教員生活

教員なんてやってられない!と思う瞬間7選、続けられないなら転職もアリ

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「教員なんてやってられないよ!」

時給換算したらコンビニのバイトより安いし、ストレスもたまるし、やってらんねー!」

そんな不満やお悩みをお持ちのあなたに共感してもらいたい記事を書きました。

さとる
さとる
こんにちは、31歳の時に中学教員から機械メーカーへ転職したさとるといいます。

現在は企業の採用面接新人教育も担当しています。

「教師からの転職」をテーマに発信しつづけた結果、
Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワーさんは4,500人以上!

おかげさまでたくさんの人とつながることができて嬉しいです。

教師になるのが夢で、苦労して教員免許をとり、採用試験を突破して先生になったものの。

「教師なんてやってらんねー!」
「もう、辞めたい!」

と思う瞬間ってありますよね。

今回の記事では、僕の中学教員時代約9年間の体験と、TwitterからDMでいただいた「やってらんねー」瞬間をお届け。

  • 働かせホーダイ、残業代が出ない
  • 土日も部活動
  • 働き方改革が進まない
  • 自腹が多い
  • 職員室の人間関係
  • なにかと聖職者を求められがち
  • 保護者(モンペ)との対応

ツラいのはあなただけじゃないことがわかって、共感していただくことができますよ。

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教員やってられない、残業代がでない

学校の先生は定額働かせホーダイ

教員をやってられないという意見でもっとも多かったのが、どれだけの時間働いても給料が変わらないこと。

公立校の教員には教職調整額といって、基本給の4%が加算されているのですが、これは時間換算すると約8時間

つまり、8時間以上残業した分はすべてタダ働きなんですね。

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民間ではきちんと残業代が支給されるのに

僕も社会人になったあとの飲み会で大学の同期から、

「今月は仕事忙しかったけど、残業代がたくさんでたから、新しい携帯買っちゃった!」

さとる
さとる
な、なぬ! 残業代だと! そんなものがこの世の中に存在するのか!

と驚愕したのを覚えています。

小学校教諭 28歳
小学校教諭 28歳
今月も残業時間は100時間を超えました。

持ち帰り仕事も含めると130時間は働いています。

この子どもたちは可愛いのですが、この働き方を定年まで続けると思うと辛すぎます。

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教員やってられない、部活動

続いて教員やってらない! と思う瞬間第2位が部活動。

部活動手当が少なすぎる

土日に部活動の指導をすると、自治体によりますが2,000円~3,000円程度の部活動手当が支給されます。

ただし、1日中働いても2,500円!

朝6時から学校に集合して、遠征にいって監督や審判をこなし夕方18時にようやく解散。

さとる
さとる
時給換算すると、とんでもないことに。

専門外の部活を担当

自分が学生時代に打ち込んでいたスポーツの顧問、ならまだやりがいのある瞬間もあるのですが。

やったことのない種目の顧問を担当する場合もあります。

過去の調査によると、40%以上の教員が経験なしの部活動を担当している、との数字が出ています。

現在担当している部活動の競技経験の有無

・中学教員の場合、経験なし 45.9%
・高校教員の場合、経験なし 40.9%

出典:公益法人日本体育体育協会 調査

中学教諭 26歳
中学教諭 26歳

競技経験がないバレーボール部の顧問をしています。

生徒たちからは、なめられるし。

指導書も買ってみたけどさっぱりわかりません。

ジャージや用具なども自腹です。

正直試合を見ていても興味はわかないし。
大会で勝ち進むたびに、心の中では泣いています。

教員やってられない、働き方改革が進まない

仕事は毎年増え続けている

Twitterでアンケートをとったところ、3年前と比べて勤務時間が「変わらない」、「むしろ増えた」と回答した先生たちの合計は、なんと約90%。

ただ、「減ったには、投票したけど。自分から自主的に動いて減らした」という人から何人かリプをいただきました。

実際に業務が減った教員はほぼいなくて、明らかに「業務はどんどん増え続けている」と感じる教員が多いです。

どんどん増える「〇〇教育」

ここ数年でも、「外国語教育」「プログラミング教育」「道徳教育」「消費者教育」などが新しく指導要領に追加されています。

対応するための研修や授業の準備など、先生たちは大忙し。

また、一人一台ずつタブレットを支給してITリテラシーを高める「GIGAスクール構想」も、機器の設定や運用方法などは現場に丸投げ。

先生たちの負担感は増しています。

教員やってられない、自腹が多い

働いているのになぜか赤字!?

学校現場は、1年間で予算が決まっています。

年度はじめに申請できなかったものは自腹で購入することに。

また、部活動も遠征費用がすべて支給されるとは限りません。

部活動手当から往復のガソリン代をひいたら、完全に赤字だったという場合も。

さとる
さとる
タダ働きどころか、働いているのにお金が出ていくという不思議。

民間に転職して驚いた!

僕が民間に転職して驚いたことは、仕事で必要なものは経費申請するばきちんと支給されること。

また、仕事に関連する本も申請すれば、会社が費用を負担してくれました。

Webマーケティングの研修も、研修費用から交通費まで会社のお金で勉強できました。

一方、教育免許の更新費用3万円と交通費も自腹の教員。

転職して年収が下がっても、生活レベルは変わらず維持できています。

教員やってられない、職員室の人間関係

初任なのに完全放置される

初任です。

学年主任に「成績処理の仕方がわからないので教えて下さい」
といったら

「えっ! 知らないの?」と冷たい一言。

他の学年の先生たちになんとか教えてもらいながら、1週間毎日日付をまたぐまでパソコンに向かい死にそうな思いでようやく提出できました。

正直、もう仕事辞めたいです。

職員室、教室、部活動と外部の人があまり入らずに閉じられた世界のせいでしょうか。

社会の常識が通じないというか、ヘンな人も一定数います。

教員同士のいじめもある

激務とストレスで一人が倒れると、その負担が他の先生たちにいき、職員室の雰囲気はさらに悪化します。

教員不足のご時世、臨時教員もすぐに見つからないので、職員室の空気は最悪。

・困っていても助けてくれない、村八分にされる
・学年の決まりごとの情報が自分にだけこない
・生徒の前で説教される

などと、教員同士のいじめもあります。

「いじめはダメ!」と教えている教員がイジメをしている、というとんでもない事件も。

教員やってられない、聖職者を求められる

「教師たるもの、365日24時間教師であれ」

という、バブル世代の猛烈サラリーマンもびっくりの迷言をいまだに持ち出す校長先生もいます。

中には、

あれ、教員ってコンビニと同じで24時間営業でしたっけ??

コロナの休校中の家庭への連絡に、自分の携帯電話を使っていた教員も多いです。

根底には、「教員は生徒や保護者のためにとことん尽くして当たり前」

「教員は聖職者なんだから、お金の話などすべきではない」

という思想がありますよね。

教員やってられない、保護者対応

40人の学級の中で、一人のモンペがいるだけで、仕事は何倍にも膨れ上がります。

「休日に起こった生徒同士のケンカの仲裁をしてください」

「仕事が忙しいので、夜8時からじゃないと対応できません」

私用の携帯電話番号が保護者にバレているので、しょっちゅう電話がかかってきます。

スマホの着信音が鳴るたびに、心臓に電流が走ったような感覚に襲われます。

もう、鬱になりそうです。

キツい保護者対応をしていて、自分の身になったことといえば。

「こういう子どもとの関わり方をしてはいけないんだな、自分が親になった時には気をつけよう」
と反面教師になることくらいでしょうか。

教師に向いてない、と毎日思っているのなら転職もアリ

このサイトは、

「教員から転職したい人が次のステージで輝けるように」

「教員を続けたい人が、悩みが晴れて活き活きと働けるように」

と僕が願いながら作っているサイトです。

・長時間労働やストレスでもう限界
・教員という仕事の将来性が不安
・他にやりたいことが決まっている

そんなあなたは、転職を考えてみるのもアリです。

転職活動といっても、辞表を叩きつけて退路を絶ってひたする突き進む必要もありません。

今の仕事を続けながら活動すれば、よい転職先が見つからなかった時も日常に戻れるのでノーリスクです。

教員以外の世界も覗いてみたいあなたは、まずは一歩踏み出してみるのもアリですよ。

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