「教員をやめたいけど、いま一歩踏み出せない…」
「教員をやめたいけど、何からはじめていいかわからない」
「教員をやめたいけど、我慢して働いている」
こんな教員の方々のお悩みが少しでもラクになるような記事を書きました。
こんにちは、約3年前に中学校の教員をやめて民間企業に転職した、さとるといいます。
Twitter(@SatoruTeacher)のフォロワー数はおかげさまで5,000人以上!
教員ってほんと多忙ですよね。
人間関係のストレスなどで、休職したり退職に追い込まれたりする人も非常に多い。
僕も小さい頃から学校の先生になるが夢で…
でも、現実は校務分掌や保護者の対応、よくわからん研究授業の準備……などなど。
学校の激務に疲れている人、まだまだいるんじゃないかな。
ほんとにツラかったら、やめてもいいんだよ。
大丈夫、辞めてもなんとかなるよ!
そう、声に出していいたい!
・教員を辞めたいあなたへ、転職以外の解決方法
・働き方改革
・休職する
・スキルを身に着けて転職に備える
僕は31歳の時に今まで約9年勤めた教員を辞めてしましたが、もちろん転職だけが解決方法ではありません。
最後までお読みいただければ、あなたらしい「教師」という仕事との向き合い方がきっと見つかりますよ。
●教員を辞めたいと思うあなたへ
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もくじ
教員を辞めたいあなたへ贈る3つの方法
教員をやめたいあなたには3つの選択肢があります。
その1、このまま教員を続ける
悩んだすえ、教員を続けるという選択肢ももちろんアリです。
当ブログでは教員の方が仕事の生産性やマインドを高めるためのオススメ本をご紹介しています。
人間関係にお悩みの教員のあなたへ。
僕が実際に読んで役立ったおすすめの人間関係改善の本を3冊厳選してご紹介。
忙しいあなたへ向けた、効率的な読書の方法についても解説しています。
その2、すぐに転職活動をする
転職活動は年齢が若ければ若いほうがいい。
20代なら、未経験者歓迎の求人もたくさんあります。
また、30歳以降で転職を成功させるコツについても紹介しています。
その3、スキルアップをして自分の価値を高める
コツコツと勉強をするのが得意な教員の方はITスキルとの相性がバツグン。
実際にプログラミングなどを身につけて転職や年収アップに成功された方もいらっしゃいますよ。
教員が仕事を辞めたい主な理由
あなたの「辞めたい」動機に近いものはありますか?
「合わせて読みたい」のページから関連記事に飛ぶこともできます。
今までと違った視点から情報収集することで、思いもよらなかった解決方法が見つかるかもしれませんよ。
長時間労働が辛い
当サイトに寄せられた教師たちの声の中で、最も多かったのが「長時間労働がつらい」との声でした。
日教組が2021年の夏に実施した、7014人からのアンケートによると、平均残業時間は1ヶ月あたり96時間44分との回答がありました。
日本教職員組合は15日、学校の働き方改革についての実態調査の結果を公表した。校内での平日の残業時間は1日平均2時間54分、1カ月に換算すると96時間44分だったことが分かった。
出典:日本教育新聞2021年12月20日『教職員の残業、1日平均は2時間54分』
「教員はやりがいのある仕事だけど、人間的な生活が送れない」
「独身の時はなんとかやれたけど、家族との時間がとれない」
と退職を考える人は非常に多いです。
*国立大を卒業し中学教員になったものの、月150時間を超える残業が続き、民間企業の事務職へ転職したこあらさんの体験談はこちら↓
部活指導に疲れた
特に中学・高校の先生たちにとっては非常に負担となっています。
平日は授業が終わってから、土日も練習や大会に費やすなど、体を休めるヒマがありません。
また事故が起きた時は顧問の責任となり、新聞報道などで社会的にさらし者になる可能性も。
自分の経験のある部活動ならまだよいのですが、未経験競技の顧問を担当している先生たちは実に25%以上になります。
日本スポーツ協会によると、担当教科が保健体育でなく、かつ担当部活動の競技経験もない教員は2021年に中学校で26.9%、高校で25.3%に上った。
出典:日本経済新聞2021年8月23日『部活指導、20%超が競技未経験』
ルールを1から覚えたり、生徒から使えない扱いされたり、用具や書籍も自腹で購入したりと時間と神経を消耗しました。
平日も土日も家におらず、妻が完全に家事育児を担っている「部活未亡人」という言葉もあるくらいに、教員とその家族共に負担を強いられているのです。
同僚との人間関係に疲れた
- 仕事が多すぎてみんな余裕がない
- 体育会系の考え方の先生たちが多い
先にもふれたように、長時間労働による先生たちの疲弊が職員室での人間関係にも影響を与えています。
そもそも時間がなさすぎて、新任や若手の先生に教える時間がない。
仕事のストレスをついつい同僚や後輩の悪口をいうことで発散してしまう。
20代の教員が先輩たちから暴行や激辛カレーを無理矢理食べさせられたとする、神戸市小学校教諭いじめ事件(2019年)も記憶に新しいところ。
先輩から心無い言葉やパワハラ・セクハラまがいの指導をされている教員はたくさんいます。
また、教員は共感力が高い分、人目を気にしてしまうHSP傾向の人も多く、人間関係で苦労する教員はとても多いです。
保護者対応が大変
教員が「聖職者」といわれ地域社会から尊敬されていた時代ははるか昔。
今や、教員は定額働かせホーダイのなんでも屋さんになっています。
「家庭への連絡は夜19時以降にしてくれ」
「子どもが起きないので迎えに来て欲しい」
などと、本来の教員の業務とは逸脱した要求が相次いでいます。
僕も実際に保護者から「なめた対応をしてるとネットで晒すぞ!」と脅されたこともあります。
保護者との対応に疲れて、退職を考える教員は多いのです。
将来性が不安
文部科学省は、教師のバトンによる働き方改革をうたっていますが、現状はさらにやることが増えて教員の労働時間はさらに増加傾向にあります。
僕も自分がすでに今いっぱいいっぱいなのに、自分より上の教頭先生が机に山盛りの書類に囲まれ、土日も学校に来て、家族とほとんど会えていないのも目の当たりにしていました。
こんな働き方を定年までずっと続けることができるのだろうか?
もし転職するなら、若いうちの方がよいのでは?
教職を続けることは、常に不安要素がつきまといます。
教員は向いていないので辞めたい
- 授業がうまくいかなかった時
- 行事の段取りが進まなかった時
- 保護者とのトラブルがあった時
などなど、「自分って教員向いてないな」と思う瞬間はいくらでもありますよね。
僕も軽微な「辞めたい」なら何百回も思ったことがありますし、深刻な「辞めたい」も数回あります。
結局、教員を辞めてしまいましたけど。
もちろん
- 毎日向いてないと思ってもう限界
- 違う仕事の方が自分にあっているのでは?
- 他に興味のある仕事がある
のなら、まずは転職活動してみるのもありです。
コロナ禍でさらに仕事が激増
2020年から広まった新型コロナウィルスにより、学校現場で働くことはさらに過酷なものになりました。
- 机や手すりなどの毎日消毒
- 濃厚接触者への連絡
- オンライン授業の準備
- 休講の振替のための土曜日授業
など、業務量は減るどころか増える一方です。
またコロナによる大人たちの不満が、生徒や児童たちにも暗い影を落としています。
「今までと比べて学級経営が大変になった」
「個別に指導を必要とする生徒が増えた」
と嘆く先生たちは非常に多いのです。
僕が実際にお世話になった転職支援サービス
・リクルートエージェント…業界No1の求人数、自分の強みを引き出してくれた
・マイナビエージェント…特に地方の優良求人が多い
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詳しくは、こちらから↓
校種・職種別、教員を辞めたい理由
続いて、校種や職種ごとの先生たちの教員をやめたい理由をご紹介していきます。
小学校
多くの教科をひとりで教えるため、特に若手の先生は授業準備が大変。
発達段階が未熟な児童が成長していくさまはやりがいを感じますが、その分教員の負担は大きいです。
保護者との関わりも多く、時間外の対応などで疲弊してしまう場合も。
中学校
保護者との関わりは少なくなりますが、中学校の教員でみなさんが負担にあげるのが「部活動」。
若手、とくに男性教員はほぼ確実に運動部の顧問を押し付けられます。
他にも進路指導や生徒指導など、思春期真っ只中の生徒たちと向き合っていくのは非常にエネルギーがいります。
*実際に僕が31歳で中学教員を辞めたい時の体験談はコチラ↓
高校
高校の教員を辞めたい理由は、勤務している学校の偏差値や地域での位置づけによってかなり変わります。
いわゆる問題の多い高校ですと、生徒指導や就職への対応。
進学校ですと、進路指導や授業準備など生徒の人生に直結する仕事が多くなります。
やりがいがある分、ストレスがかかり気の抜けない仕事です。
特別支援学校
「問題を起こした教師が行き着く場所」
「一人あたりの生徒の数も少ないし仕事量は少ないのでは?」
同僚とペアを組む場面も多く、人間関係が合わないと悲惨です。
また、行政や医療機関、保護者や地域との連携も常にあり、気の抜けない日々です。
養護教諭
- 各校に1人しか配置されない場合も多く孤立しがち
- コロナ禍で仕事量が増大
- 事務仕事が多く、こどもと向き合う時間がない
と、保健室の先生から転職を志す人もいます。
公立校の養護教諭から、ITベンチャーのインターンをへて、私立校の養護教諭へ転職したHinaさんが体験談を語ってくれました。
常勤講師
- 責任は教諭と同じだけど、給料が少ない
- 研修がほとんどなく、放置される
- 教採試験の勉強をするヒマがない
- 雇用が不安定
など、常勤講師の労働状況は教諭と同様、過酷なものになっています。
また、正規の教諭でも民間での転職活動は苦戦しますが、常勤講師だとさらに厳しくなります。
企業側からは、「正社員としての経験がない」とみなされてしまうためです。
そのため、転職活動するなら若いうち、1年でも早いほうがいい、が結論になります。
教員を辞めたい初任の先生へ
辞めたいと考える新任の先生は多い
初任の時期は教員人生の中でもっとも過酷で辞めたいと思う人が多い時期です。
実際にGoogle社の検索分析によると、「教員 辞めたい 初任」では月間720回の検索がなされています!
*2021年5月のGoogle社提供データより
もちろん、Google以外にも検索や情報収集の手段はありますので、実際にはこの数倍以上の新採の先生たちが「辞めたい」と思っているのです。
1年目の教員が辞めたい主な理由
仕事やめたい、と思う理由は様々ですが、1年目の教員の理由は以下の3つに大別されます。
- とにかく時間がない
- わからないことが多すぎる
- 人間関係がつらい
研修もほとんどないまま、初日からいきなり学校に放りこまれ、1年目から部活顧問や学級担任となる場合も。
人間関係が良好ならまだ救いはあるのですが、どの先生も仕事量が多く余裕がありません。
教員は基本的に1年間は人員が固定のため、最低でも3月末までは我慢しなければならないと思うと、ゾッとしますよね。
初任者からの転職もできる
もちろん、当サイトではやみくもに新卒教員の転職をすすめるものではありません。
自分の教員人生を振り返ってみても、1年目2年目はやはり過酷でした。
それでも、以下の場合に当たる時は退職や転職もやむを得ないのです。
・パワハラ、セクハラ、病気など努力で解決できない
・本人の退職の意思が堅い
・他にやりたいことが決まっている
実際に専門家から話を聞いてみた記事はこちら↓
教員を1ヶ月で辞めたいという考えもやむを得ない
特に1学期の4月5月は、仕事にも慣れておらず研修もほとんどない上に、担任や家庭訪問などを任され、体調を崩してしまうことが非常に多い時期でもあります。
年休や休職(約半年間)を選ぶこともできるのですが、それでも辞めてしまう先生もいます。
辞めたいと願うのはあなただけではありません。
実際に適応障害となり、小学校教員を1ヶ月で辞めて、充電期間ののちWEBエンジニアへ転職した女性の体験談はこちら↓
年齢別、教員を辞めたい先生たちの悩み
続いて、年代別の教員を辞めたい理由についてフォーカスしていきます。
20代は見切りをつけて辞めていく
「辞めたい」と感じる先生が最も多く、かつ実際に行動に移す人が多いのが20代です。
先述のとおり初任者以外にも、2年目や3年目で転職を考えるパターンも多いです。
同様、退職を考える主な理由をしては
- とにかく忙しすぎる
- 若いので生徒や保護者からなめられる
- 先輩や同僚との人間関係
- 民間で働く友達とのギャップに悩む
- 副業ができず、スキルも身につかない将来性に不安
などが挙げられます。
20代でしたら、企業もビジネスでの実績がなくてもポテンシャルで採用してくれるため、未経験業種にも転職しやすいです。
30代は責任が重くなりがち
30代は中堅、ベテランといわれ20代の時に比べるとさらに膨大な仕事量が降ってくる時期です。
各教科や校務分掌の主任や、学年主任などの声もかかりはじめます。
30代教員の仕事を辞めたい理由としては、多忙であること以外に
- 家族との時間をもっと持ちたい
- 年をとって動けなくなる前に転職したい
という考えが多くあります。
30代前半なら、未経験転職でもギリギリ間に合います。
30代後半で退職・転職を考えるなら、今までの経験を活かした教育関連への転職を視野に入れて行動しましょう。
40代は転職のラストチャンス
40代で教員を辞めたいと考える理由は以下の通りです。
- 業務量がさらに多くなってくる
- 体力的にしんどい
- 新しいことを覚えるのが大変になる
自分の子どもも大きくなってきて、教育費のことを考え出す時期でもあります。
仕事でも家庭でも、「責任」という名の負担が重くのしかかってきます。
どうしようもなくつらいのであれば、休職するという選択もあります。
公務員は福利厚生がかなり恵まれているので、おおむね1年半までの休職なら、給料の約7割を受け取りながら休むことが可能。
もし転職を考えるなら、
- キャリアを活かした教育系求人への転職
- 今までの人脈(コネ)を使った採用
- フリーランスとして独立
なども視野に入れながら活動するとよいです。
50代はセミリタイアも視野に入れる
50代で体力的に限界を感じ、退職を考える教員は多いです。
退職金もほぼ満額もらえますし、夫婦共働きなら充分な貯金がある場合も。
必要な時だけ働きながら余暇を満喫するサイドFIRE(セミリタイア)をしながら、残りの人生をのんびりと過ごすことも可能。
「人生100年時代」といわれるくらいまだまだ長いです。
これを機に新しいスキルを学び直してみるのもよいでしょう。
子育て中に教員を辞めたいと思ってしまう
自分の子育てをしながら教員を続けるのは本当に大変ですよね。
育児休職中に辞めたいと思ってしまう
教員(公務員)は最大で3年の育児休職が可能。
その間に自分の子どもとじっくり向き合うことができます。
ですが、復帰が近づくと
「実際に今のままの働き方でいいのだろうか?」
「絶対に忙しくなるし、子どもと向き合う時間がとれるの?」
といった不安を抱える人は非常に多いです。
復帰してから家庭と仕事の両立に悩む
とてもハードな教員の仕事。
実家や親戚などのサポートがあればまだやっていけるのですが。
夫も仕事が忙しく、妻だけの家事育児でなんとか回している。
いわゆる「ワンオペ育児」となって、辞めることを考える人は多いです。
夫の方に充分な稼ぎがあるのであれば、パートや非常勤講師として働く、あるいは一時的に専業主婦になる、のも選択のひとつです。
夫が教員を辞めたいと言ってきたら
「最近、夫が仕事辞めたいとしきりに言っている」
「家のローンもあるし、教育費もこれからかかるしどうしよう」
そうお悩みの奥様からの声が増えています。
まずはありのままを受け入れる
「もっと頑張った方がいいよ」
「管理職に改善してもらうように言えばいいじゃん」
という否定や具体的すぎるアドバイスは避けてください。
ご主人も頑張らないといけないことや、金銭的な面などは充分にわかっています。
わかっている上で弱音を吐いています。
休職という選択も
とはいえいきなり辞めるとなると、金銭的な負担も大きいですし、将来の退職金や年金にも差が出てきます。
心身にすでに異常をきたしているのなら、まずは医師の診断書をもらい休職の手続きをすることも考えましょう。
日本では年間5,000人以上の先生たちが、精神疾患などによる休職をしています。
何も特別なことはないですし、その後復帰されて活躍されている先生たちもたくさんいます。
辞めてもなんとかなる
僕も実際に教員を辞めると夫婦で相談して決断した時に、
「私も働いているし、さとるくんだったらきっと仕事見つかるから大丈夫」
という妻の笑顔に非常に励まされました。
あなたも不安だと思いますが、ぜひご主人に寄り添っていただき、夫婦の絆をより深めてください!
病気になって長引いたり、もっと悲惨な事態をまねくよりは転職して年収が減るくらいなんてことないです。
年度途中に教員を辞めることもできる
「まだ年度途中だけど、仕事を辞めたい」
「一学期なのに、辞めても大丈夫なのかな?」
そんなお悩みをお持ちのあなたへ。
1ヶ月前に申し出をすれば、退職可能
都道府県ごとの職務規定によると、10日から2週間前までに申し出ること。としている場合がほとんど。
おおむね1ヶ月前までに申し出れば、法律に則って退職が可能です。
↓実際に一学期に退職して、インテリアコーディネーターへ転職した元小学校教諭の体験談はこちら
1学期や2学期で退職もできる
とはいえ、年度途中で退職するのは大変辞めづらく、心苦しく思うのもまた事実。
確かに同僚や子どもたち、保護者に迷惑をかけることにもなりますが、
次のステージで社会に還元するという考え方もあります。
↓詳しくはこちらの記事で参照しています。
教員を辞めるなんてもったいない!って本当?
一方で、「教員を辞めるのはもったいないよ」と実生活で声をかけてくる人もいます。
教員の給与水準は高い
辞めるのはもったいない派の意見を挙げると、
・教員の給与水準は高い
・雇用も安定、退職金や年金も手厚い
・いわゆる「学校の先生」のやりがいを味わえるのはこの仕事だけ
確かにそうです。
僕も転職をして給与面では年収100万円以上ダウンしました。
退職金や年金も、教員を続けるよりは下がることでしょう。
自分自身としっかり対話をしよう
結論は、「どっちがあなたにとって正解なのか悩み抜いて決めてほしい」です。
僕にとっては辞めることが正解でも、あなたにとっては正解でない場合も。
答えは、あなた自身の心の中にあります。
見栄や世間体や周りの人達からの評価ではなく、あなた自身としっかり対話をして答えを出していきましょう。
詳しくは以下の記事にがっつり書かせていただいてます。
教員を辞めたことに後悔はない
少し寂しいなと思うことはありますが、今は教員のキャリアに悩む人を支援することで、やりがいも感じています。
学びの時間と自由が手に入る
教員を辞めたことによって
・家族との、そして自分の自由な時間
・新たな世界の広がり、新しい人脈、学び
・副業する自由
を手に入れることができました。
特に、成長期の自分の子どもと触れ合える時間は、お金では決して手に入らないかけがえのないものです。
不安は情報収集や行動することで解消
もちろん、最初はとても不安でした。
ですが教員からの転職のノウハウは、ネットが発達した世の中、いくらでも手に入れることができます。
このサイトでも転職の流れや内定率を高めるコツについては出し惜しみなく発信しています。
どうぞ、参考にしてくださいね。
教育現場に戻ることはいつでもできる
そして、教員不足が叫ばれるこの世の中、「常勤講師としてまた先生に戻る」ことはいつでもできます。
実際、当サイトが独自に実施したアンケートでも20人中18人が「教員を退職して後悔はない」と回答しています。
失敗パターンをきちんと事前に把握して、後悔のない選択をしてくださいね。
優秀な教員ほど辞めるという現状
悲しい事実ですが、僕の教員時代の同僚、そしてTwitterなどでつながっている人たちを見ていると、優秀な先生ほど辞めていきます。
他にも就職先はたくさんある
優秀な先生達が辞めていく理由としては、
・他に就職先があるから
・学校現場がブラックすぎる
・もっとチャレンジしたいから
などが挙げられます。
一度きりの人生だからチャレンジ
もちろん、それでも「現場に残って教育を変えていきたい」、「教員の仕事にやりがいを感じている」という先生達のことはとても尊敬していますし、応援しています。
あなたの今の生活は、本当にあなたが成し遂げたかったことですか?
一度きりの貴重な人生だからこそ、よくよく考えていただきたいのです。
教員を辞めたいならTwitterで情報収集
今の時代はネットに無料の情報がたくさんあります!
SNSで情報収集していくのも一つです。
教員を辞めたいと願う人、あるいはもう少し頑張ってみようという人のためにお役立ちアカウントをご紹介します。
アイムフリーさん
小学校教員。ツイッター教育界隈では知らぬ者がいない重鎮。
「定時退勤」や「初任者のための学級開き」、大縄や百人一首による学級での活かし方など具体的な方法をたくさん発信されています。
アイムフリーさんのnoteも、めちゃめちゃ有益ですよ。
Twitterをはじめて二ヵ月。なぜ働き方改革をしてるんですか?そこまでする労力を考えたら転職すればいいんじゃないですか?ってメッセージがいくつかくるようになりました。そんなの決まってるじゃないですか。この仕事が好きだからですよ。一生教師をするつもりだから環境をよくしたいんですよ☺︎
— アイムフリー☺︎ (@TeacherhaGreat) July 18, 2019
さる先生(坂本良晶さん)
「教育の生産性」をテーマにツイッターフォロワー3万人を超える革命児。
著書も出されており、働き方や時短に悩む先生たちは必読です。
他にも教師のミッションやGIGAスクール、マネー教育など幅広い分やで精力的に発信されています。
このスライド出すの4万年ぶりぐらいですが、僕の『教育の生産性』の思考の根底はここです。#教育の生産性 pic.twitter.com/nYclgl1g8B
— 坂本良晶(さる@小学校教師) (@saruesteacher) September 16, 2020
管理人さとるのアカウント
このサイトの管理人さとるもツイッターをやっています。(@satoruteacher)
フォロワーさんは5,000名を突破。
「教員を辞めたい!」という気持ちに寄り添った発信や、実際に転職して気づいたこと、転職活動をする上でのお役立ち情報を発信しています。
少々、エッジが効いたというか、毒が多めかも(苦笑)。
興味をもっていただいたあなたは、ぜひ、フォローお願いします。
全国の公立学校で教員が足りません!
・59歳まで受験OKにします!
・偏差値40でも教員になれます!
・試験日程を前倒しします
・教育実習してたら筆記試験免除します!
・理系の博士号持ちは免許なしでも採用します←いまココ
そのうち「人類なら誰でもいいから来て」とかいいそう
— さとる@教師からの転職 (@SatoruTeacher) December 5, 2021
教員をやめたいあなたのためのブログ!
このブログは「教員をやめたい、でも何からはじめたらいいのかわからない」
そんなあなたのためのブログです。
教師の転職、面接でのコツ、働き方などについて発信しています。
気になった方は、ぜひともブックマークをお願いします。
2ちゃんねるにも教員を辞めたい人達がたくさん
インターネットの大型掲示板、5ちゃんねる(旧2ch)にも教員を辞めたい先生たちがたくさん書き込んでいます。
他にも「Yahoo知恵袋」などで、教員の人たちのリアルな声を実際に見ることができます。
教員を辞めたいあなたへ、主な転職先
「教員を辞めたい、もう実際に退職を考えている」
「教員を辞めた人たちはどんな所に転職しているんだろう?」
そんなあなたへ、よくある転職先をご紹介しておきます。
「合わせて読みたい」を押すと詳しい体験談のページへ飛べますのでぜひご参照ください。
教育関連
教員という経験を活かして、教育関連の企業に転職する先生たちはとても多いです。
教員免許を保有していると優遇される勤務先もあります。
- 学習塾の講師
- 教育系の営業職
- 教育系IT職
- 児童支援員
- 家庭教師
- 保育士
- インストラクター
など、ひとくちに教育系といっても様々な求人があります。
小学校の教員から放課後等デイサービスの民間企業へ転職したKazuさんの体験談はこちら↓
月120時間以上の長時間労働から、残業時間は月20時間のホワイト労働へ。
今では、ワークライフバランスの取れた充実した生活を送ってらっしゃいます。
ITエンジニア
教員からIT関連へは、一見あまり関係なさそうですが、実は多くの転職成功例があります。
- コツコツと勉強するのが得意なので向いている
- ITは伸びている業界なので将来性がある
- リモートワークや独立がしやすい
などのメリットがあります。
未経験からも自己学習、あるいはプログラミングスクールに通うことで即戦力レベルの知識を身につけることも可能。
伸びている業界へ身を置きたい人は、チャレンジしてみるとよいでしょう。
WEBマーケター
WEBマーケターとは、ネット上でモノやサービスを売る仕組みを作る人のことです。
コロナ禍でどの企業も顧客との対面営業が難しくなり、ネットで自社の販売戦略を練るニーズが高まっています。
プログラミングができなくても大丈夫ですし、教員を超える年収を得ることも可能。
実際に教員の仕事をしながら、マーケティングのスクールに通い転職に成功したくら太郎さんの体験談はコチラ↓
営業関連
管理人さとるは機械メーカーの営業職へ転職しました。
営業とひとくちにいっても、ノルマ地獄で上司から詰められる、お願い営業で心が折れる、とは限りません。
決まったコースを回り、顧客との信頼関係を築きながら営業していくスタイルもあります。
しっかりと業界・企業研究をすればホワイト企業へ転職することもできますよ。
英語教員からの転職
「英語教員を辞めて、違う世界へ羽ばたきたい」
そんなあなたへ。
海外留学経験やTOEICなどの資格を活かして、外資系や商社、人材系などへ転職することができます。
きちんと自分のスキルを棚卸しして、海外相手にビジネスすることもできます。
教員を辞めたい感情は決して甘えではない
ここまで、
- 教員を辞めたい主な理由
- 教員を辞めたい、校種や職種別のお悩み
- 教員を辞めたい人へのお役立ち情報
- 元先生たちの主な転職先
を見てきました。
そして、実際に教員を辞めて転職した僕が提示できる選択肢は以下の3つです。
- そのまま教員を続ける
- 一時的に休職する
- 転職する
なあんだ、そんなことか、と思うかもしれませんが、あなたには少なくとも3つもの選択が用意されているのです。
じっと耐え忍ぶだけが人生ではありません。
そして「転職活動」といっても、逃げ道がない背水の陣で望むものではなく、もし在職しながら転職活動すればノーリスクです。
うまくいかなかった時は、しれっと教員を続けることができます。
また、例え仕事を辞めたとしても、教員免許さえ持っていれば講師として復帰することもできます。
常任講師でしたらそこそこの給与水準もありますし、飢え死にする心配もありません。
教師という仕事は実は「つぶしの効く」仕事なのです。
一度切りしかない人生だから、
- まずは転職の情報を探してみる
- 転職サイトに登録してどんな求人があるのか調べる
- 転職のプロ、エージェントと面談してみて自分の不安を相談してみる
一歩でも進んでみることが、あなたの将来の幸せな働き方につながります。
あなたの「教員を辞めたい!」という悩みは解決できましたか?
あるいは行動することで解決できそうですか?
今、この瞬間が人生で一番若い今だからこそ、後悔のない選択をして欲しいのです。
前に進むあなたを応援しています。
教員からの転職を成功させるには
転職エージェントが成功への近道
「転職活動といっても何からはじめていいのかわからない」
「特別なスキルもないし、転職なんてできるんだろうか?」
そんな悩めるあなたのために「転職エージェント」というサービスを少しだけご紹介します。
転職エージェントとは
・人材紹介サービスのひとつ。 転職希望者が抱える様々な悩みを解決し、その求職者にとって最適な転職をサポート。
・転職希望者それぞれに、専門のスタッフがついて対応してくれます。
・基本的に、サービスは無料。
もうひとつ、転職サイトを使って自分で求人を見つけて応募するやり方がありますが
・そもそも転職すべきなのか?
・自分にはどんな業種や職種が向いているのか?
・職務経歴書の作成
・企業への応募、日程調整、年収などの条件交渉
上記のことをすべて自分でやっていかないといけません。
転職がはじめての教員にはかなりハードルが高いですよね(涙
そんな転職初心者の教員にオススメなサービスを2つご紹介しておきます。
登録・相談は無料! 電話やSkypeなどの相談にも対応しています。
また、登録しても転職を強制されるわけではないのでご安心を!
エージェントに相談した結果、自分のやりたいことが明確になって教員をつづけるという選択肢ももちろんアリです。
リクルートエージェント
転職をしたことがない人も、「リクルート」という名前は聞いたことがあると思います。
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実際に利用してみたり、周りの口コミを見ての感想ですが、業界の知識が豊富で企業との交渉力があるエージェントが多いなという印象を受けます。
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関連記事 「元教員のリクルートエージェント体験談 業界大手ならではのサービスが光る」
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関連記事「ホワイト企業に転職したい!既卒・第二新卒に強いウズキャリの口コミ」
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