「教員から転職したいけど、民間企業にいくのは不安」
「教員の仕事に近い仕事なら転職できるのかな」
「就労支援員って教員からなれるのか知りたい」
今回はそんなあなたのための体験談をご用意しました。
30代で特別支援学校から民間の就労支援施設へ転職した、ちゃいさん(@chai20100527)からいただいた体験談です。
ちゃいさん プロフィール
・39歳 女性 元特別支援学校教員
・教育系の大学を卒業後、特別支援学校の教員として採用
・仕事にやりがいを感じていたが、主任になったことで激務に
・子育てとの両立を目指し、働きながら転職活動を開始
・民間の就労支援施設へ転職
・現在は教員の経験を生かしながら余裕のある働き方を実現
特に仕事と子育ての両立に困っているあなた、教員の仕事は好きだけど自分らしく働きたいあなたの悩みを解決する記事です。
お読みいただければ、迷いに対する答えが見つかって一歩踏み出すことができますよ。
<この記事をまとめた人>
現在は企業の採用面接や新人教育も担当しています。
「教師からの転職」をテーマに発信しつづけた結果、
Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワーさんは6,000人以上!
おかげさまでたくさんの人とつながることができて嬉しいです。
もくじ
教員から民間の就労支援員へ転職した体験談
教員になろうと思ったきっかけ
大学3年生のときの介護体験で特別支援学校に行き、言語障害がある自閉症の生徒と接しました。
大変でしたが、言葉が通じなくても気持ちが通じた瞬間があり、それに感動しこの仕事がしたい!と思ったんです。
大学卒業後、特別支援の免許を取得するためにさらに1年大学に通いました。
教員時代の思い出
特別支援学校で印象深かったのは学園祭の劇や合奏の発表会です。
子どもたちが自分で脚本づくりや編曲をし、それをまとめあげて発表したときの達成感が忘れられません。
感動して泣いちゃうくらいの瞬間も沢山あって本当にやりがいを感じていました。
一方苦労したこともあります。
保護者との関係や適応障害で暴力をふるう生徒への対応です。
辛いこともありましたが、同僚や管理職の方が助けてくれ、チームワークで乗り切ることができました。
転職しようと思った理由
昨年初めて主任を任され、育児との両立が困難になってしまったからです。
教師の仕事にやりがいを感じていたので、転職をするかどうか本当に悩みました。
というか、今まで生きてきて一番悩んだと思います。
でも、これからの人生どう過ごしたいか考えたときに
・毎日残業に追われ、土日も仕事をしなければならない
・家族と過ごす時間が取れない
・自分の好きなことをする時間もない
こんな日々でいいのかな?と思い始めたのがきっかけでした。
教員から就労支援員へ転職、大変だったこと
求人条件や活動時間で苦労した
転職で大変だったのは、39歳という年齢の難しさ、教師経験しかないという点です。
一般企業への応募は書類で落とされることが多く、自信をなくしました。
また、仕事と育児に追われながらの活動がなかなか大変で、睡眠時間を削って夜中に履歴書を書いたりしていました。
転職エージェントに助けられた
苦労した転職活動でしたが、リクルートの転職エージェントさんにたくさん助けてもらいました。
民間の転職事情がよく分からない私にも、丁寧にアドバイスをしてくださいました。
そのサポートのおかげで転職活動をがんばれたので、担当の方には本当に感謝してます。
内定先の企業はどんな感じ?
内定をいただいた先は、就労支援系の事業所です。
人数が少なくアットホームな施設でした。
面接してくださった方が、とてもやさしく良い雰囲気でした。
教師の仕事に比べ、物足りなくなるかな?と感じましたが、結構やることは多く充実しています。
同僚が元学校の先生で共感できることも多く、楽しく働くことができています。
教員から就労支援員へ転職するコツ
面接の練習を集中してやる
面接は数を踏むことで緊張しなくなるし、上達します。
自分で動画を撮ってみたり、転職エージェントを利用してみたりして練習してみてください。
質問される内容はパターンがあるのでリスト化しておきました。
答えを想定しておくと、自分の考えの整理もできるので自己分析にも繋がります。
転職理由は前向きに変える
私の転職理由は「育児と両立したいから」なのであまり前向きな印象ではないです。
そのまま伝えるのはマイナスな気がしたので、掘り下げて前向きな理由に変換して伝えました。
例えば
・ライフワークバランスを整えてより充実した支援がしたい
・支援学校での業務は好きなので経験を生かしたい
・事業所をいつか立ち上げたい
などです。
将来のことを考えて希望したということを伝えました。
教員から就労支援員へ転職、おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
民間のことが何も分からないなか、丁寧に対応してくださりとても信頼できました。
ただ、希望する職種が福祉系だったのでそちらの求人は少なめです。
それ以外の職種は豊富なので、民間企業へ転職する方はおすすめです。
ジョブメドレー
電話等の直接的なやり取りは少なかったですが、スカウトがよく来ました。
どんな求人があるのかを知るには便利でよく見ていました。
LINEで企業側とやり取りができるので、気軽に使いやすいです。
介護ワーカー
対応があまり対応が良くない印象でした。
最初だけ電話がかかってきて、希望の職種を探してくれましたが、それ以来連絡がきませんでした。
まとめ、就労支援員に転職を考える教員へひとこと
心の余裕が出て生活が豊かになった
仕事をしながらの転職活動は大変でしたが、家族の協力もあり何とか乗り切ることができました。
転職して、毎日定時で上がることができるのがどんなに素晴らしいことか実感しています。
子供と過ごす時間も増えましたし、心に余裕が持てると毎日の過ごし方も変わってきて、不思議とお金を使うことも減りました。
給与は、実際に100万円くらい下がりましたが、心の余裕と時間には替えられない!と改めて実感しています。
教師は戻ろうと思えば戻れる強みがある
転職活動に踏み切るには、少しの勇気が必要です。
私はTwitterでそんな日々の悩みを呟いていたのですが、さとるさんが
「もし、また教師に戻りたいと思ったときには戻れば良いんです」
と返信をくれました。
「あ!そうか資格があれば、またいつでも戻ることができる!」と思って一歩を踏み出せた気がします。
転職の情報収集からでもOK
まずは、何となく転職について調べてみながら少しずつ動いてみるのがいいかなと思います。
そうするうちに、自分のやりたいこととか、将来像も見えてくるはずです。
「戻りたかったらまた戻ろう!」そんな気持ちでまずは、一歩を踏み出してみてください。
きっと、素敵な未来が待っていると思います。
応援しています!!
ちゃいさんブログ:ー39歳で特別支援教員から転職した話ーLife is choice!
今後ますますのご活躍を祈念しています。