こんにちは、「教員からの転職」をテーマに発信をしている元中学教員のさとる(@SatoruTeacher)です。
今回は、教員の生活や教育現場の問題点をわかりやすく、かつリアルに綴ったマンガがTwitterで人気急上昇中のあいさん(@Ai_chii2)をご紹介させていただきます。
まずは、大学入学共通テストの問題点をつづったコチラのマンガをどうぞ。
*あいさんが描かれたマンガをお借りして掲載させていただいております。
どうですか?
すごいわかりやすいですよね!
ドラ○もんとの○太のキャラクターもよく際立っていますよね。
今回はあいさんのマンガはもちろんのこと、教育への思い、そして漫画を描くことになったきっかけなどをご紹介させていただきます。
もくじ
あいさんの漫画を一部ご紹介
大学入学共通テストの漫画
最近話題の大学入学共通テストについて、わかりやすく触れておられます。
こちらは、Twitterでいいね1000以上を叩き出した話題作!
あい先生、そして背後にいらっしゃるその他の先生・生徒の怒りがストレートに伝わってきます。
教員の変形労働時間制の漫画
実際僕も変形労働時間制については記事にしたことがあるのですが、文章で書くととても難しい(いちおう、図解やらで箇条書きやらでわかりやすくはしたつもりですけど)
やはり、漫画の持つチカラって大きいですよね。
あいさんのイラストも素敵ですし、必要な情報を上手に絞って、コマ割りもきっちり工夫されてらっしゃいます。
しっかりオチもついている(笑)
Twitterで人気っぷりにも納得です!
特別支援教育についてもわかりやすく漫画で
2人担任制って楽なんでしょ?
僕は、基本一人担任制しか経験がないので、二人担任制って楽なのかな? と正直思ってました。ゴメンナサイm(_ _)m
二人担任制には、二人担任制ならではの苦労があるようで。
そんなところもわかりやすくまとめてらっしゃいます。
最後の泣いている表情がとても印象的。
小学校と特別支援の違い
あいさんの初期の頃のマンガ。
手書きのタッチも個人的にとても好きです。
僕、特別支援の先生ってすごいと思うんです。
生徒の障害や発達具合って一人ひとり違って、しかも安全にも配慮しながら指導を行っていく。
資料はめっちゃ分厚くてしかも抽象的なんですね。
中学の指導要領で手一杯だった僕がもし担任になったらいったいどうなることやら(汗
「特支って部活ないし楽なんでしょ?」
「戦力外通告を受けた教員のいく所では?」
などと心無い声もありますが、こうした志ある教員の方が懸命にやっておられるという現状ももっと世の中に広まって欲しいなと思います。
あいさんのインタビュー
それでは当ブログ独占記事(笑)
あいさんのインタビュー記事をご紹介します。
教員になろうと思ったキッカケ、志望した動機など
私の専門は特別支援教育です。
特別支援を志望したきっかけは高校時代に特別支援学級のボランティアに行ったことです。
支援学級の先生方が1人1人の発達段階に合わせて支援指導してらっしゃる姿を見て私も教員(特別支援)を目指そうと思いました。
今は小学校の通常学級にも支援を必要とする子供たちがたくさんいます。
また、発達障害などの認知度も上がり、特別支援教育の必要性はますます高まっていると感じます。
まずは専門として特別支援教育を学び、教員になろうと思いました。
教員時代の思い出
楽しかった思い出もたくさんあります。
算数に苦手意識のある子どもがテストで100点をとって「算数得意になった」と言ってくれたときは涙が出るほど嬉しかったですね。
また、子供の自主性は行事で育まれます。
行事の準備をして、それが成功したときは本当に嬉しいです。
辛かったことは長時間労働、教員同士の意見の相違(トラブル)ですかね。
私自身があまり自分の意見を貫き通すタイプではないので不本意のまま仕事が進むことや、パワハラもなかなか相談できないこともありました。
休職することになったキッカケ
同僚からのパワハラです。
学期が終わるまで我慢しようとしましたが、車での通勤途中に電柱に突っ込んで死のうとしたことをきっかけに心療内科を受診し、休職となりました。
管理職も我関せずで誰にも相談できず、本当に苦しかったです。
漫画を描くことになったキッカケ
どんなことを考えながら描いてますか? どんな人に見て欲しいですか?
適応障害の診断がくだったのですが、最初の頃はとにかく動けなくて、ずっと自分は学級の子どもや保護者を見捨てた役立たずだ、死にたいと思っていました。
少しずつ動けるようになり、作業療法の一つとして適応障害、うつ状態について漫画を描き始めました。
すると、同じように苦しんでらっしゃる方からの反響があり、苦しいのは自分だけじゃない、仲間がいるんだと勇気づけられました。
また、フォロワーさん中でパワハラ、セクハラ、長時間労働により休職に追い込まれた教員が多いことに気がつきました。
私が漫画を描くことで少しでも安心したり、希望がもてたりしたらいいなと思っています。
今後の夢など
「苦しむ人の希望になりたい」 これが一番です。
自分が有名になりたいとかインフルエンサーになりたいという思いは全くなくて、
精神疾患の方やいろんなことで苦しんでらっしゃる方に私の漫画を読んでもらい、共感したり、笑ったり、ときにはそれは違うよ!と自分の意見をもったり。
読者の方が人間らしく希望をもつ。
そんなきっかけのひとつになれば良いかなと思います。
あいさんの最新作を見逃すな!Twitterをフォローしよう
「苦しむ人の希望になりたい」
パワハラや精神疾患などの痛みをわかっているあいさんだからこそできる、すてきな活動ですね。
あいさんは現在も精力的に漫画を描かれています。
あいさんのTwitterをぜひともフォローして、最新作を楽しみましょう!
また、TwitterのリプやDM等でリクエストすれば、漫画も書いていただけるそうです。
*あいさんのご体調等もあるのですべてにお応えできない場合があります。
興味の有る方は、リクエストを送ってみてはいかがでしょう。