「教員からの転職を考えているけど、不安でいっぱい」
「働きながら、転職活動でできるのかな?」
「内定先が、今よりも労働環境が悪かったらどうしよう……」
そんなお悩みをお持ちのあなたにピッタリの体験談をお届けします。
現在は企業の採用面接や新人教育も担当しています。
「教師からの転職」をテーマに発信しつづけた結果、
Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワーさんは4,500人以上!
おかげさまでたくさんの人とつながることができて嬉しいです。
今回は、小学校の教員6年目、一児の父であるTKさん(@TakuTeacher)からいただいた転職活動体験談をご紹介します。
TKさんは教員を続けながらの転職活動のすえ、人材系の会社への内定を獲得。
最終的に教員に残る道を選択されました!
・生徒一人一人の良さを引き出したい、と教員を志望
・学級のこども数名となかなか関係を築けないこともあり、転職を決意
・教員以外にも居場所があることを知った
・年収や福利厚生、今の同僚との絆も再認識して教員を続けることを決断
教員から転職を考えているけど、将来が不安なあなた。
在職中に転職活動ができるのか、本当に内定がでるのか気になっているあなた。
最後まで読めば必ず勇気がわいてきますよ。
\転職はプロにお任せ/
もくじ
教員からの転職活動が不安ならまずは行動!
教員になろうと思ったキッカケ
中学や高校での学校生活がきっかけでした。
中学では、授業を妨害するやんちゃ坊主たちを見てイライラするようなタイプでした。(笑)
色々な人がいる学校で、できる限りみんなが嫌な思いをせず過ごせるようになればいいのにという思いが、教員を考えた第一歩です。
先生として一人一人の良さを引き出したい
高校では、部活動で全く成果が出せず、とにかく辛かった思い出があります。
自身の努力不足が最大の理由ではありますが、子どもには私のような思いをしなくていいようにしてあげたいと思いました。
大人や指導者になったら一人一人の良さを引き出せるように関わり、のびのびやれる環境をつくりたいと思っていました。
教員時代の思い出
いざ教員になると、嬉しいことももちろんありましたが、どちらかというと辛かったり、うまくいかなかったりする思い出が多かったように思います。
曲がりなりにも数年間教員として勤めさせていただき、教員の仕事と自分がミスマッチしているかもしれないと思う部分はありました。
・0から生み出す独創性(授業、行事の劇、運動会のダンスなど)
・困ったときに自分から質問する積極性
・大人数をまとめるマネジメント力
・忙殺されそうな時にも子どもの前で笑顔でいる「ごきげん力」
教員で必要な力はどの仕事でも求められる
しかし、これらの力は教員だけでなく、どの仕事でも求められることであると思います。
今は「教員と自分が合っていない」ではなく「スキルを身につけてどこでも働ける力を」と思っています。
大変なことの方が多いですが、子どもが笑いかけてくれたこと。お手紙をくれたこと。
保護者の方や同僚の励ましの言葉があり、転職活動を始めるまでは、教員として頑張ろうという一心で日々もがいていました。
教員からの転職が不安だったので実際に行動してみた
転職しようと思ったキッカケ
そんな中、学級の子ども数名となかなか関係が築けない一年がありました。
・授業を受けない。
・騒いだり、泣き喚いたりする。
・暴力、暴言が頻繁に起こる。
・日々罵声を浴びせられる。
そんな態度を取るのはその子たち自身も困っており、私の対応がまずいのも理由の一つだと頭ではわかっているつもりでした。
生徒と向き合えない自分にも嫌気がさした
上記のような子どもたちを受け止め、前向きに頑張れるように支援していくことが、教員の仕事の一つでしょう。
ただ私には、自分なりにあの手この手を尽くしてもどうにも答えてくれないその子たちに対して、
「どうしていうことを聞けないんだ」と、怒りや苛立ちをぶつけるようになってしまいました。
そんな自分にも嫌気がさし、「自分は教員に相応しくない」と思い、転職活動を始めました。
教員から転職活動して良かったこと
転職活動でよかったことは、
・自分の自信に繋がる
・仕事に向き合うのが辛い時の心の支えになる
などいろいろあると思いますが、一番は「教員以外の居場所があることを知れる」だと思います。
教員以外の居場所があることを知れる
学生時代に就職活動を全くせず、教員採用試験一本だった私は、民間への恐怖心みたいなものがありました。
「教員じゃなくても自分を認めてもらえる環境がある」と知ると、「辛くてもしょうがないから教員するしかない」から「大変だけど教員を仕事として自分が選ぶ」という心持ちになります。
自分で決断したから、辛いときに踏ん張れる
転職活動をしなければ、辛い壁にぶつかった時に「もしかしたら教員じゃない未来もあったかもなぁ〜」と、後悔していたことでしょう。
「複数の選択肢の中から自分で選択した」という経験は、今後の自分を支えていってくれるのではないかと思っています。
いざとなれば「じゃあ辞めてあの仕事をしよう」と思えますしね。笑
内定をゲットするために意識したことやコツ
自分を振り返る
内定をいただくには、当然面接をクリアしなければいけません。
その時に自分が今日面接を受けるまでの経歴や、その時々に思ったこと、成功したこと、失敗してもどう乗り越えたかなどをノートにまとめておくと良いと思います。
私にとってこの本は、自分を知る上でとても参考になりましたので、よかったら読んでみてください。
家族、友達に自分の良いところを教えてもらう
私は、教員を思い通りにできない自分に自信を無くして転職活動を始めた人間です。
本当は今の仕事がうまくいっている時に転職活動すべきなので、とにかく自信を持って面接に向かう必要がありました。
その時に、自分の強みを信頼できる人に聞き、教えてもらえることはとても嬉しいですし、自信に繋がりました。
自分では意識していなかった強みが見えてくることもあるので、ぜひやってみてください。
自分も企業を見定めているというマインドを持つ
できるだけ準備したら、最後は堂々と面接を受けたら良いと思います。(私は大抵緊張しますが…)
内定欲しさが出過ぎてしまうと、下手になったり、うまく喋ろうとしてしまいます。
「この会社が毎日働ける場所か、こちらも見定めてやろう!」という気持ちの方が、対等に話せます。
使用した転職エージェントや転職サイト、それぞれの印象
実際に登録した転職エージェントは二つです。
doda
こちらの希望もしっかり聞き入れながら、妥協案や現実的な案も提案してくれました。
教師からの転職で塩対応されるかと思いましたが、親身に相談に乗ってもらえてよかったです。
リクルートエージェント
・割とドライに、テキパキ話し合いが進む印象。
・求人数が多く、職種、職場の選択肢が多い。
・メールが大量に来る。
転職サイトは
求人数が多いので、ここに掲載されている求人に目を通すだけでも私は十分でした。
他にもAxxisの無料個別相談などもZOOMで面談を行いました。
Axxisの転職エージェントサービスは、他と違い、契約者本人がお金を払うものなので、高額な分信頼できる相談ができると思います。一度、無料相談だけでもやってみても良いかもしれません。
転職活動をしたけど、教員に残るのを選んだ理由
内定先の企業の印象
人材業界の会社から、内定をいただきました。
小さい会社ですが、面接官や課長・部長などの人柄もよく、この仕事に愛情を持って勤めている感じが伝わってきました。
面接も仕事でやらされているとか、ドライな感じではなく。
熱量持って「ぜひ一緒にやりましょう」といっていただけたのが嬉しかったです。
人の入れ替わりが激しいということも無さそうだったので、「力を合わせながら働けそうだなぁ」と思いました。
年収や福利厚生はやはり教員の方がよい
とても好印象だったにも関わらず、私が現職を続けようと思った理由については以下の通りです。
・年収や福利厚生はやはり教員の方がよい
・今の職場の同僚に恵まれていることを再認識した
・次の仕事に完全に心を惹かれていたわけではない
・教員はいざという時の休職制度も手厚い
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
辛かったけれど、私が教員を辞めなかった理由(TKさんブログ)
教員からの転職が不安な人へひとこと
転職しても、現職を続けても、自分の中で納得して選ぶことが大切だと思います。
決断するために転職活動をすることは、結局転職しなくとも大きな価値があると思います。
転職に興味があるなら、ぜひ行動することをオススメします!
何か私に力になれることがあれば、いつでもご連絡ください、一緒に頑張りましょう!
まずは行動に移すこと、とても大切ですね。