「教員から転職したいけど、どんな転職先があるのかな?」
「ぶっちゃけ給料は減るの? 休暇は取りやすくなるの?」
「先に退職・転職した先輩たちの話をきいてみたい」
そんなあなたの疑問に徹底的にお答えする記事を書きました。
Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワーさんは6,000人以上。
おかげさまでたくさんの人とつながることができて嬉しいです。
実際に僕が取材させていただいた、元教員の方の転職先は以下の通りです。
- 機械メーカーの営業職
- IT企業のシステムエンジニア
- 教育×IT企業のプログラマー
- メディア運営企業のマーケティング職
- 学習塾、教育関係
- 障害者福祉関係
- コンサル会社
- 不動産業界(インテリアコーディネーター)
- 公立校→私学教員
- 公務員行政職(市役所)
などなど。
25人の”元”先生たちにご回答いただいたアンケートや体験談も以下に掲載しています。
・教員からは実際にどんな転職先があるの?
・年収は? 自由な時間は増えた?
転職した元先生たちに聞いたアンケート
・小学校、中学校、高校、講師などさまざまな立場の元教員の転職体験談のダイジェスト版とリンク集
あなたの境遇に近い先輩もこの中にきっといることと思います。
この記事を読めば、あなたに合った理想の転職先がわかって、前に進む勇気がわいてきますよ!
\3分で適職がわかる/
もくじ
教員からの転職先を決めるための魔法のフレーズ
その質問とはこちらです。
- 教育業界に残りたいか?
- IT業界に興味があるか
- 営業職はできるか?
この3つの質問を自分に投げかけることで、大雑把ですが自分のやりたいことや興味ある職種をかなり絞込りこむことができます。
教育業界に残りたいか?
・子どもが好き
・子どもの成長を実感できるのが楽しい
そんなあなたは引き続き、教育業界に残るのもありです。
今までの経験を存分に活かすことができますし、教員免許を持っていると採用やその後の仕事にも有利に働く企業もたくさんあります。
教育に関わる主な仕事
- 学習塾の講師
- 教育系の営業職
- 教育系IT職
- 児童支援員
- 家庭教師
- 保育士
- インストラクター
などについては、こちらの記事でくわしく解説しています。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
IT業界に興味はあるか?
教育関連に次いで、転職する先生達が多いのが実はIT業界。
最近では特に人気ですね。
- システムエンジニア
- プログラマー
- WEBマーケター
- WEBデザイナー
- IT関連企業の営業職
学校の先生って新しい技術を学ぶのが好きな人もいますし、パソコン周りが得意な人も多い。
・今後も成長性が高く、求人も豊富
・転職市場で価値の高いスキルが身につく
・リモートワークや将来的に独立も可能
・企業選びが重要
・新しい技術を勉強しづづける必要がある
働きながらスキルがきちんと身につく職種に興味のある方は、IT系の企業を選んでみてはいかがでしょう。
詳しい職種の解説やそれぞれのメリット・デメリットについては以下の記事で解説していますよ。
教員は営業職でも活躍できる
教員は、
・人前で発表するプレゼン能力
・相手の課題をスムーズに提案する解決力
・相手とすくに打ち解けられる、コミュニケーション能力
などが仕事を通じて自然と備わっています。
実は、営業職も相性がよい職種であります。
・どの企業でも必要なため、求人も多い
・教員で培った対人スキルを活かすことができる
・AIに代替されにくく「営業」という専門性が身につく
・ノルマや営業手法が過酷な会社もある
(特に常に募集している会社や、平均年齢が若すぎる会社は要注意)
僕も中学教員から機械メーカーの営業職へ転職しました。
営業とひとくちにいっても、業界によって様々。
ノルマにひたすら追われる、クレーマーにペコペコとひたすら頭を下げる。
なんてこともなく、ワークライフバランスがとれた充実した生活を送っています。
教員からの転職先に後悔してませんか?
教員に戻りたいと思う人も中にはいる
・はい 22人
・どちらともいえない 2人
・いいえ 1人
(当サイト独自アンケート:2019年8月〜2023年7月実施)
1名民間企業に就職したものの、やはり教育の現場の方が自分に合っていると再認識してまた講師に戻った方がいらっしゃいます。
「どちらともいえない」方も、教員時代の生活が懐かしく、教職に戻ろうかと考え中とのこと。
ただ、お二人とも「転職活動や民間企業を経験してよかった」とおっしゃっています。
そういう意味では教員から転職した場合の満足度は、「限りなく100%に近い」といえるでしょう。
転職して満足している人が圧倒的
このように、転職して満足されている方が圧倒的に多いですね。
全国的な教師不足の今、また教員免許の更新制度が廃止されたことにより、戻ろうと思えばいつでも教員に戻ることができます。
一方で、教員から特に異業種へ転職できる年齢は限られています。
もし、「教員を辞めたい」「他の仕事をしてみたい」と強く願っているのなら、一度チャレンジしてみる価値はあります。
教員から転職してよかったことを教えてください
・労働時間が大幅に減った。プライベートの時間が持てるようになった。
・ストレスが減って心身ともに健康になった。
・今の勤め先がなくなってもなんとかなる、スキルと自信が身についた。
・若手に仕事を押し付けるという理不尽な文化がない。女性を大切にする社風がある。
・やりたいことにチャレンジできて満足。
教員からの転職先を見つける上で苦労したこと
・教師をつづけながら転職活動すると時間の確保が難しい
・30歳すぎて未経験業種へ応募すると、なかなか書類が通らない
・夏に転職活動したので、着慣れないスーツがよけいに暑苦しかった
・無職になると今まで天引きされていた税金関係を自分で払わないといけないので大変だった
教員からの転職して年収はどうなりましたか?
教員からの転職で年収は減った人が多い
・増えた 2名
・変わらず 3名
・減った 20名
やはり、公務員の基本給+教職調整額という安定した給与に比べると、下がってしまう傾向が多いようです。
参考までにサラリーマン全体と公立校教員の平均年収の比較表を載せておきます。
25歳と30歳時の平均年収の比較
サラリーマン全体*1 | 公立教員*2 | |
25-29歳 | 308万円 | 431万円 |
30-34歳 | 400万円 | 541万円 |
*1厚生労働省 令和3年度調査より
*2総務省 令和3年地方公務員賃金実態調査より
実は世間一般と比べると高給取りの部類に入る教員。
教員だけの世界にいるとなかなか気づかないんですけどね。
ですが、月の時間外労働時間は過労死ラインの80時間を超える場合も…
しかも教職調整給のおかげでどんだけ働いても残業代は出ない。
時給換算するとアルバイトの最低賃金と変わらない…なんて人もいます。
教員が転職で重視するのは労働時間
”あなたが転職でもっとも重要視するのは何ですか?”
少し前にTwitterでアンケートをしたところ、63%の方が「残業などの労働時間」が一番大切と答えてくれました。
国営ブラック企業と呼ばれてすでに久しい教員の世界。
転職理由として、やはりみなさん「自由な時間が欲しい」のかな、と思います。
自由な時間を求めて転職!
僕も転職した理由は色々とありますが、やはり一番は家族とのそして自分自身の自由につかえる時間を増やすことでした。
そのためなら、多少の年収ダウンはやむを得ないかなと考えています。
フォロワーのみなさんに質問📝
あなたがもし転職するとして
もっとも重要視するのは?#教師からの転職— さとる@教師からの転職 (@SatoruTeacher) May 21, 2020
教員は転職先で使えないって本当?
僕も教員から営業職へ転職して、慣れるまで半年くらいはかかりました。
公務員と民間との文化の違い。
求められていることをきちんと把握して、対策をとっていれば大丈夫。
主なポイントは
・時間と費用のコスト意識を持つ
・勤務先のルールをきちんと把握する
・同僚と円滑なコミュニケーションをとる
ことできちんと解决できます。
とはいえ、転職してすぐに即戦力!というのはなかなか難しいですし、企業もすぐに結果を出せとは求めてきません。
仕事を教えてもらう姿勢を持ちつつ、空いた時間は業界の知識や必要な資格を取得するなど、自ら学ぶ姿勢を持つことが大切です。
教員からの主な転職先
それでは教師からの主な転職先について詳しく解説していきます。
- 教育関係(塾講師、放課後デイサービス、ICT支援など)
- ITエンジニア
- Webマーケター
- 営業職
- 事務職
- 公務員(市役所などの行政職)
- 教員(別の自治体や私学など)
「あわせて読みたい」の箇所から詳しく書いてあるページのリンクへ飛べます。
僕が転職を志した約5年前は「教員が転職するための情報」はネット上にほとんどなくて、ほんと困っていました。
教員をやめたいと考えている人、転職も視野に入れている人の参考になればと思っています。
教員の転職先、教育関係
教育関連業界は、出版社、社会人向け教育サービス、障害者支援、ICT教育関連など幅広い求人があります。
教員免許を持っていたり、教員の経験があると優遇される業界でもあります。
【メリット】
・教員免許や経験を活かすことができる
・教員を辞めたとしても、引き続き教育に携わることができる
【デメリット】
・大手教育系(ベネッセや大手出版社など)はそもそも中途での募集が少ない
・教育系ベンチャーや小規模塾・企業などは年収が少ない場合も
放課後等デイサービス
放課後等デイサービス(略称:放デイ)とは、主に障害をお持ちだったり、発達に特性のあるお子さんが放課後や長期休みなどに利用できるサービスのことです。
障害児向けの学童とも言われます。
教員を辞めても、特別支援教育に携わりたい、こどもの発達を支援したい、という人にはぴったりの職種です。
・中学の担任の先生に勧められて&安定していることもあり教員を志望
・1ヶ月の残業時間120時間超えが続き、転職を決意
・特別支援教育に携われることから現在の勤務先に決める
・年収は減ったが、残業は多くても月20時間ほどで健康的な生活を取り戻すことができた。
教員を辞めても教育に携わりたい人は、必見です。
ICT支援ベンチャー
ななつめのやつはし(丸山瞬)さん。
・テレビ出演し「newszero」で芸能人相手に堂々と物申す
・捨てるから始める仕事革命!学校に「5S」の考えを導入
・学校の片付けの本を出版
小学校教員をしながら精力的に活動されていたななめのやつはしさん(本名、丸山瞬さん)ですが、2020年3月に退職。
現在ではICT教育を支援するベンチャー企業で働いてらっしゃいます。
辞めた理由は、学校がツラかったのではなく、他にやりたいことが見つかった。
夢は「全国の学校を片付けること」。
誰もやったことがない道なので、ネットで探しても方法が載っていません。だからこそまずは行動あるのみ。人生をかけた手探りです。
そう、力強く語ってくれました。
また、学習塾の講師や幼児向けお受験教室の講師なども需要があります。
特別支援校の教員から実際に転職活動をして、教育系企業に就職したあいさんが色々と語ってくれました。
教員からの転職先、障害者福祉関係
特別支援学校などに在籍されていた先生の中には、障害者福祉や支援関係の職種につく方もいらっしゃいます。
【メリット】
・教員としての経験や知識を活用し、福祉や就労支援の現場で教育的なアプローチをとることができる
・一部の企業や社会福祉法人では、フレックスタイム制やパートタイム勤務など、より柔軟な勤務体系が取り入れられている場合があり、残業も少なめ
【デメリット】
・特に民間への転職は収入が下がる場合が多い
・職種によっては精神的な負担が大きい
特別支援学校の教員から就労支援員へ転職された女性の体験談はこちら↓↓
年収は下がりましたが、残業はほとんどなく、ワークライフバランスのとれた生活ができているとのことです。
教員からの転職先、ITエンジニア
学校の先生からエンジニアになれる
教員からITエンジニアへの転職は、意外に思われるかもしれません。
実は教育系に次いで、教員から転職する人が多い業界でもあります。
教員の方はもともと頭の回転が早い人が多く、勉強しつづけるのが好きな人が多い。
プログラミングを全く触ったことがない、という人でも大丈夫。
未経験者でもOK!
未経験者OKの求人もありますし、独学やプログラミングスクールで基礎を身に着けてから転職という手もあります。
「転職したいけど、そもそもどんな業界に行ったらよいかわからない!」 という人もまずはIT求人を覗いてみるのがいいでしょう。
【メリット】
・将来性があり、求人が多い
・リモートワークがしやすい
・人材市場で評価されるスキルが身につきやすい
【デメリット】
・新しい技術がどんどん出てくるので勉強しつづける必要がある
・大手企業からベンチャーまで様々なので就職する企業の目利きが必要
体育教員からエンジニアへ、しらかわさん
・学歴に自身もないし、あとは根性しかなかった
・転職を考え、50社以上に応募するも、書類選考が通らず
・苦難の転職活動のすえ、未経験からITエンジニアへの内定をゲット
最後までお読みいただければ、勇気づけられること間違いなし。
追記)しらかわさんは2022年から独立企業し、今ではSNSやLINEステップ構築などを中心としてWEBマーケターとして活躍されています。
女性エンジニア、あにえさん
・新卒で教採試験に落ち、SEになるも毎日デスマーチ
・どうせ残業するならやりたいことで残業したい!と教員の道へ
・休みは月わずか1日! 教育の過酷な現場で心身をこわし休職
あにえさんは、現在はワークライフバランスのとれた生活を送っておられます。
Twitterで時折みせてくれる彼氏さんとのノロケ話にほっこりとしますね。
そんな当たり前の生活を取り戻せるのも教員から転職する魅力なのではないでしょうか?
教員からの転職先、Webマーケター
Webマーケターとは、ネット上で商品やサービスが売れる仕組みを作る人のこと。
新型コロナウィルスによる移動の自粛などでどの企業も集客には苦戦しています。
一方でSNSや検索エンジンなどを使ってネット上で意思決定をする人が増えており、ネットで集客できるWebマーケターは今後ますます需要が高まる職種です。
【メリット】
・将来性に優れている
・Webマーケターは売り手市場なので一度経験をつめば年収などのステップアップがしやすい
・リモートワークや独立がしやすい
【デメリット】
・幅広い知識を勉強しつづける必要がある
情熱マーケター、けいさん
・保護者対応の辛さや教員の仕事の将来性に疑問を抱く
・Twitterのフォロワー数を戦略的に伸ばすことでマーケティング力を企業へアピール
・苦労のすえ、未経験からWebマーケティング職へ内定をゲット
けいさんの「あなたの背中は僕が押す!」のキャッチフレーズのように、とても熱く、包み込むような優しい文章を書いていただきました。
初任教員、適応障害からの転職、あやさん
「恩師との出会いで自分が変わった」
「私も子どもたちが安心してすごせる学校づくりをしたい!」
そんな夢と希望をふくらませて小学校教諭になったあやさんでしたが、そこは想像を絶する過酷な環境でした。
4月からいきなり40人学級の担任を任され、しかも副担任や加配などのフォロー体制はなし。
平日だけでは教材研究や指導案などの業務が追いつかず土日も出勤。
・適応障害と診断され、昨年夏から病休
・その後、僕のツイートを見て転職を決意
・運命の転職エージェントに出会うことができて
・電話や直接面談を重ねて転職活動スタート
・ついに第一志望の会社から内定が出る
とくに初任で「もうつらい…転職できるのかな…」と悩んでいる初任教員の方、読めば勇気づけられること間違いなしです。
教員からの転職先、営業職
私さとるは教員から営業職へ転職
何を隠そう、僕も31歳の時に中学教員から機械メーカーの営業職へと転職しています。
*現在では部署内の移動があり、WEB広報や社員研修など総務部署に配属されています。
「営業職」と聞くと、ノルマがキツそう、商品が売れないと給料がもらえないの? とお思いかもしれませんが。
ルートセールス(決まった取引先を回る)、月額給料固定(ボーナスだけ若干査定がある)の職種もたくさん存在します。
ホワイト企業もまだまだ存在する
営業職を志望する場合は、業界や会社選びには注力するようにしましょう。
イメージだけで敬遠するのはもったいないですよ。
【メリット】
・コミニュケーション力やプレゼン力など、教員の経験を活かすことができる
・求人がたくさんある
・外回りが多いとぶっちゃけサボれる
【デメリット】
・人と話すのがニガテな人には向いていない
・会社、業界によってはノルマがキツイ場合も
教員からの転職先、事務職
文書作成能力やマルチタスクをこなせるのも教員経験者の強みです。
事務職も女性の方を中心に根強い人気があります。
Excel、WordなどのPCスキルがあると重宝されますよ。
【メリット】
・内勤が多く、家庭との両立もしやすい
・労働時間の目処がつきやすく、残業時間もハードになりにくい
【デメリット】
・志望者が多く、倍率が高くなりがち
・職種によっては今後AIに代替される可能性も
高倍率のすえ、企業の営業アシスタント事務職への内定をつかみ、しかも年収をアップさせた女性の体験談はこちら↓↓
元中学教員、現在は医療事務のパートをしながら、ココナラで教員向けのサービスを提供されている女性の体験談はこちら↓↓
教員からの転職先、公務員
教員を辞めて公務員の行政職(市役所や都道府県の職員)になる方もいらっしゃいます。
採用試験を突破する必要がありますが、教採試験で勉強するのに慣れていればなんとか突破できます。
生まれ育った自治体で働けるのはやはり魅力的ですね!
【メリット】
・福利厚生に恵まれている
・教員と組織風土が似ているので馴染みやすい
・倒産、リストラなどのリスクが極めて少ない
【デメリット】
・採用試験を突破する必要がある
・自治体によっては受験の年齢制限がある
特別支援校の教諭から市役所へ転職を決めた、まりさんの体験談です。
教員からの転職先、私立校教員
人間関係がイヤ、家族の都合などでやむなく教員をやめる、などの場合は別の自治体や私学などに転職するという手もあります。
有名私学などは労働環境も整っており、教職員も温厚で働きやすい場合も。
(人気の分、倍率も上がりますが)
昨今はどこの自治体も教員不足なので、勤務経験があれば即戦力として採用されやすくなっています。
また年収や待遇は下がってしまいますが、講師をしつつ副業で自分のやりたいことを極めるというスタイルもあります。
【メリット】
・教員自体を辞めずにすむ
・経験者であれば採用されやすい
【デメリット】
・引き続き、長時間労働や休憩時間なしなどのリスクがつきまとう
養護教諭からITベンチャーへインターン、ふたたび私立校の養護教諭へ転職したHinaさんの体験談です。
20代教員の転職先
20代は異業種への転職も積極的にチャレンジできます。
頭も柔らかく成長性があり、いわゆる公務員体質にもそれほど染まっていません。
企業側としてもポテンシャル(伸びしろ)に期待して採用したくなります。
初任者から1ヶ月で退職、WEBエンジニアへ
2021年に新採教員となったものの2週間で学校へ行けなくなり、5月中旬に退職した女性のみけさん(仮名)からいただいた体験談です。
・毎日22時まで学校に残り、人間関係もうまくいかず過酷な環境で適応障害を発症。
・管理職とも面談のすえ、5月中旬で正式に退職
・その後、WEB上でデザインを学び、転職エージェントも使いながら内定をゲット
現在はWEBサイトを作成するエンジニアとして充実した日々を送っていらっしゃいます。
特に転職を考えている初任者の方には、勇気づけられる内容ですよ。
WEBマーケターへ転職した女性
マーケティングスクールに通いその後転職した、まりもさんの体験談です。
両親が教員だったこと、小学校の先生が人間関係の悩みに親身に相談に乗ってもらったこともあり、教員を志望していたのですが。
・学校は毎日同じことの繰り返しで人間的な成長ができないと判断し、転職を決意
・教員として働きながら転職保証付きのマーケティングスクールに通う
・未経験でWebマーケター職の内定をゲット→2学期で退職→転職
ITスクールに通おうと考えている人や、年度途中での転職を考えている人にとって、とてもためになる内容がたくさん書かれています。
不動産業界へ転職した女性
IT業界以外も、未経験業界への転職は幅広くあります。
僕が実際に転職のサポートをさせていただいた方で、不動産業界のインテリアコーディネーターへ転職した方がいらっしゃいます。
念願だった小学校の教員になったものの、その後あまりのハードワークに体調を崩してしまい、休職。
その後、自己分析からやりなおし、ワークライフバランスを実現しながら、自分のやりたいことが見事にみつかりました。
僕も、「内定がでた」という知らせをいただいた時は、自分のことのように嬉しくなりました。
30代教員の転職先
30代前半まででしたら、まだ何とか異業種への転職の道もあります。
・転職エージェントを有効活用する
・スキルを身につけられるスクールなどを利用する
・独学でスキルを学んで企業へアピールする
などが挙げられます。
僕も実際、31歳の時に中学教員から未経験のメーカーの営業職へと転職しました。
当時の転職エージェントの担当者が、29歳までの募集だったのを頑張ってねじ込んでもらったという経緯もあります。
高校教諭から営業職への転職
高校の社会科教員から人材系企業の営業職へ転職した、よしおさんの体験談です。
元社会科教員だったり、営業職で働いている点が僕と共通点が多いななんて思ってます。
・自らの成長を求めて転職を志す
・書類選考落ちまくり、元教員は使えないと言われたことも
・求人広告などの営業職として内定をゲット
30代で未経験業界へ飛び込みたいあなたにとって、有益な情報がたくさん詰まっていますよ。
学年主任からプログラマーへの道、だいすさん
「ITスキルを伸ばしていくことに興味がある」
「プログラミングスクールって実際どうなの?役立つの?」
そんな声にお応えしてくれるのが、小学校で学年主任まで勤め上げた、だいすさんです。
・超超超ブラック労働や先の見えない職場環境で転職を決意
・一発奮起!スクールでプログラミングを学ぶ
・現在では教育×IT(EdTech:エドテック)の現場で活躍中
IT業界へ興味のある方、必見の記事です。
30代後半になると未経験の転職は難しい
30代も後半に差し掛かると、教育関連の求人が中心となります。
自分の今までの経験を棚卸ししつつ、どの業界や職種が自分に向いているのかしっかりと見定めましょう。
また、教育費、住宅費などお金がかかり始める時期でもあります。
年収、勤務地、残業時間、仕事内容などどこまで妥協できるかが鍵です。
転職先に求めるものには、優先順位をつけて転職活動をしましょう。
40代教員の転職先
40代になると未経験の職種や業界への転職は、難しく今までのキャリアを活かした転職が中心となります。
- 今までのキャリアを活かす
- 趣味や特技を活かす
- コネ、人脈を活かす
- フリーランスとして独立する
今までの経験を活かした転職がおすすめ
例えば、
大手の学習指導塾の塾長や、企画経営職は教員を上回る年収が提示されているものもあります。
年収に妥協しない転職なら、ビズリーチがおすすめ。教育系や官公庁の求人もありますよ。↓
転職ではなく早期退職を狙う作戦も
他にも趣味のYou Tubeでの投稿を活かして、WEBマーケティング会社へ採用が決まった方もいます。
今まで培ったコネや人脈もフル活用しながら、理想の働き方を手に入れたいですね。
もし、夫婦共働きで貯金が十分にあるのなら、セミリタイアという道も見えてきます。
そういう意味では、あえて「転職しない」という選択肢があることも抑えておきましょう。
まとめ、教員からの転職先はたくさんある
「教員からの転職を考えているんだけど、どんな仕事があるんだろう?」
民間企業への就職活動をしなくて教員になった方でも大丈夫!
特に20代から30代前半までなら、未経験でも採用してくれる会社はあります。
また、転職活動をして、自分のキャリアに真剣に向き合った結果、「教員を続ける」という選択をとった人もいます。
転職サイトに登録してどんな求人があるのか探してみる
地元のハローワークを覗いてみる
自分の今までの仕事内容や得意不得意を棚卸しして、職務経歴書を書いてみる。
上記も立派な転職活動です。
理想のキャリアを築くため、一緒に頑張りましょう!
あなたのチャレンジを応援しています。