しれっと教員を続けるという選択もあります。
仕事を探してみて、よい条件のものが出てきたら転職するという考えももちろんOK。
幸せは、自ら掴もうとした人にだけ訪れます。
教員から一足先に転職した先輩として、あなたのチャレンジを心から応援しています。